アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

べんがら染めワークショップに参加しました。

2017-07-03 14:06:26 | 手作りいろいろ
   昨日は、「べんがら染めワークショップ」に参加しました。ずっと前から体験したかったこのWS、やっと都合があいました。

   会場は、旭地区の農家民宿・ちんちゃん亭。昨年夏はこちらでのカキシブ作りWSに参加。秋は私の草木染めWSを開いてくださった場所です。車を止めて、会場まで歩く道すがら、青いアジサイが咲き誇り、いい香りが漂っていました。

   さて、このワークショップは、えまほあも emahoamo主宰の須賀真由美さんが指導。べんがらという古くからある材料を、焼成温度を変えることによって、種々の色を作りだして商品にした「古色の美」の顔料を使います。

   私が行っている草木染めは、布に色を浸透させるものなのですが、顔料で染める場合は、布や木の上に載せて色を付ける染め。どちらも天然素材による染めなのですが、下処理も色の付け方も堅牢度もみなちがいます。

    須田さんが作った数々の作品。板締めしたり、輪ゴムなどで縛って作った模様がうつくしい。色が鮮やかで派手ですが、化学染料で染めた布ほどのどぎつさはありません。

    これが、染料。どろどろの液体です。水に薄めて使います。

     布を屏風畳みにして須田さんが作った板ではさみ、万力でしっかり止める。そして布に好きな色を入れ、もみ込む。色は変えても重ねてもOK。不思議なことに手に色はつかず、別の色の液に手を入れても問題はありません。色がある程度濃く付着したら、板をはずして布をタオルで巻いて乾燥。日に干して出来上がり。

     あっけないほど簡単で、おどろきました。草木染めと違って、日に干したほうが色落ちしにくいのだそう。

     手拭い一枚を染めたところでお昼ご飯。ちんちゃん亭特製のカレーです。おからサラダとあいました。

     午後からは、持参した布で染めを再開。布は、須田さんがあらかじめ指示してくださったとおり、酸素系漂白剤につけてからせんたくした木綿です。いったん薬剤で下処理した後、染めに入ります。といってもその工程は数分。草木染めの濃染処理に比べたら、あっというまです。

     このTシャツは、子供園に通う男の子の作品。なかなかセンスいい。

     こちらが、午後染めた私の作品。明るい色のままにしておられず、ついくすんだ色に塗り変えてしまったものがほとんど。でも、まずまず満足しています。手早くできて完成品がすぐに見られるので、短時間で楽しめます。型染めやろうけつ染め、防染による染めなど他にもいろいろできるそう。

      草木染めは何年も続けていますが、きちんとした板締めなどの技法をしらないまま、過ごしてきました。べんがら染め自体の面白さにも惹かれましたが、技法を少しだけですがちゃんと学べたのも、収穫でした。またの機会があればほかの技法も、試したいと思います。糸の段ぞめなどもしてみたい。





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