アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

きょうのアンティマキの場所

2018-04-29 18:14:11 | アンティマキの場所に生きる動植物
    今年はさほど雪が多かったわけではないのですが、とにかく寒い日が続きました。でも、早春の時期はとても短くて、あっというまに梅が咲き、サクラも一足遅れくらいで咲き始め、同時に水仙、貝母、レンギョウ、モクレンに続いて雪柳、芝桜といつにもまして早いスピードでさまざまの花が咲き乱れました。そしてもう新緑の季節に。例年より10日くらい早い気がします。

     いまだに草の庭から進化していない半分野原の雪割草ガーデン。昨夏、友人の子供たちが描いてくれた立札をあちこちに立てました。草だらけですが、人間の手が入っているぞ、という印のつもりです。

     これも、かわいい。今度、もっと描いてもらおう。

     この土地に前からあった木のほかに、引っ越してからの15年の間に私が植えた木がかなり大きく成長しています。木の伸びがこんなに早いとは思いませんでした。木と木の間が狭すぎて、窮屈そうな場所もあります。わたしの想定が甘かった。

     草の中に、すこしだけ囲いを作り、庭っぽくしたのですが、やはり草の居場所に。でも、灰やぬかなどをたまに撒いているせいか、ほかの場所より草の生育がいい。とくにギシギシが目立ちます。それだけ土がこえたということなのでしょう。この場所だけでも頑張って、今年は何かちゃんと育てよう。

     雪割草ガーデンとは別の敷地を、今年初めてちゃんと見て回りました。もとは杉の林だったところ。皆伐して日当たりがよくなったぶん、初夏になると、種々の草や灌木におおわれます。

     いったん消えたと思ったキイチゴの群落を発見。触るととても痛いのですが、実は甘くておいしい。サルが食べにくる可能性が高いのですが、切ってしまうのは惜しい。頻繁に見回りして、サルより先に食べてしまおう。

     2mほどのヤブウツギに遭遇。赤い花が満開です。普通のウツギだと思っていたのでそのうち切るつもりでしたが、切らなくてよかった。

      道の駅どんぐりの里では、ときどきカシやシイの苗木を置いてあることがあって、自由に持ち帰れます。私は時々いただいては方々に植えていますが、先日もアラカシを2本もらってきました。枯らしてしまわないうちに、さきほど植えました。

      家の建物のすぐ近くにあるナンテンの生垣。今年は実も葉もすべて鹿に食われました。春になっても新芽が出てこず、全滅かなと思っていたら、やっと少しだけ小さな赤い茎葉が出てきました。でも、全体のごく一部の木だけ。全部の復活は無理かもしれません。向かい側の土手にシダがわんさと生えているので、このナンテンの根もとあたりに移植してやるといいのかもしれません。鹿はシダ類がきらいだそうだから。でも、食べないだけで、上のほうは平気で食すのかな。鹿が嫌いそうな匂いの強い木をどこかから探して持ってくるほうがいいかもしれません。何を植えるにしても、獣害のことは常に頭にいれておかないと、あとでがっかりするのです。

      そのナンテンの枯れ木に、ミツバアケビが蔓を伸ばしているのを見つけました。うちはそこここにアケビがはびこっているのですが、どれも五葉アケビ。昨年初めて見つけたミツバアケビは、蔓の絡まった木そのものを倒す必要があったので、ついでにミツバアケビも消えました。でも、別の場所でも生きてた。うれしいけれど、ナンテンを救出すべきか貴重なミツバアケビを優先すべきか、悩ましい。

     すぐ近くには五葉アケビ。クモがいました。葉っぱが食われていますが、彼が食べたのかしら。雑食なのでしょうか。

     先日、太くて長くて茶色の蛇が、廃材を山と積んだ下に入るのを見ました。トカゲはいいけれど、蛇にはいつまでたっても慣れません。大きな蜂も、もう飛んでいます。のどかな気分で草地を歩けるのもあと少し。昨秋、マキタの充電式の大きな草刈機を買ったので、今年は少しは頑張って草を刈ることにします。そして懸案の福岡正信さん提唱の種団子づくりもはじめたい。先日ある場所で粘土を見つけたので、ちょっとだけもらって試してみよう。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中国ドラマ「紅楼夢」 | トップ | 春の福蔵寺ご縁市は5月3日です。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アンティマキの場所に生きる動植物」カテゴリの最新記事