アメリカの銃規制法案に関する裁判劇。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E7%A5%9E%E3%81%AE%E8%A6%8B%E3%81%88%E3%81%96%E3%82%8B%E6%89%8B
ヒロインは敏腕のロビイスト。彼女がかかわった案件はほぼ議会を通過します。あるとき、社長から直々に紹介された人物は、銃規制法の緩和を求める政界?の大物でした。議会で銃規制をさらに厳しくせよという趣旨の法案に反対するため、女性の側からの銃規制法緩和の世論?を作れというわけです。
規制強化に賛成する彼女は、これを拒否します。会社での立場が微妙となってきた彼女に接近してきたのは、別のロビー会社の社長。彼は銃規制法の強化を求める側に立ち、そのためのロビー活動を展開しています。彼は彼女を説得し、自社に鞍替えする約束を取り付けます。
結局彼女は彼女高く買っていた直属の上司まで敵に回し、同僚たちを連れて退職。規制法強化に一票を投じさせるべくロビー活動を展開します。そのやりとりがすさまじい。議員たちは自身の主張を平気で金や名誉と引き換えにします。彼らの経済状況、趣味嗜好、その他あらゆる手立てをつかって、法案成立をもくろみます。
凄腕のキャリアウーマンの彼女ですが、友人はおらず、恋人もいません。男娼を買って性欲の処理を果たしています。敵方は彼女にあらゆる妨害工作を仕掛けてきて、とうとう彼女は罠にはまることになります。しかし最後は‥
展開が早いので、ぼやぼやしていると筋が追えなくなり、何度か見直しました。とにかくおもしろい。脚本がよくできています。
それにしても、描かれているロビー活動なるもの、ひどいものです。政治の退廃のきわみ。どこまでほんとか知りませんが、この映画に近いことは起きているのだろうなと思います。