アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

今年のオカキ、できました!

2013-01-26 15:33:45 | アンティマキの焼き菓子とパン
   毎年晩秋に製造するアンティマキの冬の定番商品、「冬のオカキ」。今年は大幅に製造が遅れましたが、今月中ごろ、第一回目のオカキをやっと作って乾燥も終え、商品にしました。

   右がタカキビ入りオカキ。大野瀬町の筒井重之さんのもち米を3分に搗き、おなじく稲武産のタカキビ粉といっしょに蒸して、国内産粗糖「ほんわか糖」とフランス産の海塩をまぜて搗きました。左は玄米のオカキです。

    薄く切って乾かしているところ。寒いと乾くのが早い。乾燥は3日ほどですみました。でも、寒すぎたせいか、全体に表面がざらついています。乾燥肌になっています。でも、味に変わりはありません。 

     先日オーブンで焼いて袋詰めをしました。きのうどんぐり横丁へ納品する予定だったのですが、あいにくの雪で中止に。きょうはもっとひどい雪なので行けずじまい。というわけで、店頭に出るのは少し先になります。来月17日の「いなかとまちの文化祭」には、もって行くつもりです。

     オカキの端切れを火鉢で焼いて食べました。いつもはオーブンで焼いていますが、昔からあるこの素朴なおやつは、火鉢やコンロで焼いていたもの。途中でちょっと柔らかくなったときを見計らって口に入れると、けっこうおいしい。

     定番の穀物クッキーのうち、3種類か4種類を6個入れた「雑穀クッキー・いろいろ」も、オカキと一緒に発売します。

     雑穀クッキーは20センチほどの棒状に伸ばした生地を、冷蔵庫か冷凍庫に入れて少し固くしてから、輪切りにして焼いて袋詰めしています。一袋6個入りなのですが、どうしても、たいていいくつか余ります。イベントのときは試食に出しているのですが、そうでないときは、私達や訪問客のおやつか、お土産になります。

    けっこう喜ばれるので、それはそれでいいのですが、一袋にいろいろ入っていると試食の代わりになるから喜んでいただけるかな、とおもったのです。実は、「いろいろ」のはんこは前から作ってももらっていたのですが、原料表示を書き換えたりするのがなんとなく面倒で、実行しないできました。

    でも、簡単に書き換えは完了。できました! ただし、あくまで他の袋に入りきらなかった分で作るので、数はわずかです。それに、ほんとの端切れを入れることもありますので、ご了承ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「いなかとまちの文化祭」に出店します!

2013-01-26 14:52:18 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
    今年になってはじめてのイベント出店のお知らせです。来月17日(日)に開かれる、「いなかとまちの文化祭」。場所は、豊田市名鉄駅前のビル、T-FACEの前にあるシティプラザステージ・ホール。午前10時から2時頃までの開催です。

    アンティマキは、3月から11月まで、ほぼ毎月開かれているグリーンママンの朝市の常連出店者として出るのですが、今回は、天然石鹸のこころざし工房、コンフィチュールのMiki-Co-Laboも一緒に出られるので、奥三河Three trees+としてブースに入ります。

    イベントは、田舎の人と街の人が参加するミニシンポジウム、もんぺ作り体験とファッションショー、「あいちの山里で暮らそう80日間チャレンジ」に参加した小林久美子さんの講演、おむすび作り体験やトン汁の販売もあります。

    久々のイベントなので、どんな商品を持っていこうか、目下検討中。黒ビールパンやサツマイモ&ユズケーキなど、新作も登場させたいなとおもっています。ただ、当日、今日のような大雪に見舞われ、参加できなくなったら残念です。あと半月の先のことなので、居座っている寒波が退去してくれるのを願うばかりです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稲武のきょうの雪

2013-01-26 13:56:11 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ
    きょうの積雪量は、この冬一番かもしれません。

    きのうの昼間もけっこう降っていて、今朝もずっと降り続いています。周囲はほとんど無音。近くに国道があるのですが、いつも聞こえる車の音はまったくしません。チェーンの音も聞こえません。

    2階のベランダから撮った東の風景。小屋のある場所は、元畑なのですが、階段を上がるのも危なそう。

    家の前です。朽ちかけた柵の手前の細い道を、昨年の今頃の雪の日に、ニホンカモシカが走り去って行くのを見ました。

    ほぼからになった薪小屋。薪材としてもらった廃材で、家人が薪小屋をいくつも作りました。そのため、肝心の薪が足らなくなりました。

    それで、今年初めてお金を出して薪を買いました。こちらは、先日2回目の搬入をしてもらった豊田市旧旭地区の薪。押井町の森作り会議の方が切り出したものです。こちらの言葉で、「かなぎ」と称する「お金になる木」。クヌギやナラ、ケヤキ、サクラなどです。

    せっかく運んでもらったのですが、小屋に入れる前に雪が降ってしまいました。でも、どっちみち切ったばかりの木なので、今年は使えません。お天気になって木が乾いたら、小屋に運びこむつもりです。

    ベランダから撮った北の林。右の赤いのは紅葉です。枝先が芽吹いてかなり赤くなっています。寒くて毎日起きるのがつらいのですが、春はもうすぐ・・・かな?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甘柿の干し柿

2013-01-26 12:13:26 | 手作りのたべもの
   昨年暮れ、浜松の柿を頂きました。柿がこんな季節にも残っていることにまずおどろきましたが、柿そのものもあまくておいしかった。

   でも、もともと少しやわらかめだったこともあって、すぐに熟柿に。売れすぎたものは、ダイコン膾などにして食べたのですが、まだ少し固い柿は、切って干してみました。

    干すといっても、薄く切って、ストーブの前に置いただけ。芋切りみたいな味がして、なかなか美味です。だいぶ甘くなりましたが、固くもなってきたので、そろそろ乾燥を止めたほうがよさそうです。

    昨夜、この柿をくださった大野瀬町の筒井重之さんから電話がありました。彼は、この柿で大量の干し柿を作ったそうで、それがどんなにおいしいかを力説。しばらく話が止まりませんでした。

    一般に干し柿は、渋柿で作ります。このあたりは寒いので、甘柿はあまり育たず、かわりにハチヤ柿という渋柿が優勢です。この柿で地元の人は干し柿を作ります。私も何度か作ったことがありますが、干している最中の柿をサルに盗られてから、やめてしまいました。

    一方、「甘柿の干し柿はおいしくない」といいます。でも、筒井さんによれば、「作りどきを間違えさえしなければ、それはうまい干し柿ができる」とのこと。その「作りどき」とは、柿がほどよくやわらかくなったとき、だそうです。

    渋柿で作る干し柿は、固いうちに皮をむきます。そして、干している最中に何度も揉んで柔らかくしてやります。でも、甘柿の場合は、皮が剥ける程度に熟した柿を選んで干すのがコツだそう。そして、ほどよく乾いたところで、ラップに包んで冷凍。彼は何百個も、この冷凍甘柿を作ったと話していました。

    わたしはまだ、彼の自慢の干し甘柿を食べていないので断定はできませんが、同じ柿でもおいしさを引き出す方法というのが、それぞれあるのだなあと感心しました。 

      
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする