アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

洋梨・ラ フランスのジャム

2010-11-26 20:23:59 | 手作りのたべもの
  11月の中ごろだったか、長野県飯田市のリンゴ農家Yさんから、洋梨のラ・フランスが届きました。

 Yさんからはすでに加工用の紅玉が届いているのですが(コチラ→)、今年の暑さでいい実がならず、注文した量よりはるかに少ない実が送られてきたのは、以前記したとおりです。

 紅玉の収穫が少ないならラ・フランスも期待できないかな、と思っていたら、お願いした量がちゃんと届きました。

  でも、ほんとは全国的には近年にない不作だったそうです。不作の理由は、4月の低温と霜のせい。花や幼い実が凍ってしまったところに、6月以降カメムシが大量に発生したから、と、Yさん「生産者便り」に書いています。

  Yさんの梨園でも凍害やカメムシの被害は受けたそうですが、ラ・フランスは5月半ばに袋がけしたため、被害は少なくてすんだとのことです。

  まだ少し固いうちに1個食べてみました。さわやか! 甘さが勝っていなくて、いい具合です。表面がほんの少しやわらかくなるのをまって、ジャムを作りました。

  作り方はいつもと同じ。30%の粗糖を果実に混ぜて一晩置き、水気が出たところで強火にかけます。あくは取らないで、しょっちゅう木べらで混ぜながら水気が減るまで煮続けました。

  瓶の準備ができていなかったので、翌日また火を入れました。そのとき、しばらく蓋をしたまま強火で煮立てたので、ほんの少しですが焦げてしまいました。がっかりです。しかたないので、まともなジャムと少し焦げ臭いところと完全に焦げたものとを分けました。

  まともなジャムは、とっても甘い! 砂糖の量はいつもの自家製ジャムと同じなのに、倍近く入れているように感じます。でも、甘ったるくないので、けっこう食べられます。

  意外だったのは少し焦げたジャム(写真上)。カラメルソースを混ぜたような味がします。なかなかいけます。わざわざこういうソースを作っても面白いな、と思ったほど。でも、加減が難しいからあえて挑戦するつもりはありませんが。

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