骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

蟠龍寺を骨で聴く

2016-04-05 11:31:59 | 骨で聴く巡礼旅
山手七福神の弁財天となっている蟠龍寺は、浄土宗寺院で霊雲山称明院と号します。
山手通り沿いが入口になりますが、境内はかなり先に進んだ先のため、意外と静寂な雰囲気を持っています。

慶安元年(1648年)に開創した称明院を、増上寺の霊雲上人が宝永6年(1709年)に霊雲山称明院蟠龍寺として改名再建したという歴史を持っています。

本堂にある本尊は「木像阿弥陀如来像」(都指定文化財)で、天明年間(1781-1788年)に東都三番札所となり善光寺式阿弥陀三尊像も祀られています。

また蟠龍寺といえば、江戸裏鬼門の鎮守として岩窟内に石造弁財天、弁天堂内に木造弁財天(八臂の天女像)が安置されていることで知られています。



池の麓が小高くなった弁天堂も存在感がありますが、本堂を回った場所にある岩窟はやはりインパクトあります。
目黒区の、しかも山手通りから入ってきた寺院の境内にあるとは思えないほどの雰囲気です。




そしてもう一つ、珍しいのがおしろい地蔵です。




祈願方法はユニークといえます。
地蔵の顔におしろいや化粧を塗り、自分の顔にも残ったおしろいを塗り、化粧をすると美人になるというものです。
歌舞伎役者にも信仰されていると聞きますが、やはり中心は女性の信仰のようです。

都会の中の意外なスポットという感じですが、都内には探せば必ずこんな出会いがあります。
耳だけでなく骨からも聴くことで意外なことが分かるのと同じです。
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