アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

アンティマキの場所に育つ木々

2011-12-18 18:15:43 | アンティマキの場所に生きる動植物
  こめこなクラブに新しく入ったTさんは、林学部を卒業し樹木医の資格を持った、森好きの女性です。先日彼女に来てもらって、私の家の敷地内にある木々の名前を教えてもらいました。

  敷地内にありはするものの、自分で買って名前を忘れた木、前の持ち主が植えた木、それに、鳥が糞と一緒に落として行って育った木などがあちこちにあり、いつかちゃんと名前を知りたいものだと思っていたのです。彼女と知り合えてラッキーでした。

  でも、うちの敷地内にヘビもハチもいなくて安全なこの時期は、ほとんどの木々の葉っぱが落ちているので、木の肌と樹形、周辺に落ちている葉っぱだけでしらべてもらうことになりました。
  
  上の畑にある小さな小屋の前にすっくと立っているこの木は、ケヤキ。苗木を買って植えたものの、名前を忘れていました。いつのまにか大きく育っていました。

  こちらはシデ。実生で育った木です。葉っぱがどんぐりみたいと思っていたのですが、違っていました。垂れているのは種の入った袋。松かさみたいなものだそうです。ものすごい数の種が垂れ下がっていることになります。

  下のもと林近くに私が植えたコウゾ。京都の知人・森孝之さんが3本送ってくれました。彼は嵯峨野にある3000坪の荒地を森に変え、ずいぶん前から循環型の畑と庭を造っています(コチラ→)。  そのうち1本に、虫が入っているのをTさんが見つけてくれました。パンチであけたようなまん丸の穴です。だいぶ食われています。

  脇から枝がたくさん出ているので、幹は切ってしまうことにします。

  川に面したところにはブナが育っていました。引っ越してから植えたものですが、これも名前を忘れていました。敷地内にブナがあるなんて、うれしい!

  川岸にはやたらクワがあります。クワはなぜか敷地内に非常に多く、実生でそだっている小さな苗は無数といっていいほど。クワではなくてヌルデかなと思ったのですが、違いました。数年前たくさんあったヌルデは、一度かなり切ったせいで、すっかり姿を消してしまったようです。染め材料のゴバイシが生息する木なので、まったくなくなんてしまったのは残念です。
  
   もと林にも、裏山のがけにも見られる、青々としたこの葉っぱ。裏山にある古い墓地まで上がっていって、やっと名前がわかりました。

  横一列に並んだお墓の中央後ろに、四方に枝を広げた大木が立っていました。ユズリハです。
この木の種がうちのもと林や裏山に、無数に飛んでいったようです。お墓の持ち主がずっと昔に植えたものなのでしょう。名前だけ知っていたけれど、実物はどんなものかまったく知らなかった。

  家の入り口付近にあるこの木、モミみたいだけれどちょっと違います。Tさんによって、今回はっきり分かりました。カヤでした。

  実がなっていたので、まちがいなし。なんのいいところもないように思っていたので、きってしまおうかと思ったこともあるのですが、切らなくてよかった。

  家の南側のがけに植えたこの木。ずっとどんぐりだと思っていました。でも違った。クリでした。まだ細いので、実がなっていないのまったくわからなかったのです。

  ほかにもたくさん特定してもらったのですが、そのとき撮った写真と名前が私だけでは一致しません。だから、とりあえずはっきりわかったものだけ載せました。見てもらったその夜、すぐに作った木札をとりつけ、夏になって、葉っぱがたくさん出てきたら、またTさんにお願いして確認してもらうことにします。

  


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