オールドゲーマーの、アーケードゲームとその周辺の記憶

コインマシンやギャンブルゲームやカジノの歴史的エピソードとか、時々カジノ旅行記とか、たまにスポーツやマンガとか。

1991年のセガ(前編)

2023年07月09日 17時20分29秒 | メーカー・関連企業

【本題に関係ない前置き】
ワタシはブログを更新するとツイッターでお知らせをしていますが、前回記事「アルゼゲーミング、消滅の危機」の更新のお知らせが万バズ(と言ってもインプレッション数での話です。でも通常は250から多くても1000には届かない程度なので桁違いです)してしまいました。ユニバーサル(アルゼ)ってそんなに皆さんの関心の高い企業だったのでしょうか。弱小泡沫ブログの、人を選ぶ極めてニッチなテーマにこれだけのインプレッションがあるとは驚きです。

*********** これより本題 ************

「失われた30年」となる以前の、バブル景気時代を知る世代にとっては、現在の日本は本当にめちゃくちゃな国になってしまったなあと思います。少子化も含めひとえに政治の貧困が原因ですが、二人に一人が選挙に行かない国民がそんな政治を許しているわけで、「こりゃもうニッポン、ダメかもしれんね」と半ば諦めの境地に達しつつあります。

日本の「バブル景気」は、ウィキペディアによれば1986年11月から1991年5月の55か月間に日本で起きた好景気とそれに付随する社会現象を指すそうです。そのバブルが崩壊した直後の1991年9月、セガは全8ページの総合カタログを頒布しました。

この総合カタログは少し変則的な形で、両面に印刷された横に長い帯状のフライヤーを4等分してまず両端を内側に折りこみ、次に中央で内側に折りこんで、最終的にはA4判、全8ページの形になっています。今回はこれらのうち片面の4ページをご紹介します。

まずは表紙と裏表紙です。

1991年9月にセガが頒布した総合カタログのうち、表紙(右)と裏表紙(左)。

セガの総合カタログでは、裏表紙最後のページでは両替機など周辺機器を掲載することが多いのですが、ここでは「CYBER DOME」や「AS-1」、「CCDカート」といった大型設備が掲載されており、いかにもバブル時代の雰囲気を感じます。しかしこの時代、ゲームアーケードに留まらない大型機種を作ろうとする傾向はセガに限ったことではありませんでした。

次は表紙と同じ面に印刷されている2ページです。ページ番号としては、左が2ページ目、右が7ページ目となるものと思います。

画像2ページ目(左)と7ページ目(右)。2ページ目を左に、7ページ目を右に開くと、3~6ページ目が見えるようになる。

2ページ目には今では伝説的な「R360」、7ページ目には「ホログラム・タイムトラベラー」が見えます。タイムトラベラーは、ワタシの記憶ではアメリカで作られたものをセガで販売していたと思うのですが、今それを裏付ける資料が出てきません。あまり売れずに、だぶついた筐体を利用した「ホロシアム」も出ましたが、これも残念ながらあまり普及しなかったように思います。

以下、各ページの拡大図。

表紙

2ページ目

7ページ目

裏表紙

「ポリゴン」が実用化される以前のビデオゲームの画面には、ある種の郷愁を感じさせられますね。

これにて前半は終了とします。

次回「後半」につづく。

 


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2023-12-03 09:30:16
障がい者差別等はだいぶなくなってありがたいですよ。
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