アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

皮むき手袋

2010-04-22 16:39:35 | 便利な道具・好きな道具
 皮むき用の手袋を買いました。手のひらの部分がでこぼこになっていて、手で野菜をこすると自然に皮がむける道具です。

 新ジャガイモはかなり簡単にむけます。ゴボウもレンコンもニンジンもダイコンもほとんど皮はむかないで調理するのですが、ジャガイモの皮はむいていました。皮が歯に当たるのが好きではなかったからです。でも、「チエのマクロビオティック料理教室」を主宰するようになってから、本来のマクロビオティックのやり方どおり、皮をむくのをやめるようになりました。

 でもジャガイモは曲面が多いので、きれいに洗うのはけっこう面倒なものです。包丁で向いたほうが早いくらいのときもあります。それにかならず芽が残ります。芽は包丁でそぎ取らなければなりません。

 そんなとき、この道具を見つけました。やってみると、かなりいい。新ジャガイモの芽程度ならほぼ楽に取れます。たわしとちがって、取りたい所だけ除くことができるのが便利です。道具を使っているという実感がありません。しいていえば、手の皮がちょっと厚くなっただけといった感じでしょうか。

ゴボウやレンコンも、わざわざ包丁やたわしをつかわなくても手で洗いながら汚れを取り除けそう。野菜洗いが楽しくなるかもしれません。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パンジー染め

2010-04-22 15:48:11 | 草木染め
 友人のYさんのブログに、「パンジー山」と題して「6月ぐらいまできれいに咲いてほしいので、ひたすら花がらを摘もう」(コチラ→)とありました。それですぐに彼女に連絡しました。摘んだ「パンジー山」をください、と。草木染めをするためです。

 先日連絡をもらい、紙袋にいっぱいいただいて帰りました。

 さっそく火にかけ、煮出します。30分ほど煮ると紫っぽい液になりました。漉してから、下処理した布を入れます。しばらくおくと、あざやかな緑色になりました!

 煮出した花がらを鍋に戻し、もう一度煮出します。今度は黄色みのすこし入った緑色になりました。どちらも酢酸銅液につけて媒染。すこし乾いてから撮ったのが下の写真です。

 上が一番液、下が二番液で染めた布です。本物はもっともっと鮮やかな緑です。草木染めというとなんとなくくすんだ色がおおいのですが、パンジー染めはまるで化学染料で染めたみたいに派手な色です!

 いまの季節は、ヨモギやスギナ、カラスノエンドウなどの若草から美しい緑色を染め出せます。ただし、いずれも煮出す時にソーダ灰、炭酸カリウム、重曹などを水に加えてアルカリ水にして煮出します。アルカリ性の薬剤が植物が持っている緑色の成分を引き出すらしいのです。

 ところが、このパンジー染めはちがうのです! アルカリ水にしなくても十分美しい緑色になるのです。

 パンジー染めは、数年前豊田市街地にある手作り工房「ちゃるま」で教えてもらいました。でも、パンジーの花は、咲いているときは摘んだらかわいそうと思い込んでいたので、適当な時期に摘むことができず、ほんの数回しか染めたことがないのです。

 花がらを摘むと長いこと咲き続けるとは、知らなかった。いいことを知りました。庭先にパンジーをたくさん咲かせている知人宅に寄ったら、おしえてあげよう! そして花がらをもらってくることにします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする