アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

薪ストーブと火鉢

2010-01-12 17:12:58 | アンティマキ風自然的生活
  3年前、リフォームした折に、デンマークのアンデルセン社のストーブを設置しました。はじめは、それまでつかっていただるまストーブに比べたら、効率がよくて暖かく、煙突の掃除もあまりしなくてよいので、満足していたのですが、今年は、暗礁に乗り上げました。

 薪の不足です。昨年も同じ難問にぶち当たったのですが、もらい物のよく乾いた薪で何とかしのげました。同じ轍を踏みたくないので、昨年冬から一年かけて、敷地内のあちこちに散乱していた廃材や剪定した枝などを少しずつかき集めて切りそろえ、自前の棚に積んでおいたので、今年の冬は薪不足になることなく、快適に過ごせると思っていました。

 そして10月。早々にストーブを焚き始めました。いささか煙が前面に出過ぎるきらいはありましたが、棚にたっぷりある薪や小枝を威勢よく燃やし、今年のストーブ生活は順調な滑り出しをしたかに見えました。

 ところが、12月、いつもうちのストーブや薪の心配をしてくださるMさんが来て、ストーブの燃え具合や汚れ方を見るやいなや、「これは薪がわるい。こんな薪を使っていたら、煙突火災を起こし、火事になる!」と一喝されました。

 屋外の直筒を覗くと、Mさんがいうところの「動脈硬化」をおこしていました。煙突の内側にびっしりタールがこびりついていて、煙の通り道はごく細い部分しかありません。生木は燃やさなかったけれど、切って一年くらいしかたっていない丸太や、数日乾かしただけの拾った古い枝などを使っていたのが災いしたようです。含水率がまだまだ多かった。私たちがおもうほど、木々の乾きは速くないようです。

 屋根にのぼって上のほうの煙突をたたき、すっかりきれいにしてくださったMさんから、「よく乾いた薪しか燃やしてはいけない」と固く言い付かり、以来、宝物にしていた取って置きのよく乾いた薪と小枝だけを、ちびりちびり燃やしています。

 敷地内には、皆さんに持ってきていただいた廃材や剪定した枝が山積みになっているのですが、「乾かす」という作業を怠って来たので、こんな事態に至りました。

 雪が解けたら、来年の冬のためにせっせと薪をつくり、雨にぬれない工夫をしなければ。ともあれ、わずかな薪では暖かさが続かないので、しばらく使っていなかった火鉢を復活させました。
 暖かさと便利さには欠けますが、「これはこれで、冬の情緒は満喫できそう」ということにしておきましょう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 干しきのこと豆乳シチュー | トップ | 土鍋でご飯を炊く »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アンティマキ風自然的生活」カテゴリの最新記事