久富稲荷神社を骨で聴く

巨大な神社でもなく、山岳地帯にあるわけでもないにも関わらず、参道の距離が250メートルもある神社があります。
久富稲荷神社です。

場所は世田谷区で、田園都市線の桜新町駅から駒沢方面へ向かった先です。
再世の鳥居が現れ、左右に普通の住宅街になった参道が現れます。所々に朱色の鳥居が見えます。

最初の鳥居を潜り、さらに進んでいきます。

また鳥居が現れます。

鳥居がなければ、今時珍しい完全舗装されていない住宅街の路地です。

250メートル歩くと、ようやく境内に入れます。
この神社はふくろうの伝説があり、いまでも秋には「ふくろう祭り」で賑わいます。このときはこの長い参道にフリーマーケットの店が並びます。

久富稲荷神社がこの地に鎮座したのは400有余年前といわれます。
残念ながら資料がないため、創建年代不詳となっていますが、江戸中期の「新編武蔵国風土記稿」に「新町村五十戸の鎮守」と記されていますので、江戸時代にこの周辺の村の鎮守であったことは確かといえます。

実はこの長い参道の反対側は国道246号線に近く、境内のすぐ横に道路があります。
従って、反対側からは250メートルも参道を歩くことなく参拝できるのです。

境内から出て少し歩けば上は首都高速3号線、下は厚木方面へ向かう国道246号線です。
疾走するクルマの音に携帯電話の音声は消されます。
こんなときは、骨伝導ヘッドセットや骨伝導イヤホンの出番です。

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これだけの参道を歩くのだから、その先には世界最先端の骨伝導ヘッドセットを使う場面があっても良いでしょう。