骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

明大前駅を骨で聴く

2013-12-27 17:52:16 | 骨で聴く鉄道駅
京王線、井の頭線が交差する明大前駅は、回送列車を含めたすべての列車が停車するほどの主要な駅です。京王線が上を走り、立体交差して井の頭線が下を走る明大前駅に骨伝導機器とともに降り立ちました。

この駅は、1階が改札口、2階が京王線ホーム、地下1階が井の頭線ホームの3層構造になっています。しかし駅の規模としては大きくなく、京王線も井の頭線も、相対式ホーム2面2線というシンプルな構造になっています。
そのため京王線の全電車が停車する駅としては、いかにも東京の私鉄駅といった雰囲気で、周辺地域の中心的な駅といった印象はありません。

興味深いのは、明大前駅はかつて松原駅という名称でしたが(一番最初は火薬庫前駅、井の頭線は西松原駅)、東京山手急行電鉄が東京外周に約50kmにわたる環状路線(第二山手線)を建設しようという構想があり、ここが交差駅になる予定でした。
その名残が今でもあって、それが井の頭線の明大前ホームから吉祥寺寄りにある玉川上水の水道橋です。ここには複々線のスペースが確保されています。
複々線になる予定だったのは、帝都電鉄、現在の井の頭線と山手急行の4線分です。
山手急行は世界恐慌の影響で計画は頓挫し、後に帝都電鉄と改称して現在の京王井の頭線を建設しましたが、1940年に小田原急行鉄道に合併されました。

この未成線である山手急行にとっては、唯一の痕跡がここにあるのです。
渋谷寄りで、京王線との立体交差部分も複々線分のスペースが確保されていましたが、現在ではエレベーター設置スペースに転用されています。

駅名の由来は読んで字のごとくです。
1935年に、明治大学予科近くに移転したのに伴ってのものです。現在でも明治大学和泉校舎は、甲州街道を挟んで北側にあります。

当然ながら学生街という側面も持っているので、学生向けの店舗は数多くあります。しかし駅前商店街としてはそれ程大きい規模とはいえません。
駅前ロータリーもなく、タクシー乗り場もないため、タクシーを利用する場合には甲州街道まで出なければ難しいかもしれません。

乗換の乗客の多い駅で、数値にも如実に現れています。一日平均乗降人数が、京王線が49,647人、井の頭線が34,865人ですが、京王線と井の頭線の乗換客は172,727人もいます。
駅の規模に対して人の流れが多いのは当然といえます。

そんな喧騒の明大前駅にて骨伝導ヘッドセットを使って、まさに騒音対策を実感します。
実に快適です。単なるハンズフリーではないので、耳を使わない利便性はものの見事によく分かる駅だといえます。

そんな米軍採用の特許技術を駆使した骨伝導製品ですが、この年末年始は7周年記念の「全額返金保証キャンペーン」を実施しています。
数量限定なので、今がチャンスです。

     → 明大前駅でも効果抜群の骨伝導

慌しい年末もあと少し。
明大前駅で乗り換えて、少し遠くに行ってみようか、と思いつつ駅をあとにしました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿