オールドゲーマーの、アーケードゲームとその周辺の記憶

コインマシンやギャンブルゲームやカジノの歴史的エピソードとか、時々カジノ旅行記とか、たまにスポーツやマンガとか。

新年のご挨拶2021

2020年12月31日 21時17分23秒 | その他・一般
ワタシは1998年以来毎年複数回、ラスベガスに巡礼をしていましたが、昨年はコロナの世界的蔓延のため、24年ぶりにラスベガスに行かない(行けない)年となりました。1年で失効するカジノの会員ステータスを維持できなかったので、来年は平会員になってしまう事でしょう。

そのラスベガスですが、ストリップエリアで見られる人の殆どは観光客ではないのだそうです。そんな状態なので、週末しか営業しないカジノホテルも出ていると、付き合いの長いカジノホストからSNS経由で聞きました。

最近になってようやくワクチンができたかのような報道がされるようにはなりましたが、コロナ禍はまだ終息時期の見当がつかない状態です。皆様におかれましては大過なき年をお過ごしいただけますよう祈念いたします。

今回は年の始めのご挨拶として、49年前のセガの広告をご紹介して終わろうと思います。


アミューズメント産業1972年1月号(創刊号)の表2に掲載されたセガの広告。

画像は、業界紙「アミューズメント産業」の1972年1月号(創刊号)に掲載されたセガの広告です。事実上の初めての商用ビデオゲーム「PONG」が登場する年(関連記事:それはポンから始まったのだけれども(1) 業務用ビデオゲームの黎明期の記憶)であり、またメダルゲームと言う市場が確立される年(関連記事:「メダルゲーム」という業態の発生から確立までの経緯をまとめてみた)ではありますが、この広告の時点ではまだエレメカ機ばかりです。その中には、同年2月に開催される札幌オリンピックにぶつけたと思しきフリッパー・ピンボール機「SAPPORO」や、間もなくそのブームの終焉を迎えるボウリングテーマの「プロ・ボウラー」(関連記事:プロボウラー(セガ、1972)に関するメモ)が見えます。

また、「オリンピア・マークIII」(関連記事:オリンピアとワタシの関わりの記録)が見えるところから、1964年に風営許可を得たオリンピアが、この頃はまだ現役だったことが窺えます。

ところで、この広告に見られるゲーム機はどれも時代を感じさせるものなのに、晴れ着姿のねえちゃんは今でも何の違和感もなく通用してしまいそうに思えるのは、いったい何がどう違ってのことなのでしょう。「普遍性」とは何なのか、少し考えさせられてしまった今年の始めでした。