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アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

「消臭木」間伐材・廃木材で作った消臭剤

2012-06-16 22:37:23 | アンティマキ風自然的生活
   設楽町名倉の道の駅・アグリステーションなぐらで、「消臭木」というものを見つけました。「間伐材・廃木材を利用したエコ消臭剤」と、袋には書いてあります。200円という値段に引かれて、買いました。

  ビニールの包装を開けると、口を紐で蝶結びにした袋が入っています。中には小さな木のチップが一握りほど。「木を蒸気で蒸しただけ」と、しおりには書いてあるのですが、なぜか燻製のにおいがします。そそられる匂いです。

   この消臭剤の特徴として、しおりには、①抗菌作用、②木の香りがすること、③化学薬品を使っていないから安全であることがうたわれています。さらに、この「消臭木」の効能のほどが、次のように書かれています。

  「アンモニアの主な発生源」である「トイレ・ペットの糞尿」には、「わずか15分間で94%の消臭効果!」、「トリメチルアミンの主な発生源」である「魚類・肉類の腐敗臭」には、「2時間で75%の消臭効果!」、「アセトアルデヒドの主な発生源」である「「たばこ」の臭いや「シックハウスの原因」となる臭いには、「2時間で94%の消臭効果!」があるのだそうです。

   一般の消臭剤は臭いがきつくて好きではないのでほとんど使わないのですが、それに代わる強力なものが見つかりません。冷蔵庫の中には、コーヒーの出し殻を干したものを入れていて、効いているように思いはするのですが、強力、というほどではない気がします。

   とりあえず、トイレにおきましたが、効果のほどは今のところわかりません。今度手に入れたら、冷蔵庫に入れてみようとおもっています。

   いずれにしろ、間伐材やいらなくなった木材を蒸気で蒸しただけで臭いが減るなんて、画期的な発明です。詳細は、こちらをどうぞ。  
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「地球の上に生きる」

2012-05-31 14:34:46 | アンティマキ風自然的生活
    1972年に初版が出た「地球の上に生きる」が、いまだに刊行されていると最近知り、懐かしくなって本棚から出してきました。

    私がこの本を手に入れたのは1974年。そのときすでに第10刷なので、ずいぶん人気のあった本です。

    書いたのはアメリカの女性、アリシア・ベイ=ローレル。当時ヒッピーと呼ばれていた人の一人です。彼らのコンミューンでの生活で学んだことを手書きの本にしたのが、これです。

    前書きにはこうあります。

    「この本は、生活費をかせぐためにせっせと机で事務をとったりするより、森で木を切っていたいというひとのために書きました。
   この本には、章というものはありません。わたしが学んでいくにつれて、しぜんにふくらんでいった本だからです。巻末につけた索引が、たぶんこの地図のない土地を進む上での、唯一の道しるべとなってくれるでしょう。
   けれども、あなたが物事の流れをつかむフィーリングを持っていれば、きっと道は見つかります。荒地を旅することから、はじめての垣根のつくり方、簡単な小屋のたて方や家具のつくり方、工作、農作業、お料理、病気の手当てにいたるまでー そう、わたしたちの遠いご先祖が、だんだん進歩していったのに似ていなくもありません。
   工場で生産される消費物資になるべく頼らないようにすれば、わたしたちは静かな暮らしができるはずです。体には活力がみなぎってくるでしょう。大地のリズムにしたがって生活することののびやかさもわかってくるでしょう」

   裏表紙にはこんな索引が書かれています。

   徒歩旅行   小屋のつくり方 野外料理  手でお洗濯をしよう  セッケンのつくり方 まきストーブ
   楽器のつくり方  手縫いするおさいほう  自分の型紙をつくろう  ろうそくをつくろう  カゴのつくり方
   染物  はたおり機と織り方 皮細工  木彫りと彫刻 陶器のつくり方  農作業 びんづめと乾燥食品をつくろう
   お料理  漢方薬  ひとりでするお産  応急手当のいろいろ  そのほかいろいろ

  皮のなめし方からサンダルの作り方、水の乏しいところで水を得る方法、可動式住宅の作り方などなど、かなり本格的な事柄もたくさん載っています。埋葬の仕方まで載っています。共同購入の仕方や物々交換の話も載っていて、生きていくうえでの知恵が詰まっている本です。

   絵も、彼女が描いたもので、ほとんど裸か薄くて柔らかそうな布をまとっただけの人間たちが、森や草地で作業している様子が描かれています。当時、ヒッピーの自由な雰囲気にあこがれていた私は、この本をお守りのように思っていました。眺めていると安らぐような気がしたのです。

   そして、この本に書かれていることをいつか実践してみたいとおもいながら、長い年月がたってしまいましたが、こちらに来てやっと、染物やパン作り、野外料理など少しずつ試みることができるようになりました。彼らの生活のほんの一端にすぎませんが、真似することができて幸せだな、とおもっているこのごろです。
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らら体操の教室、再開します!

2012-04-18 12:18:36 | アンティマキ風自然的生活
   名古屋在住の松嶋富貴さんが考案したらら体操。彼女の指導を受けながら、あちこち体を動かしていると、自分が実はこんなふうに動かしたかったのに、そうしてこなかったのだな、という感じをいつももちます。

   でも、ひとりで始めようとすると、どうもうまくいきません。指導を受けながら動かさないと、違う動きをしているように思うのです。

   昨年何度か稲武で教室を開いてくださったのですが、今年からあらたに月一回の教室を、定期的に開いて下さることになりました。詳細は以下のとおりです。

 *とき:毎月一回 火曜日 午後1時30分から3時
 *場所:稲武地区の旧保健センター(豊田市稲武支所に隣接)
 *講習料:500円
 *申し込み・問い合わせ:ファーストハンド 松嶋さん 

 第一回は、5月15日・火曜日の10時から始まります。久しく運動らしい運動をしていないので、この日がくるのが楽しみです。
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あごのゆがみ

2011-12-11 13:06:40 | アンティマキ風自然的生活
  中学生のころ、同級生に、口を少しゆがめて笑う女子がいました。シニカルなその笑い方がかっこよく見えて、皮肉を言う代わりに、わたしもその笑い方をまね始めました。おろかなことをしたものです。

  たぶんそれがきっかけだと思うのですが、気がついたときには、左右対称に口を開くことができなくなっていました。皮肉な気分でないときでも、口角がゆがみ、右側の唇だけが動くようになっていました。鏡を見ながらシンメトリーになるよう口をあけると、左側のあごの筋肉が妙に突っ張って、自分では左側がひどく下がっているようにしか思えないほどになっていたのです。鏡の中の私はいちおう左右対称に口をあけることができているのに、です。要するにあごの左側の筋肉がかなり不自由になってしまったのです。

  ところが、ひと月ほど前突然、わたしのあごは、ほぼ正常な状態に戻りました!

  固いものを噛んだとたん、関節がかくんとなったような感じを覚え、あごが外れたかと思って一瞬びっくりしました。あごをなでさすっていると、目の前にいた家人が、「もしかしたらあごが正常に戻っているかもしれない」というので、彼に見てもらいながら口をあちこちに動かしてみせると、「あ! 治っている」と叫びました。鏡の前で確かめてみると、本当でした。下唇の中央が、ちゃんと顔の真ん中で下に下がっています。

  噛んだものがなんだったのか思い出せません。ピーナッツだったか、おもちの固いところだったか。それとも他の何かだったのか。ブログに書くつもりでいたのに、いざとなったら、すっかり忘れていました。

  いずれにしろ、わたしの歯は、今とても悪くなっていて、固いものがとても噛み辛くなっています。それで、固いものを下手な噛み方で噛んだせいで、矯正したような効果をもたらしたのかもしれません。とにかくうれしい!

  いまも、この効果は続いています。ほとんど右側だけを動かしていたのですから、違和感は常にあったはずなのですが、正常になって初めて、違和感を感じないようにしていたことに気がつきました。せっかく治ったあごですから、もとの非対称なあごに戻らないよう、左側の筋肉を意識して動かそうとおもっています。

  

  
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杏の種のオイル

2011-12-08 14:40:17 | アンティマキ風自然的生活
  友人が教えてくれた蒲郡市のサスコントラストというお店で、杏の種のオイルというものを見つけ、買ってみました。

  前にも書きましたが(コチラ→)、私は化粧水にはユズやビワの種の焼酎付け漬けをつかい、そのあとは、オリーブオイルをぺたぺた塗りつけるだけの手入れしかしていません。化粧にお金を使う習慣はほとんどないのですが、めずらしいオイルだし、香りがよかったので、ちょっと高かったけれど購入しました。80ml、2625円です。

  しおりにはこう書かれています。
「ヒマラヤの手摘み杏の種の核(杏仁と呼ばれる部分)から搾油したオイル。杏仁の少し甘い香りがします。軽い質感で肌への浸透もよく、べたつきません。顔や体・髪と、どの部分にも使え、自然なうるおいを保ちます。産地のインドで、伝統的な方法によりコールドプレス(低温圧搾)して搾油しているので、ビタミンA・E、リノール酸などの、肌によい栄養分が生きています。インドの小規模な生産地を支援する、現地の団体より直接仕入れ、さらに日本で濾過し、ボトル詰めしています」

  洗顔後、つけてみました。さらっとしているので、オリーブオイルよりよく伸びます。顔だけでなく手にも腕にも足にも塗ってみました。使い始めてきょうで4日目なのですが、頬の感触がしっとりしてきました。オリーブオイルだとつるっとすべる感じなのですが、このオイルは肌が下のほうから潤っている感じがあります。寒くなり始めてからずっとかさついていた唇の周りが、今見たら、すっかりきれいになっていました。いい商品のようです。気に入りました。
   
 
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一般のコットンとオーガニックコットンのこと

2011-11-03 14:12:56 | アンティマキ風自然的生活
  何年も前に「フェアトレード」という言葉を知り、その後知人を介して、People Tree を知ってから、値段が手ごろなものがあると、ときどき買い求めるようになりました。

  People Tree で使っている綿生地はたいていオーガニック。せんだって、昨年の冬のセール期間中に購入した福袋の中に入っていた品物で、どうも着る気になれなかった細身のデザインの綿シャツのタグを何気なく見たら、そこにはとんでもないことが書かれていました。

  「コットンといえば、自然素材のイメージですが、その栽培には大量の農薬や化学肥料が使われているのが現状です。地球上の全耕地面積の約2.5%に過ぎないコットン畑に、世界で使われている殺虫剤の約23%、全農薬の11%が使用されているのです。防虫剤と防腐剤にまみれた種が、化学肥料を投入された土地にまかれ、成長途中には除草剤や殺虫剤、収穫期には枯葉剤散布されます。それらは空気や土壌、さらに水を汚染します。また、コットン栽培にかかわる農民のうち、毎年何万人もが、農薬を直接吸い込んだり、汚染された水を飲むことで体を蝕まれているのです。コットンの一大産地であるインドでは、借金苦により自殺した農民は6年間に10万人にも及びました。(,06年インド政府発表)」

   オーガニックコットンは肌に触れたときの感じが気持ちいいので、好んではいましたが、オーガニックでないコットン生地に、これほど大量の農薬や殺虫剤が使われているとは知りませんでした。タグにはさらに、オーガニック栽培のコットン畑について、次のように記しています。

  「オーガニック・コットン畑では、農薬の代わりに薬草や害虫の天敵の虫を使い、肥料に家畜の糞や植物の堆肥を使うため、そこで働く人びとも健康を害することがありません。ピープル・ツリーでは、環境と人にやさしい服を作り、コットン農家の人びとを支えたいという思いから、1966年からオーガニック・コットンの衣料品を開発しています。この製品をお求めいただくことは、コットン産地の環境と農家の人びとの暮らしを守ることにつながります」

  このシャツ、デザインは気に入らないけれど、急に大事なものに見えてきました。パンツやスカートとコーディネートしてちゃんと着なくちゃ、と改めて思いました。

  

  
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口紅一本のおしゃれ

2011-08-27 18:27:35 | アンティマキ風自然的生活
 20代のころ、職場の同僚が化粧品公害の実態を取材した本を入手し、みんなで回し読みしたことがあります。それまで、とくに熱心ではなかったけれど、習慣のように薄い化粧をしていたのですが、皮膚に大きな黒いしみのついた被害者の写真が衝撃的で、それからはあまり化粧をしなくなりました。

  30代のころ自然派化粧品の存在を知り、基礎化粧品のほかにうっすらとファンデーション程度は塗るようになりました。

  その後、「美しい素肌に口紅一本で」という本を本屋で見つけ、おもしろかったので著者の佐野桃子さんに取材し、当時関わっていた媒体で紹介しました。佐野さんはご自分で設立した化粧品会社の社長で、その会社の商品は基礎化粧品だけ。とてもいいものだったのですが、いささか高価なのと手軽に入手できないこともあって、いつのまにかやめてしまいました。

  でも、その後ぴったり、ファンデーションを塗る習慣はなくなり、たまにかしこまった席にでかけるときだけ、なれない化粧を施すだけになりました。いつのまにか基礎化粧品も買うことはなくなり、ユズの種やビワの種で作った自家製化粧水(コチラ→)にオリーブ油(コチラ→)や椿油を塗るだけ。朝も晩もそれだけです。洗顔は塩(コチラ→)か自然派石鹸(コチラ→)。
  ただし、口紅だけは外出の折に塗る習慣は続いています。若いころは唇の色が薄くて、塗らないと生気がないような顔だったのですが、今はかなり赤くなっています。それでも、口紅を塗ると、ちょっとだけおしゃれできたように思い、自己満足するのです。家人はないほうがいいというのですが、いまだにこれだけは手放せないでいます。

  その口紅、生協で「紅花配合」と書いてあるのを見つけては、たまに購入していました。とりたてていいものとは思いませんが、取れたら取れっぱなしで、一日中塗っているわけではないので、あまり考えずに使っていました。

  昨年のいつだったか、「通販生活」を見ていたら、「フルーツ&ベジタブル口紅・紅あかり」という商品が目に留まりました。野菜と果物でできているなんて、おもしろい。値段は3000円弱。高いとはいえ、ブランド品より安いはず。さっそく注文しました。

  選んだ色はプラムレッド。唇に紅を引いたときの感触は、これまで使っていた口紅と変わりはありませんが、そのあとが違う! なんというか、ふさがれている感じがありません。これまでの口紅は膜でぴったり覆われていたのだな、と感じました。

  大事に使っていたつもりがけっこう早くなくなったので、先日2本同時に注文しました。2本一緒だと少し安くなるのです。色は前と同じ色と、新しくキャロットオレンジの2本を選びました。写真手前が新しく買った方。プラムレッドのほうが伸びがいいように思いますが、どちらも気に入っています。私にしては、高価な化粧品ですが、使っていて気持ちのよい口紅は初めて。当分、続けて求めることになりそうです。  
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こんにゃく療法のこんにゃく

2011-03-14 22:46:27 | アンティマキ風自然的生活
  家人が胃の痛みを訴えるので、久しぶりにこんにゃく療法をすることにしました。

  こんにゃく療法は、あたためたこんにゃくを患部に当て、痛みを和らげて、滞ったからだの循環をよくする働きがあります。

  たいていいつもこんにゃくを買い置きしているのですが、質のいい値段の高いこんにゃくなので、もったいなくて近くのミニスーパーまで買いに行きました。買ったのは2丁100円ちょっとの破格値のこんにゃく。どんぐり横丁でいつも買うのは、一丁240円程度の設楽のこんにゃくなので、ほぼ4分の1の値段です。

  こんにゃくは熱湯で約10分ほど煮ます。このとき、ものすごい異臭を感じました。なんだか昔のトイレのような、非常なくささです。でも、食べるわけではないのだから我慢すればよかろうと、熱いのをタオルに包んで家人の胃の辺りに乗せました。

  載せてしばらくして、家人は「臭い! やめてくれ」と言い出しました。確かにひどい臭いです。私は風邪気味で鼻がちょっと悪かったのと、少々臭くても背に腹は代えられないと思ってやり続けるつもりでいたのですが、病気で敏感になっている家人には我慢できなかったみたい。私も、おちついてゆっくりこんにゃくを鼻に近づけてみて、あまりの臭さに驚きました。いやなにおいは体の芯から萎えさせるようです。値段が安いと、こんにゃくはここまで質が落ちるのか、と驚くやらあきれるやら。

  その日はこんにゃくシップは取りやめ。翌日、以前使っていた残りの千年灸が見つかったので、肩や腰や腕など、痛がっている箇所にすえました。ちょっとした胃潰瘍だったようですが、玄米粥と玄米クリーム、それにこの灸で何とか当座は乗り切れました。

  それにしても、あのこんにゃくの臭いはすさまじかった。2丁一組を二組も買ったので、まだ残っています。もしかしたら、あの臭いこんにゃくだけ、製法に問題があったとか何かかもしれないとおもって、念のため封を切ってお湯で煮てみました。ところが、あのときほどの異臭はないのです!

  ここまでしてみて、気がつきました。療法に使ったあのこんにゃくは、ブロッコリーのゆで汁で煮たのです。もしかしたら、ゆで汁に含まれているブロッコリーのある成分と、こんにゃくの凝固剤が微妙に反応して、あのものすごい臭いにおいが生まれたのではないのでしょうか? だから、質のいいいつも食べている高い値段のこんにゃくでも、ブロッコリーのゆで汁で煮たら、やはり同じような異臭がしたかもしれません。化学に弱い私は、こう想像するだけです。だれか同じ経験をお持ちの方、あるいは化学的に解明できるかた、情報をください。
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稲武でらら体操教室始まりました!

2011-03-09 17:28:42 | アンティマキ風自然的生活
  チエ流マクロビオティック料理教室が終わった後、どんぐり工房の和室で開催していたらら体操教室が、稲武で月1回、定期的に開かれることになりました(らら体操についての記事はコチラ→)。
   
松嶋富貴さんの指導を直接受けているときはすんなり理解できて、体も芯からほぐれているのがわかるのですが、一人でやろうとすると、どうもできません。一般の体操のように決まった型がないからです。だから、稲武での定期的な開催は願ったりかなったり。すぐに申し込みました。

   教室が開かれたのは旧稲武町の保健センター。第1回めはあえて宣伝はしなかったとのことで、集まったのは私を入れて3名でした。
   
   らら体操を創始した松嶋さんは、「体のあちこちの痛みやゆがみは、もともと動きたがっている方向に体を動かしてやらず、無理やり使ってきたために生じた」と考えます。

   とにかく体が行きたい方向にまず行かせてやること。それからどこに力が入っているか感じ取り、ゆっくり体をゆるめて元に戻す。簡単に言えば動きの基本はそれだけ。でもどこに体が行きたがるかは、決まっていません。感じ取ること。それがこの体操のすべてのようです。

  上の写真は、いすに座って両手を背もたれにかけ、リラックスした後力をどこにも入れないで、ゆっくりいすから下りる動作をしているところ。体の傾き加減によってどちらに動くか決まりません。人それぞれです。傾いたほうの逆の足を自然に上げたくなり、そうすると体がいすからずり落ちる姿勢になりました。向かって一番左が、松嶋さん。

  笑うと体がゆるみます。緊張するとカチカチに。ちょっとだけ腕を上げる動作でも、手のひらがどの方向を向いているかによって、力の入り具合が変わってきます。緊張した部分がここにあると知ると、さすってやりたくなります。マッサージでもなく、軽くさするだけなのにとても気持いい。

  従来のどの体操とも違うこのらら体操。松嶋さんの話を繰り返し聞き、体の変化を感じながら動かしていると、今までまっすぐだと思っていたからだが実はくねくね曲がっていたことに気がつきます。不思議で心地よい体験です。

  らら体操教室は、月1回、水曜日に行われます。向こう2ヶ月の予定と申し込み先は以下の通りです。
*4月6日(水)午後2時~4時ころ
*5月11日(水)午後2時~4時ころ
*場所:豊田市稲武地区旧保健センター(稲武支所隣)
*参加費:500円
*申し込み先:ファーストハンド(松嶋) 
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薪をもらった!

2011-02-22 21:17:31 | アンティマキ風自然的生活
 一昨年はまきストーブ用の薪があまり用意できなくて(関連記事はコチラ→)、冬の後半はほとんど石油ストーブで過ごしました。もらいものの廃材や剪定した庭木は豊富にあったのですが、乾いた状態の薪が少なくて、あきらめざるをえなかったのです。

  この冬は、前のような残念な冬にしたくなかったので、かなり早くから、廃材や割り木、短く切った丸太などを、雨よけのある棚にしまったり、積んだ上にシートをかけたりして準備しました。

  また冬の初めには、知人のMさんから、納屋に保管してあった杭やはざかけ用の長い棒などを、ストーブにくべやすいようにわざわざ短く切ったものをたくさんいただきました。

  そんなわけで、ストーブのある暮らしをはじめて今年ほどあたたかく過ごせる年はない、と喜んでいたのですが、わずか3か月で薪不足となりました。短く見ても、あとひと月は必要な暖房。とうてい乾いた薪は足りそうもありません。仕方なく石油ストーブで補いながら、けちけち焚いていました。

   そんなとき、思いがけない朗報が。Mさんからまたまた「薪をいらないか」との連絡が入ったのです。今度はご自宅のものではないので、稲武から車で一時間も行った南信州から運んでくださるとのこと。恐縮しつつ、ぜひにとお願いしました。

  昨日外出先から戻ったら、家の外壁にきれいに積まれていたのがこれ。スギやヒノキもあれば、この辺で「かなき」とか「かたぎ」と呼ばれるナラやクヌギなどもあって、すぐに使える乾燥状態です。Mさんにお礼をいうと、なんとまだあとこの3倍ほどの量があるとのこと。おもわず相好がくずれました。さっそく贅沢に薪を投入し、暖かい夜を過ごしました。

  そして今日の午後、いただいた薪を裏庭に運んでいたとき、Mさんが薪をいっぱい積んだ軽トラを運転して来てくださいました。きのうきょうと続けて運んでくださったのです。これらの薪はすべて、Mさんのご親戚がお風呂用にためていたもので、つい最近まで天水と併用して使っていたのだそうです。薪風呂のほうが、現代的な風呂よりも体が芯から温まるのだそうですが、電気に切り替えることにしたので薪が不要になったとのことなのです。

  そういえば、ストーブで沸かしたお湯は、ガスで沸かした湯よりおいしいと聞いたことがあります。試したことはありませんが、薪風呂のほうが体が温まるのと同じ理屈なのかもしれません。

  ついでに思い出しましたが、稲武ではいまもけっこうたくさんの家々で、炭炬燵を使っています。電気に比べたら、部屋の中までほんわかとあたたかくなるそうで、炭のコタツのある部屋では、灯油のストーブは不要だとのことです。  

  寒いところは、少々手間がかかっても、より温まる工夫をいろいろ今もしているのだなあ、と思ったことでした。
  
  ところで、「かなき」とは、お金になる木、「かたぎ」とは木が硬いからそういうのだと聞いています。ともあれ、しばらくは薪の心配をせずにすみそう。うれしい! でも、先々のことを考えて、今年こそがんばってこれから先の冬の準備を怠らないようにしようと思います。     
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