骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

鶴ヶ曽根上久伊豆神社を骨で聴く

2016-04-28 10:12:31 | 骨で聴く巡礼旅
埼玉県八潮市は県南東部に位置し、海抜は概ね3メートル前後の平坦な地形の都市です。
東京都と隣接しているためベッドタウンの要素は多いものの、昔ながらののどかな風景も残っています。

そんな八潮市の比較的のどかな場所に鶴ヶ曽根上久伊豆神社は鎮座しています。



すぐ東側を流れるのが中川で、別名を古利根川ともいいます。
この川は寛永年間(1624~1644年)までは利根川の本流でした。この地域は、かつての利根川の自然堤防上に発達した集落でした。
集落の名称が鶴ケ曾根で、至徳4年(1387年)の「大中臣長房譲状」(香取文書)に記述が残っています。「鶴ケ曾根の関」と呼ばれる関所があったようです。
また、この地域には数多くの板碑が現存しています。村落の開発の古さが分かります。

鶴ヶ曽根久伊豆神社は、文禄3年(1594年)の勧請といわれています。
祭神は大己貴命で、のちに鶴ヶ曽根村の鎮守として祭祀され、真言宗薬王寺が別当を務めるようになりました。



明治時代の神仏分離令で独立社となり、村社に指定されました。
当時は境内に松が多く植えられていたようで、明治40年の八條唱歌に「右は久伊豆 松繁み 夏の盛りも暑からず」と歌われるほどだったようです。現在は鎮守の森も少なく、さっぱりとした印象の境内ですが、境内の松の根から、往時の松の大樹を偲ぶことができます。

そんな鶴ヶ曽根上久伊豆神社を骨で聴きます。
何だか懐かしい風景のように感じるのは、日本人の原風景に似た印象を持つからかもしれませんが、さらに周囲の音声を耳だけでなく骨で聴きます。
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