骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

吉祥寺・月窓寺を骨で聴く

2013-11-30 12:44:18 | 骨で聴く巡礼旅
吉祥寺といえば、JR吉祥寺駅の北口ロータリーから北北東方向にまっすぐ伸びるサンロード商店街です。活気のある吉祥寺のメインストリートといえるでしょう。
長さも約300mあり、五日市街道にまで伸びています。

そんなサンロードに面している寺院が雲洞山天暁院月窓寺で、曹洞宗系単立寺院です。
喧騒の商店街に面しているとはいえ、境内は落ちつた雰囲気を出していて、吉祥寺の街中にあることが信じられないような感じです。




月窓寺の観音堂には白衣観音坐像が安置されています。
これは、元禄年間(1688-1704)につくられたものだといわれます。京都の大仏師によってつくられ、光背、台座は江戸でつくられたものだそうです。
白衣観音坐像は、馬頭観音信仰と結びついるようで、当時の村民の信仰を集めていたものと推定されます。

五日市街道沿いには、地域に根ざした神社仏閣が多いので、この月窓寺も地域住民に親しまれてきたのだと想像できます。




開山・創建は、牛込宝泉寺五世洞巌(寛文3年1663年寂)によるといわれています。
吉祥寺との関わりでいうと、宝泉寺は、駒込吉祥寺三世興山圭隆大和尚の開山で、永禄5年(1562)江戸城清水御門近くに創建、次に田安門外への移転、さらに牛込横寺町へ移転しています。現在は中野区上高田にあります。

もともとの吉祥寺という寺院の門前町が焼失した際に、吉祥寺門前の住人を始めとする居住地・農地を大幅に失った者達に対し、現在の武蔵野市東部を開墾して住人達を移住させたという歴史があります。
その移住地の中心部に月窓寺があるということに、感慨深いものがあります。

     → 諏訪山吉祥寺を骨で聴く
     → 吉祥寺駅を骨で聴く

東京の23区からは外れる武蔵野市で、圧倒的な人気を誇る吉祥寺の街ですが、喧騒から少しだけ外れて月窓寺に足を踏み入れてみることで、歴史を少し感じてみるのもいいかもしれません。

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それにしても吉祥寺はいつ行っても活気があります。




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