いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

世の中良くなっていますか、安倍首相。 era of fake news

2017-04-06 19:58:11 | 日記
 (1)言った、聞いていない、報告した、知らない、すべて交渉はまかせて出来上がったものに判を押しただけ、もらった、渡していない、証明するものなどない言ったもの勝ちのフェイクニュース時代(era of fake news)に国の形ばかりの避難解除に帰る、帰らないは自己判断と政治の世界がこんな無責任、体たらくでは、世の中良くなるはずもない。

 北朝鮮までも3か月連続のミサイル発射を「自衛目的」と強調して、「朝鮮半島の緊張を招いている責任は米国にある」(報道)と一方的に責任転嫁するあつかましさだ。

 (2)シリア内戦では4日に反体制派組織に対して化学兵器を使用した攻撃が行われた可能性が指摘されている。ここでも政府側は反体制派組織の自作自演(報道)だとして自らの関与を否定して、反体制派はシリア政府軍の仕業だと互いに非難し合っている。

 戦場の限られた、閉ざされた空間で起きた事象について客観的、比較考証的な判断など出来るはずもなく、双方が都合のいい有利な判断で相手を非難し合うだけだ。
 真実が戦闘当事者だけの闇の中にしかない。

 (3)シリアでは政府側が化学兵器製造を進めて、反体制派組織との内戦で化学兵器が使われて国際問題化して、当時の米オバマ政権が制裁措置としてシリア空爆介入直前まで迫った。

 これに対して、これまでシリア・サダト政権と友好協力関係にあるロシア・プーチン大統領が国際監視団のもとでのシリア政府の化学兵器全廃を主張し、主導してきた。
 ここにきての再びのシリア内戦での反体制派組織への化学兵器使用可能性については、シリア政府がその実行を否定してみせてもロシアの責任は非常に大きいといわざるを得ない。

 (4)そもそもシリア・サダト政権を支持して友好協力関係にありシリア内戦でもシリア政府擁護姿勢の強いロシアに、シリア政府の化学兵器全廃処理をまかせたことに公平性、開示性、公正性の観点から問題があった。

 こんなことで当時の米オバマ政権がシリア問題から手を引いてシリア、ロシアと利害共有国に国内化学兵器全廃処理をまかせたのは、国際社会にとっては間違いだったことが今回の再びのシリア内戦で化学兵器は使われた可能性の大きさから実証された。

 (5)化学兵器が反体制派組織攻撃に対して使用されたのに、シリア政府側が反体制派の自作自演などと主張していることに、冒頭のような無責任で体たらくな世界的政治状況まん延の不幸の現実がある。
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする