警察署の春の人事異動で来た新米の担当者に高校生万引き犯は刑事事件にされてしまいました。

昨日、カードカルト神戸三宮東店から１２歳の中学生が２３０００円分万引き、警察に引き渡したが、親が即時に弁済する金がないといい、一筆をかいてもらうことにしたという連絡を受けました。大阪に戻りカードカルト南海難波駅前店に立ち寄り、これから、カードカルト京都河原町店に売上げ金の回収に行こうと思った矢先、大阪日本橋店の店長から来てください。と電話が。行くと、小学生・中学生万引きＧメンの活躍により、１６歳の堺高校という聞いたことのない高校の生徒が捕まっていました。私に対して、何でも言うことを聞きますので警察や親には言わないでください。と懇願していました。これは、万引き犯が１００パーセント使うセリフです。よく、アダルトビデオで、万引き主婦が警備員に懇願して、セックスさせることで許してもらう話がありますが、あながちありえない話だも思えません。店長や副店長が対応していました。いつものように警察を呼びました。私は、京都河原町店に行き、戻ってきたら、店は、誰もいなかったので、もう片付いたのだろうと思っていました。すると、夜１１時ごろ、店長が戻ってきました。警察に被害届けを出していたので遅くなったといいます。カードカルトの規定では、万引きでは、警察を呼び、万引き犯を警察に引き渡すものの、被害届けは出さず、厳重注意とするとしているのに、被害届けを出すとは、弁済金でも支払わないと親が言ったのかと聞くと、違うといいいます。被害額１６９３０円は、母子家庭ということで母親が警察に来て、全額弁済。普通なら、ここで一件落着となりますが、担当したおまわりさんが、この春の人事異動でやって来た新人で、警察の内部規定に厳格にのっとって、万引き額が１万円を超えているので、被害届けを出してください。といわれたので、仕方なく被害届けを出すことになって、書類作成に今までかかったといいます。
この万引き少年君は、元来だったら、傷の残らない厳重注意で済むのに、春の人事移動で初めて少年の万引き事件に担当することになったおまわりさんに、当たってしまって、刑事事件にされてしまったわけです。でも、普段からあちらこちらで万引きしていたかもしれず、天罰が下ったという気もしました。
カードカルトが万引き犯に対して被害届けを出さないのは、ひょうたん良先生のアドバイスによるものです。それ以前は、いちいち被害届けを出していました。
昔、ゲームカルトがあったころ、店頭に並べていた駄菓子のうまい棒を万引きしているホームレス風のおっさんを捕まえたことがあります。警察に通報、警官が来て、被害届けを出しますか。と聞かれて、出しますというと、このおっさんドヤ（簡易宿泊所）住まいなので、被害届けが出されると、逮捕して身柄拘束しないといけない。今、拘留所が満員なので、厳重注意にしてもらえないかといわれて、じゃぁ厳重注意でお願いします。と言ったことがあります。