いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

どちらも変わらなければならない-米国と北朝鮮。they must change either

2017-04-24 20:58:52 | 日記
 (1)北朝鮮ら致問題の当局者として度々登場していた北朝鮮関係者が久しぶりにメディアに登場して、朝鮮半島に有事が発生したら日本に及ぶのは火の粉どころではない(趣旨報道)と日本を名指しして威圧していた。

 北朝鮮が一方的に日本海、時には日本近海にまでミサイルを発射して威かくして、これにトランプ政権が米軍空母群を朝鮮半島近海に派遣して北朝鮮をけん制している中で、日本がとりわけ北朝鮮から名指しで威かくされる理由などないところだが、パラドックス(paradox)として北朝鮮のあせりとかうろたえが聞こえてくる冒頭の北朝鮮当局者の余計な発言だった。

 (2)北朝鮮の核実験施設は金第一書記の命令があればいつでも核実験は実施される段階という見方の中で、米軍空母群がまもなく朝鮮半島近海に到達して北朝鮮に圧力、けん制をかける情勢の中でメディアの世論調査では各国が北朝鮮にどう対応すべきか尋ねたところ、外交努力を強めるが64%と軍事的な圧力を強める21%を大きく引き離した。

 (3)北朝鮮当局者が日本を威圧するまでもなく、朝鮮半島に有事が発生すれば韓国、日本に重大な影響被害が及ぶのは必至のことであり、米軍による北朝鮮への軍事的圧力に消極的な意見が多いのは当然の結果だ。

 外交姿勢を強めるには、トランプ大統領が最大の北朝鮮支援国中国の影響力行使に期待するとおりそれは国際社会の一致した期待ではあるが、その中国は米国と北朝鮮の対話、話し合い解決を主張しており、なかなかひと筋縄ではいかない現実がある。

 (4)よく都合よく使われる現実的実効性のないことが多い外交努力に頼らなければならないところに、北朝鮮問題のバイアス(bias)な複雑性、国際政治性がある。

 それはまた北朝鮮が日本を含めて近隣国、米国に対して取っている威圧行動は、米国がこれまで覇権主義のもとに敵対国に対して取ってきた行動力学でもあり、どちらも同じ都合主義で正当性を主張しているところに問題解決に向かわせない核心部がある。

 (5)どちらも変わらなければならない。(they must change either)

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