アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

料理用の刷毛

2010-04-17 21:11:39 | 便利な道具・好きな道具
 アンティマキのスコーンには、焼く直前に蜂蜜と米油を混ぜたものを塗ります。そのとき使うのが刷毛。この刷毛というものがけっこう使いづらいのです。

 いま、家にあるのがこの3本。左端は3本のうち最も値段が高い。馬の毛なのです! でもこの刷毛、製造がよくないのか、手でなでるとときどき毛が抜けるのです。これは困ります。しかも、毛が細すぎて油だけならよいのですが、蜂蜜が混ざったものはどうも固まりになりやすい。それで、右端の樹脂製の刷毛を買いました。100円均一で。

 この青い刷毛ははじめはかなり調子よく塗れました。でも、冬、どろどろになった蜂蜜のなかに刷毛を入れると、先端の刷毛が蜂蜜の中に埋まってしまい、柄が抜けてしまいます。先端の部分を取り出しては柄につけるのですが、いつ取れるかわからなくて不安定でいけません。

 今日はじめて使ったのが真ん中のオレンジ色の刷毛。こちらも100円均一で買いました。買ったときは分からなかったのですが、刷毛の部分がカーブしています。こんな具合に。

 安物だから柄に先端の刷毛部分がうまくはまらなかったのかな、と思いました。まあ、どうせそのうち柄が取れてしまうだろうけれど、せっかく買ったのだからとりあえず使ってみることにしました。

 塗りはじめて、驚きました! スコーンにピタッと刷毛が寄り添うのです。刷毛のカーブは、ケーキやスコーンの曲面にあわせてあったのです。たったの100円でいいものにめぐり合えました。たぶんきっとそのうち、青い刷毛と同じように柄からぬけおちてしまうのでしょうが、そのときは、こういうカーブのあるちゃんとした刷毛を探してみようと思います。新しい形の商品を100円で試すことができたのは、幸いでした。
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田んぼの中に巨石が!!

2010-04-14 21:36:53 | 道端観察記録
 稲武地区小田木町の一集落・高田木を車で走っていたら、田んぼの中に大きな岩がいくつか積み重なっているのを発見しました。

 奈良県の明日香村で、鬼のまな板とか鬼の雪隠などと呼ばれる大きな石を見たことがあります。明日香村は古い寺や大仏もある、古代から続く由緒ある村。これらの巨石は古墳の一部と言われているようです。

 山里の小さな集落で見つけたこの大きな石も、もしかしたらなにかいわれのあるものなのかも。

 そこで、この集落の住人である知人のTさんにたずねると、「ああ、あの石? あれはうちの山神さま」との答えが返ってきました。

 もともとこの石は山の突端にあり、その突端部分の石を彼の家の山神として祭っていたのだそうです。ところが、農地の構造改善のため山を大幅に削ることになり、そのとき大きな岩(=山神さま)だけ残したとのこと。それで、こんな不思議な光景が生まれたのです。

 やはり由緒はありました。彼の家ではいまでも年に一度、この「山神さま」のお祭りをしているそうです。
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易しく優しいパンとスコーンとスープの講習会、終わりました

2010-04-13 21:57:24 | イベント記録
 4月4日、春爛漫の日曜日、どんぐり工房で、「易しく優しいパンとスコーンとスープの講習会」が開かれました。主催はどんぐり工房のいなぶ山里体験推進協議会。講師は私です。

 3名のキャンセルが入ったため、当日来られたのは8名の女性たち。最年少は小2のFちゃんです。3時間で3種のメニューを作るので、かなり忙しい講習会になりました。

 メニューのひとつ、「こねずに作るパン」は、粉と塩と通常の半分量のイーストに大目の水を加えて、混ぜるだけでふっくらふくらむおもしろいパンです。この日は、玄米ご飯&胡桃入りと、タカキビ&キャラウェイシード入りを作りました。

スコーンは、「アンティマキのスコーン」として道の駅などで販売しているものです。牛乳、バター、卵を使わず、豆乳と米油を使ってあっさりヘルシーに仕上げました。間にジャムを挟んで焼いているのが特徴。この日は、ブルーベリージャムと果実をはさんだスコーンと自家製塩煮りんごジャムをはさんだスコーンを作りました。

スープは、ニンジンを主にした野菜スープです。はじめにじっくり蒸し炒めすることで野菜の甘みを引き出します。スープの素や動物性の素材は一切使いません。米をいっしょにいためてとろみをつけます。ミキサーにかけてから鍋に戻し、豆乳を注いでひと煮立ちすれば出来上がり。

 私にとって、料理講師を務めるのは初めての体験です。この日までに何度か試作を重ね、友人や家族に食べてもらっては意見を聞きました。スコーン以外は、分量をちゃんと決めて作っていたわけではなかったからです。参加した方々は異口同音に「どれもおいしい!」といってくださり、ほっとしました。

 あわただしい三時間でしたが、初対面の人同士でも料理談義に話が弾み、明るく楽しい講習会でした。参加くださった皆さん、どうもありがとうございます。

 講習会のくわしい内容は、三河の山里便り(コチラ→)をご覧ください。山里便りのスタッフのnecosanが、講習会の様子を臨場感あふれる筆致で書いて下さっています。
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蒲郡で機織体験

2010-04-13 20:40:22 | 小さな旅
三河湾内にある町・蒲郡へ行きました。蒲郡は織物の町として栄えたところですが、いまはずいぶん工場が減っているそうです。でもまだ織物関係の会社や店があるので、私は草木染め用の布を買いに、ときどきこの町を訪れます。この日はちょっと寄り道をしました。

 橋の向こうは竹島です。辺り一帯は公園になっていて、その一角に「竹島クラフトセンター」があります。私たちはここで織物の体験をしました。

 

 同行した友人親子が熱心に取り組んでいるのはコースター。三本取りの木綿糸で織っています。

 私の織りかけのコースター。左端がちょっとゆるくなってしまいました。

 センターの中に展示してあったみかん染めの糸と布。蒲郡はみかんの産地です。私たちもこの日、布地屋のほか、知人宅に寄って夏みかんをいただくことになっていました。みかん染めはあまり聞いたことがありません。写真ではいい色にみえませんが、実物はいかにもみかんらしい黄色です。

 織物を教えてくださった女性が、みかん染めした木綿糸を出してきてくださいました。染めた糸は全部同じ木綿糸。色が異なるのは採取した時期がちがうからだそうです。見ているうちに私もみかん染めをしてみたくなりました。

 彼女の経験では、5月に採取したみかんの枝葉がもっとも濃い色だったとか。それなら今の時期はよさそう。夏みかんをいただくついでに、知人に枝葉も無心することにしました。
 
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今日のハナノキ~その4~

2010-04-13 16:15:03 | アンティマキの場所に生きる動植物
前回の撮影から3週間ほどたっています。枝の先端の赤い芽が日に日にふくらみをましています。数も増えたようです。

 枝を拡大しました。葉っぱか花芽かあるいはもしかしたら、花なのか、まだわかりません。

 もっと大きくなるまで待っていられなくなりました。枝の先端を切り落とします。

 切り落とした枝です。前に調べたとき、「真紅の花をつける」とありましたが、どうやらこれが花らしい。ひとつひとつは小さくて地味。でも、色はとてもシックで深い味わいのある色です。

 図鑑を調べてみました。すると、ハナノキは雌雄異株。雌花も雄花も咲くのですが、「とくに雄花は多数集まってつき、美しいので花の木の名がある」とありました。写真でみると、うちの花はどうやら雌花。ということは、花の木の名の由来になったはなやかな咲き方はしないようです。残念! 


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桜がいっぱい

2010-04-11 00:25:28 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ
 標高400~500mのここ奥三河地域では、春はいっぺんにやって来きます。先月の20日過ぎ、やっと梅が満開になったと思ったら、4月のはじめには桜が咲き始め、いまは散り始めた梅と桜、黄色い連翹や水仙、白い木蓮、赤い沈丁花に加えて、休耕地ではピンクの踊子草や白いナズナの群落も可憐な花を咲かせています。

 稲武の瑞龍寺の枝垂桜はいまが見ごろ。先週末と今週末は桜祭りを開催しています。いつもは閑散としている豊田市稲武支所の駐車場が満車になっていました。寺への花見の客の駐車場所になっているからです。

 旧商店街に飾られた雛人形をみて歩く観光客のすがたもちらほら見え、稲武は、いつもとは打って変わった華やいだ雰囲気です。

 どんぐりの里や枝垂桜のある瑞龍寺、もみじの名所太井平公園があるのは、稲武の中心地、稲武町(旧稲橋地区)と武節町。この中心地からぐっと離れた大野瀬町(長野県根羽村に隣接)にも、美しい枝垂桜があります。

 写真左のほうのひときわ大きな桜がそれ。こちらも寺の境内にあります。寺の名前は大安寺。樹齢は瑞龍寺の桜に比べたらだいぶ若そうですが、周りの桜に引き立てられ、山の緑とのコントラストも抜群です。

 写真を撮った場所は大野瀬のトンネルの手前の広い待避所。「大野瀬町」の看板のあるところです。川の向こうに桜並木が続いています。
 
 隣町・設楽町の名倉地域の川沿いの土手の桜も見事に咲きました。

 ほんの4,5年前に苗木を植えたばかりのように記憶していますが、もう立派な木に育っています。ここの桜並木がすごいところはその長さ。上の写真は、道の駅・アグリステーションなぐらの駐車場から、稲武方面の並木を撮ったところ。反対側にもしばらく桜は続いています。

 稲武方面に戻る途中、桜並木が始まる場所を見つけました。写真の左端まで続いています。端から端まで2キロくらいはありそう。壮観です。
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ワサビの適地

2010-04-08 23:23:22 | アンティマキの場所に生きる動植物
 裏庭の北側の崖っぷちのじめじめした場所でワサビが一株、淡い緑色の葉を伸ばしているのを発見しました。

 確かおととし二株移植し、はじめは草など除いてやっていたのですが、じきにどこに植えたかもわからなくなるほど雑草に埋もれてしまい、とうの昔に消えたと思っていたその一株です。

 こんなひどい場所に移植したワサビがこれほど元気なのだから、元畑の片隅で無事生き延びたワサビの群落(コチラ→)はさぞ立派に生長していることだろう、とおもって見に行きました。
 
 ところが、ワサビの群落はちっとも元気そうではありません。それどころか、日に焼けたようになって、葉の周囲が茶色くなって縮れているのもあります。
 
 どうやら、この場所はワサビには日当たりがよすぎるようです。春のはじめ、元畑に侵入していた竹を何十本も伐採したので、すっかり明るくなっていい場所になったのですが、ワサビにはつらい環境に変わってしまったようです。

 いま移植しなければ、絶えてしまうかもしれません。数株を残して掘り起こし、裏庭のもっとも日の当たらない石垣の真下に移植しました。昨日の午後からずっと上天気だというのに、まだ土がぐちゃぐちゃしているところです。

 何を植えたものだろうかと思案していた、私から見たら悪い環境ですが、ワサビにはもしかしたらとても住み心地のいい場所になるかもしれません。様子を見て、残りのワサビもどこかふさわしい場所に移すことにしようとおもいます。
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今年度最初のチエ流マクロビオティック料理教室を開きます!

2010-04-08 09:58:08 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
 2010年度初の「チエ流マクロビオティック料理教室」を開きます。開催日は風薫る5月。どんぐり工房での体験です。

 チエ流マクロビオティック料理教室は今年で4年目を迎えます。教室をはじめたきっかけやマクロビオティック、私とマクロビオティックとの出会いについては、ブログ内「マクロビオティックとの出会い」「チエ流マクロビオティック料理教室」をご覧ください。

 4月から5月にかけては、稲武が一年で最も美しくなる季節。花がいっせいに咲き乱れ、新緑が始まります。小鳥の鳴き声もあちこちで聞かれるようになります。どんぐり工房の広々とした厨房で、野山の緑を眺めながら、いっしょに楽しく料理しませんか? 


 なお、17日は料理教室終了後、希望者のみ、工房の和室で松島富貴さんの「らら体操」の教室を開きます。体にとってより心地よい動きを探って松島さんが考案した「らら体操」は、体の奥から安らぎを感じる動きです。ぜひご体験ください。

■日時:5月17日(月)・19日(水) 午前10時~午後3時
■場所:どんぐり工房厨房(豊田市旧稲武地区・どんぐり温泉前)
■費用:2000円(材料費別途・1000円程度)
■申し込み:5月14日まで。先着順に受け付けます。
■定員:それぞれ15名。両日とも同じレシピで進めます。
■講師:初田智恵子(大阪在住・クシマクロビオテジッククッキングスクール卒業)
■体操講師:松島富貴(名古屋在住・らら体操創始者)
■申し込み・問い合わせ先:アンティマキ(村田)
 ℡&fax:0565-82-3304 e-mail:auntie-maki@cb.wakwak.com
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「事故多発中」のトンネル!?

2010-04-06 16:53:10 | 道端観察記録
 稲武から恵那市街地へは車で往復二時間弱。豊田市街地より近いので、時々出かけます。その復路、国道257号線沿いの、恵那市上矢作地区のトンネルを差し掛かるとき、いつも思わずぎょっとする立て看板があります。

 「事故多発中!!! スピード注意!!!」

 
 <トンネルの中での「事故」が「多発」しているから、「スピード」に「注意」しろ>ということなのかな?

 だったら、「事故多発! スピード注意!」で、まあなんとかわかります。「中」とくるから、びっくり。「中」といえば、いま目の前でも事故が起きていると言うことになると思うのですが(入院中・食事中と同じように)、ちがうのかしら。しょっ「中」おきている、と言う意味のつもりなのでしょうか?

 稲武を通る幹線道路はふたつ。国道153号線と257号線。でも、153号線に比べたら、257号線はきわめて交通量が少なく、のんびりドライブできるいい道です。そうそうしょっちゅう事故が起きているという話は聞きません。

 もっと近づいて立て看板を大きく撮りたかったけれど、ほんとの「事故多発中」になったらたいへんなので、これ以上近づくのはおきらめました。
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