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アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

chie流マクロビオティック料理教室夏の部、終わりました。

2013-09-16 14:40:06 | マクロビオティック
7年目のちえさんの教室は、どんぐり工房で、8月の26日と28日に夏の部を開催しました。

   7年もの間、年にほぼ3回ずつ、大阪から通って下さった森ちえこさん。今回も、夏の野菜をたっぷり使ったおいしい料理を教えてくれました。

   今年は、稲武ではお盆を過ぎてからも豊富な夏野菜が出回りました。こうして見ると、自然の生んだ色はすばらしく鮮やか。感動します。

    これらの美しい色合いの野菜を使って、今回はちえさん流のイタリア料理を展開。パンツァネッラとカポナータとパウンドケーキです。

     カポナータは、フランスのラタトゥイユのイタリア版。ちえさんは、夏野菜のごった煮みたいなこの料理でも、手を抜きません。

     野菜は切ったら別々のボウルに入れます。


     そして一種類ずついためます。これがおいしくするこつ。こんなにカラフルな立派な料理に仕上がりました。

     パンツァネッラは、固くなったパンを酢水につけて柔らかくして、野菜とあえるサラダ。見た目は、ツナ缶入りサラダそっくりです。

     今回も、小さいお子さん達がお母さんと一緒に参加してくださいました。

     こちらの男の子は、たくさんお手伝いしてくれました。

     左がカポナータ、右がパンツァネッラです。ラタトゥイユは白ワインとレモン汁を、カポナータは仕上げにオリーブ油をかけるところが違いなのだそうです。どちらにしても、私はこの料理をただ端から野菜をいためて味付けしていただけ。

    ちえさんの指導で作ったこの料理は、一つ一つの野菜のうまみが生きていて、最後にちゃんと調和した、という味になっていました。サラダのほうは、パンの食感と野菜の固さがいい組み合わせになっています。固いパンの利用法としてはなかなかいいとおもいます。

    こちらは、とうもろこしとじゃがいものパウンドケーキ。上に載っているのはコーンをつぶして豆乳と混ぜたクリームです。野菜の甘味がじんわり口中にひろがります。トッピングしてある紫の花は、どんぐり工房の庭で見つけたクズの花。きれいなので私が採ってきたのですが、ちえさんはこんなふうにアレンジ。すてきです。

     ちえさんの教室、次は11月に開きます。

    
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chie流マクロビオティック料理教室夏の部、開きます。

2013-07-11 23:31:01 | マクロビオティック
   今年7年目を迎えたchie流マクロビオティック料理教室は、今年久々に真夏にも開催します。詳細は、下記のとおりです。

    ●日時:8月26日(月)・28日(水) 午前10時~午後3時
    ●場所:どんぐり工房厨房室(豊田市旧稲武地区・どんぐり温泉前)
    ●費用:2000円(材料費別途 1000円程度)
    ●申し込み:8月20日ころまで。先着順に受け付けます。
    ●定員:それぞれ15名。両日とも同じレシピで進めます。
    ●講師:chie(森ちえこ)
     (大阪在住・クシマクロビオティッククッキングスクール卒業)
     http://chieandhiro.com/blog/
    ●申し込み・問合せ先:アンティマキ(村田)
       ℡&fax 0565-82-3304  e-mail: auntie-maki@cb.wakwak.com
     ■チエ流マクロビオティック料理教室の詳細をお知りになりたい方は、このブログの中のカテゴリー「マクロビオティ      ック」をご参照ください。
      参加者が5名に満たない場合は中止することもあります。

   先日大阪のチエさん宅で数日過ごし、彼女の仕事ぶりを目の当りにしてきました。栃木の益子にあるカフェ・スターネットに、いま彼女はマクロビスイーツを納品しており、私が訪れた日はたまたまその発送日に当たっていました。

   朝から大童だったちえさんの作ったビスケットを、発送間際に一切れ食べさせてもらいました。スパイスの効いた四角い波型のビスケットは、歯切れがよくて適度の甘さがあって、食べるとふっと気持ちが落ち着くような味わいでした。あんなお菓子を作ってみたくて、滞在している間に心斎橋の道具や横丁に出かけ、波型のピザカッターのような道具を買ってきました。

   ギャラリーで作品を見ながら食べてもらうランチを作ったり、奈良の古い神社で、直会の膳を用意したりと、あちこち引っ張りだこのちえさんから学ぶ、野菜料理の数々。今度もどんな料理が登場するか、たのしみです。
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chie流マクロビオティック料理教室、春の部がおわりました。

2013-06-07 09:58:20 | マクロビオティック
7年目の、ちえさんのマクロビオティク料理教室春の部は、先月の24日(金)と26日(日)に終了しました。

   8ヶ月ぶりに稲武に来て下さった、大阪のちえさんこと、森ちえこさん。今回も、おしゃれで手軽なマクロビ野菜料理を教えてくれました。

   1日目の参加者は13名。3人ほどのかたをのぞいて、この教室の常連さんが集いました。稲武だけではなく、豊田市街地、碧南、岡崎、名古屋など、遠くからお越し下さった方も。

    今回のメニューは、マクロナルド! 全品ベジのハンバーガーセットです。

    バーガーの主材料はタカキビ粒。ちえさんが、肉好きの男の人たちに食べさせて、最後までお肉と思い込ませた、という一品です。

     ハンバーガーにさす旗を作るおかあさんと息子さん。

     フライドポテトを入れる袋にも絵を描いて、それっぽく。

     5年ほどまえから参加しているAさん。一人目のおこさんがおなかの中にいるときからの常連さんです。今回は、昨年8月に生まれたMちゃんをつれて参加しました。

     最近は、若いお母さんと小さなお子さんも集う教室になりました。

     手前は玄米おにぎり。くるみ、ローズマリー、オリーブ油、塩をいれて炊きました。イタリアンの味です。

     ハンバーガーが並びました。食欲をそそります。

     チキンナゲットの代わりにちえさんが考えたのは、うるちあわのナゲット。ちぎった高野豆腐が、鶏肉っぽく見えます。シェイクは、甘酒と豆乳、いちごをまぜたもの。これがおいしかった! 「飲む点滴」と言われる甘酒、この夏、つくらなくちゃ。

     1日目は13名とこどもさん3名に赤ちゃんひとり。

     2日目は7名の方と赤ちゃんひとり。

     2日目のフライドポテトの袋には、ジャガイモ、サツマイモのほか、うちの庭からとってきたコゴミのてんぷらも加えました。

     おもしろくておいしいちえさんの野菜料理、今回も、参加した方々みんなに満足して頂けました。次回は、8月のおわりか9月に開催の予定です。




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chie流マクロビオティック料理教室7年目のはじまりです!

2013-04-02 10:58:10 | マクロビオティック
    大阪のchie(森ちえこ)さんのマクロビオティック料理教室、いよいよ7年目にはいりました。昨年9月以来8ヶ月ぶりの教室を、初夏の心地よい風の吹く稲武で開きます。

    詳細は下記のとおりです。

    
    ■日時:5月24日(金)・26日(日) 10時から15時頃まで
    ■場所:稲武地区 どんぐり工房厨房
    ■講習料:2000円+実費(1000円程度)
    ■講師:Chie(森ちえこ)
    ■定員:15名程度
    ■申し込み先:村田牧子 連絡先はこちらです。

   これまでのこの教室のようすは、ブログ・カテゴリー「マクロビオティック」にてごらんください。

   この教室は、マクロビオティックがどんなものなのか知りたい方、マクロビ料理に一工夫漬けつ加えたい方におすすめの、気楽で楽しい、単発で開く講習会です。
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重ね煮講習会

2012-12-10 15:29:47 | マクロビオティック
 岡山にある百姓屋敷わらのオーナー・船越康弘さんの重ね煮料理の講習会が、今月はじめの2日(日)に、ここ稲武のどんぐり工房で開かれたので、参加しました。

   主催したのは、稲武に住む松嶋さん夫婦。家具工房・ファーストハンドの二人です。稲武のような僻地で、マクロビファンの間では有名な船越さんご夫妻の手ほどきを直接受けられるなんて、めったにないチャンスです。

   雪がちらつく小寒い日でしたが、工房の厨房には、名古屋や豊田市街地などから30名以上の人たちがやってきて、熱心に講習を受けました。

   船越さんは、マクロビオティックの創始者・桜沢如一の直弟子である小川法慶氏に師事した方。重ね煮は、小川氏が考案した独特の調理法です。

   マクロビオティックでは自然界のすべてのものを陰陽に分類します。食べ物も、下に伸びるものを陽性、上に伸びるものを陰性とし、季節や体質にあわせて、陰陽を勘案しながら材料を選び調理法を変えます。マクロビでもっとも大事な食べ物とされる玄米は、中庸に属します。

  さて、小川氏の考案した重ね煮は、鍋の一番下に一番陰性の食品、その上に少し陽性なもの、その上にもう少し陽性の素材といった具合に重ねて入れ、最後に最も陽性の食品である塩を置いて、一緒に煮る、というものです。

   私は昔、マクロビオティックの雑誌の編集に携わっていたおりに、編集部関係の人たちと忘年会かなにかで鍋をかこんだとき、はじめて重ね煮のすごさに遭遇しました。

   居合わせたメンバーの一人に、小川氏の下で重ね煮を学んだ人がいて、彼が、鍋の一番下に生わかめ、ついでキノコ類、ネギ、白菜とつんでいって、上に魚類、最後に鍋肌からだしを注ぎ、蓋を閉めたのです。

   同席した私たちは半信半疑。小川氏の重ね煮を知ってはいたのですが、まさか鍋料理でも通用するとは信じていなかったのです。小半時すぎて蓋を開け、みんなでいただいたのですが、味がよく回っていて、なかなかおいしかった。一番驚いたのが、鍋底に敷いた生わかめがとろけなかったことです。

   それ以来、ときどき重ね煮っぽい方法で野菜を煮ることはしていましたが、ちゃんとした勉強はしていないので、この日を楽しみにしていました。

   船越さんは、まず、包丁を持つときの立ち方から教えて下さいました。

   調理台に向かって半身に立ち、足の親指に力を入れる。まな板と包丁は直角にして、今度は手の小指に力を入れて持つ。肛門を引き締め、手に力を入れすぎないようにして切る。はじめは慣れなくてぎこちなかったのですが、そのうち、こちらのほうが楽になって来ました。

   この日の重ね煮は、シイタケ、タマネギ、ニンジンの順に入れた、基本的な重ね煮。船越さんは、小川さんの方法にさらに改良を重ねて、一番下にも塩を入れます。

   「昔からのマクロビオティックを頭から信奉している人たちからは、非難されました。師匠のやったことを否定するのか、というわけです。一番下が陰性と教えられたのに、最初に陽性、それから陰性のものを入れるとはけしからん、と。でも、一番下に塩で材料をはさむようにようにしたほうがおいしいことは、科学的に確かめられているのです」と、船越さん。

   陰性の食品のすぐ下にある鍋のその下には、ものすごく強い陽性である火があります。食べ物でないとはいえ、考えてみれば、その陽性と極度の陰性をいきなりぶつからせるよりは、ちょっと緩衝材的なものをおくのは、理にかなっているかもしれません。その緩衝材的役割を、塩が果たしているのではないかな、とおもいました。だからよりおいしくなるのかも。

    材料は切った端から鍋に入れていきます。だから、ボウルやざるも要りません。

    タマネギはまわし切り、ニンジンは千切りにします。どちらも、芯のところもちゃんと使います。その部分は、葉が出る場所。ということはとても強い力に溢れている場所なのだから、食べない手はない、とおっしゃいます。最近はめんどうで、つい捨てていましたが、心してこれからは使うことにします。

     それぞれの材料を平らにならしながら重ねていき、一番上に塩をぱらぱら降って蓋。弱火にかけます。かけたあとは、絶対に蓋をとりません。

   1時間ほどして湯気が出てきて、いい匂いが漂ってきました。船越さんが鍋から出た湯気をかぎながら、「まだあと少し」「もうそろそろ」と指示して回ります。

   で、やっとOKが出て蓋を開け、かきまぜます。ちょっとつまみました。甘い!

講習会は、10時に始まり午後1時まで。たった3時間でちゃんと昼食が食べられるところまでいけるのかしら、と思いましたが、できました。しかも、重ね煮を使った副食が3品も!

   味噌汁はだしなしで湯をわかし、味噌を溶いた中に重ね煮を入れるだけ。油揚げも、刻んだのが入っていました。豆腐ハンバーグは、水気を切った豆腐に山芋をおろしたものを入れ、重ね煮を加えてつなぎに卵を混ぜて形を作り焼けば出来上がり。付け合せのソバサラダも、梅酢にオイルを加え、そこにゆでたソバと重ね煮を投入。

   船越さんのきわめてめりはりのあるトークが続く一方、どんどん料理ができて行くさまは見事でした。

   重ね煮料理の中で、とくにおどろいたのは味噌汁のおいしさです。甘くてじんわりぬくもりました。彼の話では、この重ね煮を学校給食に取り入れたところ、こどもたちの平均体温が0.5度も上がったとか。私も、お昼をいただいているとき、ふっと突然体がぽかぽかに温まるのを感じました。

   重ね煮は、たっぷり作っておいて冷蔵庫に入れておけば、3週間は持つのだそう。同じ材料を重ね煮せずに普通に炒めて保存したら、3週間後には腐敗しているとのこと。たいへんな違いです。この重ね煮、いろんなバージョンでできます。いったん作っておけば、毎日の家事がかなり省力化できそうです。

   とはいうものの、講習会が終わってもう10日も経つのに、まだ一度も作っていません。今夜こそ、がんばろう!

   ところで、この講習会の様子はあしたのTBS系の朝の番組「はなまるマーケット」で紹介されるそうです。
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チエ流マクロビオティック料理教室・晩夏の部、終わりました。

2012-10-01 15:04:46 | マクロビオティック
 今年6年目にはいったチエ流マクロビオティック料理教室は、9月の10日と12日に晩夏の部を終了しました。ここ3年、秋の教室のメニューはイタリア風マクロビオティック料理と決まっています。講師の初田知恵子さんが、毎夏、イタリアのカッラーラという町に滞在して、イタリアの料理や食文化を学んでくるからです。

  今回のイタリア料理のメインメニューは、手打ちパスタピッチ。粉と水とオリーブ油をまぜてこね、手だけで伸ばしたパスタです。かけるのは、トマトソース。こちらは、昨年の教室でつくり方をおしえてもらいました。

  前夜煮ておいたソースを、イタリアの漉し器を使って漉します。

  今度の教室は、2日とも小さいお子さんとそのお母さんが何人も参加してくださいました。こどもは、こんなに小さいときからお料理大好き!

  まだあんまり目立ちませんが、妊婦さんも参加。

  赤ちゃんをおんぶしたお母さんも来てくださいました。

  右端が、チエさん。ピッチを伸ばしているところです。手で伸ばしてから、めん台の上で転がしながら伸ばします。

  パスタはうどんと違って、こねすぎるのは禁物。適度にこねて伸ばします。

   顔に白い粉をいっぱいくっつけたKくんは、ずっと熱心に生地を伸ばし続けました。

   マクロビオティックの定番料理、小豆カボチャ。塩だけの味付けで滋味を引き出します。

   マッシュルームのカツレツ風。イタリアで、鶏肉のカツレツを習ってきたチエさん、鶏肉の食感に近い素材として、マッシュルームをえらびました。すばらしいアイデアです。
      常連のTさんが振るっているのはココアパウダー。ティラミスを作っています。

   できたのが、これ。コーヒーは、穀物コーヒーにして、もともとはタマゴなどで出すはずのこくは、生のアーモンドから出しています。下に敷く生地はレーズンとクルミのパン。このティラミス、代替品とはおもえないおいしさでした!

   カツレツとブドウのサラダのお皿に載っている大きな花は、花オクラ。食べられます。開催日の朝、友人の家でもらってきました。

   今回の教室も、たくさんの方々が遠方から来てくださいました。いつものように、常連さんもはじめての方も、すぐにうちとけて和気藹々とした雰囲気の中で、終了しました。

   次回の教室は、11月中ごろから12月はじめの間に開く予定です。近いうちにブログに告知しますので、お気軽にご参加下さい。









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チエ流マクロビオティック料理教室・春の部終わりました。

2012-06-19 21:01:41 | マクロビオティック
   報告が遅くなりましたが、先月の28日(月)と30日(水)に、第15回目のチエ流マクロビオティック料理教室を開きました。毎年ほぼ3回開いているこの教室は、今年で6年目を迎えました。講師は大阪から来て下さっている友人で野菜料理家の初田智恵子さんです。

   
   今回は、野菜餡と小豆餡、玄米ご飯餡の包子、甘い野菜のスープ、それに彩が美しい新タマネギとニンジンを使ったドレッシングを教えていただきました。上の写真は野菜餡にするために野菜をいためているところ。下の写真は包子の皮作りをはじめるところです。

    サラダには、サニーレタス、カラシ菜、スナックエンドウなど、今一番新鮮な野菜を使いました。残念ながら稲武で調達できたのは、サニーレタスだけ。稲武の春の野菜の旬は、もう少しあとなのです。他の野菜はちえさんが大阪から持ってきてくれました。

    真ん中のオレンジ色の割烹着をつけているのが、ちえさん。

    右は、常連の参加者・Tさん。料理上手で手馴れています。この日も、甘い野菜のスープに使う材料をとても細かく刻んでおられました。

    包子に小豆餡を包んでいる途中。小豆はゆでてデーツの微塵切りを混ぜて甘みを出しています。

    玄米ご飯餡には梅干を混ぜています。甘い野菜スープの色が美しい。たっぷりの野菜にスープ、包子3個。足らないかしらとおもいましたが、十分の量でした。

   昨年11月から半年振りのこの教室、今回ははじめて来てくださる方が半分以上いらっしゃって、28日は16名、30日は14名の方が、地元稲武のほか、名古屋、岡崎、豊田市街地、安城、西尾、岐阜県の恵那などから参加しました。

    二日めにはもうじき臨月の妊婦さんも。スープのための野菜を刻んでいるところです。

    このスープは、細かく刻んだほうが、よりおいしくなるようです。それと漉し方、煮方もかなりの違いをもたらします。教室では班分けして調理を進めているのですが、班によって、できあがりの色も味も違うのがおもしろい。お互い、飲み比べてみました。

    スープは、マクロビオティック独特の調理法・重ね煮にします。一番下から、タマネギ、キャベツ、カボチャ、ニンジンの順に重ね、鍋肌から静かに水を注いで、火にかけます。

    沸騰したら弱火で40分。ゆっくり煮て漉します。調味料はまったく入れません。一口目はなんとなく物足りないのですが、すぐに、スープの柔らかい味になれ、とてもおいしく感じます。治療食として勧めているお医者さんもいるようです。

    初対面の人同士でもすぐにうちとけて仕事がてきぱきと進んでいきます。15回目の教室も、なごやかなうちに終わりました。

     次回は、夏の教室。ちえさんはここ数年、夏にはイタリアに滞在し、イタリアの野菜料理と文化を学んでいます。帰国は8月中旬になるそうなので、教室は8月の終わりころの予定です。きっと今年も、イタリア風マクロビオティック料理を披露してもらえることでしょう。日程が決まり次第、告知をします。


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チエ流マクロビオティック料理教室・6年目の開始です

2012-04-08 12:12:24 | マクロビオティック
   2006年にはじめたチエ流マクロビオティック料理教室は、いよいよ今年で6年目を迎えます。5月下旬に15回目の教室を開くので、ご案内します。

   講師の初田智恵子さんは、大阪在住の私の友人。野菜料理家として目下活躍中で、陶芸家や、妹の森ひろこさんと一緒に食事のできる個展を開いたり、マクロビ風野菜料理のケータリングを引き受けたりと、多彩な活動を展開中です。今年から、大阪にオープンしたスターネット大阪店で、毎週土曜日、「チエ・カフェ」を開いていて、動物性食品を使わない、しみじみとおいしいスイーツを提供しています。

   春といっても、いまだに日中でも5度前後の日が続くここ稲武。でも5月下旬なら、暑くも寒くもない気持ちのいい季節になっていると思います。体にも心にもやさしい料理の数々を、初夏のすがすがしい風の吹く稲武に、ぜひ学びにいらしてください。

   なお、この教室は毎回単発の講習会で、継続して行っているものではありません。マクロビオティックにちょっと興味のある方、あるいは、長年マクロビオティックをやっている方で、料理の幅を広げたい方にお勧めの講習会です。深くじっくりマクロビオティックを学びたい方には物足りないかもしれませんので、その点はご承知ください。

   なお、過去のマクロビオティック料理教室に関しては、こちらをご覧ください。

    2009年秋の教室(三河の山里便り)
    2010年春の教室(アンティマキのいいかげん田舎暮らし)    
    2010年秋の教室(アンティマキのいいかげん田舎暮らし)  
    2011年春の教室(アンティマキのいいかげん田舎暮らし)
 2011年夏の教室(アンティマキのいいかげん田舎暮らし)
    2011年秋の教室(アンティマキのいいかげん田舎暮らし)

●日時:5月28日(月)・30日(水)午前10時~午後3時
●場所:どんぐり工房厨房(旧稲武地区・どんぐり温泉前)
●費用:2000円(材料費別途 1000円程度)
●申し込み:5月23日ころまで。先着順に受け付けます。
●定員:それぞれ15名。両日とも同じレシピで進めます。
●講師:初田智恵子(大阪在住・クシマクロビオティッククッキングスクール卒業)
●申し込み・問合せ先:アンティマキ(村田)℡fax 0565-82-3304
 e-mail: auntie-maki@cb.wakwak.com
 
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5年目のチエ流マクロビオティック料理教室が終わりました。

2012-01-06 17:35:22 | マクロビオティック
  報告がすっかり遅くなりました。昨年11月27日(日)と28日(月)に開いた、14回目のチエ流マクロビオティック料理教室の様子をお知らせします。

  年にほぼ3回開いているこの教室は昨年で5年目を迎えました。辺鄙な山里に、大阪からずっと通ってきてくれているのは、友人の野菜料理家・初田智恵子さん。一昨年昨年と続けて、夏のイタリアに滞在し、イタリアの野菜料理もたくさん習得してきました。

  イタリア滞在が長引いため、昨年の夏の教室は9月に開催。そのため、秋の部は、11月も終わりに近づいた時期におこないました。晩秋に開いたのははじめてです。そこでチエさんは、稲武の冬の野菜を使って、正月料理にもなる数々のレシピをつくってくれました。

  設楽町産の干ししいたけは、なんとごまめに変身。

  中弱火でかりっとなるまでゆっくり油で揚げます。

  こちらは小芋をつぶしています。梅干とあえて茶巾絞り風に。

  甘い薬膳おこわに入れる材料です。小豆、プルーンに胡桃や松の実、それに甘栗などです。

  蒸しあがったもち米に、甘いたれを加え、具を混ぜます。

  大根おろしは、超簡単な吸い物・雪汁に使います。

  真ん中が初田智恵子さん。ハランでおこわを包む方法を教えているところ。

  そばがきナゲットです。そば粉にネギのみじん切りとしょうがが入っています。お酒のつまみにいい。

  できました。きれいなもみじは、早朝にチエさんが私宅の庭で拾い集めたもの。

  お茶の右となりの皿は、干し柿にユズやナッツを巻いたくるくる干し柿。下に敷いた葉は、紅葉した柏です。何気ないコーデネィトが、チエさんは上手です。

  どれも、おせちにぴったりあいそうな料理ばかり。とくにシイタケのごまめ風と甘いおこわは、だれにも喜ばれると思います。干し柿のお菓子も新鮮でした。

  1日目は8人。

  2日目は14人の参加者でした。

  年に3回だけ開いているこの教室、お互い顔見知りになった方々も多く、和気藹々とした雰囲気のうちに5年目の講習会が終わりました。次回は本年5月の連休明けのころに開催の予定です。




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チエ流マクロビオティック料理教室・夏の部終わりました。

2011-09-18 10:17:46 | マクロビオティック
   夏の間、イタリアの知人宅に滞在していた大阪の初田知恵子さんが8月の終わりに帰国したので、今年の夏の教室は9月初めの4日(日)と5日(月)に開催する予定で準備を進めていました。5年目、13回目の教室です。

   ところが、3日に到来した台風12号が大きな被害をもたらしながらゆっくり北上したため、4日の教室はやむをえず中止にしました。

   3日も4日朝も、伊勢神トンネルが通行止めになっていなかったので、たぶん大丈夫だろうと高をくくっていたのですが、雨足がいっこうに衰える様子がなかったので、午前8時過ぎ、中止を決めたのです。遠方の方は、もう家を出られた方もあって、参加予定の方々にはほんとうにご迷惑をおかけしました。

   翌5日も、雨は断続的に降ってはいましたが、台風がすでに日本海に抜けたとの情報を得ていたので開催することに。この日は、直前のキャンセルもあって13名の方が参加なさいました。2時間もかけて碧南から来てくださったかたもおられました。

  右側一番向こうの縞々のエプロンをつけているのが、講師のチエさん。今日のレシピは、イタリアで学んだ野菜料理をチエ流にアレンジしたマクロビオティック料理です。
 
  イタリア料理といえばトマト。稲武には煮込み料理用のトマトを作っている方がいるので、そのトマトを台風前に入手。
   
  まず、トマトソースを作ります。鍋の中に、トマト、タマネギ、ニンニク、バジル、セロリ、イタリアンパセリを切りながら次々に入れます。みんな大きめ。まな板は使わず、みじん切りにする必要はありません。岩塩を加え、そして、蓋をしないで強火で煮続けます。強火というところが驚き。

  柔らかくなったら、イタリアでチエさんが買ってきた漉し器で漉します。ほんの少ししかカスは残りません。粉ふるいもジュース作りもこの道具でやれそう。ほしい! 漉したソースをさらに30分ほど煮詰めます。

  こちらは、クロスタータというお菓子。もともとは卵もバターも使う甘いお菓子なのですが、チエさんは、粉と菜種油にアーモンドプードルをくわえてコクを出しています。

  焼き上がりました。とっても簡単です。中に入っているのは、ブルーベリージャム。奥三河Three trees+の三木和子さんのコンフィチュールです。彼女の農園で今年採れた美味しくて大きな実が詰まっています。

  出来上がりました。この教室では、グループには分けますが、グループごとに同じ料理を作り、あえて担当を決めません。他の人の仕事を見ながら自分の仕事を決め、終わったら、別の仕事をしている人を手伝います。だから、人によってはすべての料理に関わることもあるので、食べるときの楽しみはひとしおです。

  こちらが今回の料理です。手前左は、パスタのトマトソース和え。こくがあって、とってもおいしい! こんなにおいしいトマトソースは初めてです。後ろの皿には、ひじきのアーリオオーリオと、ナスのとろとろ蒸しがのっています。オリーブオイルやハーブを適宜使っているところがイタリア風。右の一皿は、クルミとオリーブオイルを入れて炊いた玄米ご飯です。ローズマリーの枝を米の上に乗せて炊きました。実は、この一皿は教室開催日の前夜、私宅でできあがったレシピです。

  チエさんと妹でイラストレーターのヒロさんは、いつも私宅に泊まるのですが、必ず一回は二人の手料理を披露してくれます。4日の晩、作ってくれたのがこれらのごちそう。イタリア料理そのものもあれば、台所仕事をはじめてからチエさんが思いついたものもあります。いつも、とてもおもしろくておいしい料理ばかりです。

  料理しながら、翌日の教室メニューについてあれこれみんなで話していたとき、「ただの玄米おにぎりでは面白くない」からというので、アイデアがあれこれ飛び出し、最後にチエさんが決めたのがこのユニークな玄米ご飯なのです。普通の玄米ご飯にかすかに残っている糠くささが、オイルやハーブですっかり消え、りっぱなおかずのような一品になりました。 

   教室終了後、豊田市旧足助地区にある刃物店「足助のかじやさん」の若主人に来ていただき、包丁研ぎの講習会を開きました。かじやさんの奥様が教室の常連さんなので、この企画がまとまりました。

   砥石はあっても、自分ではほとんど研いだことのない私には、ありがたい講習会です。

   砥石に水を含ませながら研いでいると、しばらくしてどろどろの液体のようなものが出てきます。若主人の説明ではじめて知ったのですが、その泥は細かい石なのだそうで、その石によって刃物が研磨されるのだそう。理屈が分かると、効率よく研げそうな気がします。でも、やはり下手。この日は、私の家ではまずまずまともと思われる包丁2本を若主人に託し、お店で研いでもらうことにしました。
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   今回も、皆さんに楽しんで学んで頂くことができました。次回の秋の教室は、11月27日(日)・28日(月)に開催します。すでに申し込みの受付をしていますので、コチラからご連絡ください。
 
   ところで、チエさんが昨年に続いて今年もひと月ほど滞在していたのは、イタリア北部のカッラーラという町です。彼女の知人が経営するペンションの仕事を手伝いながら、近隣の主婦たちに野菜料理を教わり、イタリアの奥深い食文化に触れてこられました。彼女の活躍ぶりは、ペンションオーナーの日記に綴られています。コチラをどうぞ。
   




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