骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

祐天寺を骨で聴く

2016-11-24 17:23:18 | 骨で聴く巡礼旅

東京の目黒区で寺院の名称が地名や駅名になっているといえば、祐天寺といえるでしょう。

目黒線の不動前駅も目黒不動が由来の駅ですが、祐天寺はそのものズバリの駅名です。

 

そんな祐天寺ですが、東急東横線祐天寺駅からは南下して駒沢通りに出た先にあります。

寺院の地名は東京都目黒区中目黒5丁目で、駅は目黒区祐天寺2丁目になります。

 

浄土宗の寺院で、山号は明顕山。

本尊は祐天上人像(本堂安置)と阿弥陀如来坐像(寄木造、阿弥陀堂安置)です。

 

 

地名になっているだけあって、この周辺では巨大な寺院といえます。

現在の本堂は常念仏堂として建立された堂宇を再建したもので、国の登録有形文化財になっています。

 

江戸時代の享保3年、増上寺36世住持の祐天の体調が悪化したため、弟子の祐海は祐天が常念仏を行える廟所を探すことになりました。しかし同年7月に祐天が亡くなってしまいます。

その祐天ですが、廟所を目黒の地に建立したいという望みがあり、祐海は目黒にある善久院を購入し、祐天の廟所と常念仏堂を建立再興したといいます。

そのときは損傷が激しかったようで、そのときの善久院が現在の祐天寺に発展するとは想像できないほどだったといえます、

 

 

祐天寺としては、享保8年(1723年)に寺号が正式に許可され、祐天を開山としました。

祐海は第2世となりました。

 

またこの祐天寺で特筆すべきことは、境内に大正天皇の生母である柳原愛子の墓があることです。

 

そんな祐天寺を骨で聴きます。

駒沢通りの喧騒と隣接しているものの、落ち着いた雰囲気に包まれています。

耳だけでなく骨からも周囲の音声を聞きとり、癒し効果を堪能できます。米軍採用・特許技術の骨伝導ヘッドセットとの相性が良いようで、都会の寺院でありながら旅先で出会ったような気分も味わえました。

 

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