いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

韓国新大統領と日本。 new president of korea and japan

2017-04-17 19:41:51 | 日記
 (1)今年は国際関係を大きく左右する大統領、首相選挙が続く。韓国も朴クネ前大統領のひ免にともない、大統領選がスタートした。突然の大統領選前倒しとなって、15人が立候補しての本命不在の混戦、乱戦模様だ。

 しかし日本とっては誰が大統領になっても朴前大統領の慰安婦問題の決着に対する国民的反発を背景に、日本に対して厳しい態度で臨む(報道)ことが予想される顔ぶれだ。

 (2)現在混戦、乱戦をリードしている文在寅候補は、大統領に就任したら慰安婦問題の決着を見直し、日本と再交渉する(報道)と主張している。国際関係が大統領の交代にともなってそれまでの関係を見直されるのは、米国トランプ大統領でもいやほど経験済みだが、韓国の場合は朴前大統領がひ免されての交代という特殊なケースなだけに、朴前大統領の政治、行政関係が厳しく見直されるのは国民大多数の意向に応えるためにも必然的といえる。

 (3)特に韓国はこれまで堅調に国内経済成長を支えてきた家電業界のサムソンが朴クネ前大統領とのゆ着摘発で同会長が逮捕されて組織崩壊状態で国内経済の立て直しにも迫られており、さらに北朝鮮の挑発も続いて外交、軍事でも厳しい局面に立たされている。

 新しい大統領には相当の国内外に重い課題、問題を抱えての政権スタートとなるだけに打開策(a way out of depression)が求められている。

 (4)朴クネ前大統領は在職中は持論の中国寄り姿勢を鮮明にして、中国との経済的連携を強めてまた当初から歴史認識問題でも同じかっての日本による侵略支配被害の中国とともに日本に対して厳しい責任の取り方を要求してきた。

 日本と中国が関係改善に動く中で米国(オバマ政権)の強い意向も受けて、慰安婦問題での決着和解に動いて実現させたが、その矢先での自ら招いた政治の私物化、収賄疑惑で政権を追われる事態となった。

 (5)新しい大統領は基本的には日米韓同盟関係を維持して北朝鮮の挑発に対峙するとともに、日本に対しては朴クネ前大統領のひ免による政治責任による見直しを理由に当時の慰安婦問題決着などの外交戦略の見直しで再交渉を求めて、政治的にも国民意識的にも当分はギクシャクした関係に戻ることが考えられる。

 (6)トランプ大統領は挑発を続ける北朝鮮対策として米軍空母群を北朝鮮近海に急きょ派遣して北朝鮮を威かくしているが、中国が動かなければ米国独自で軍事対応を取る(報道)と警告していることから、朝鮮半島有事での日米韓同盟関係との軍事バランスがどう動くのか不透明なところもあり、新しい韓国大統領にとっても日本との厳しい対を取ることにも影響を及ぼす懸念材料ともなる。

 (7)日本としても、北朝鮮問題も含めての韓国新大統領との東アジア緊張緩和の協力関係促進のための方策構築が重要テーマだ。

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