水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

論語(69)

2011-06-05 05:35:52 | 論語
朝聞道、夕死可矣(里仁第四の8)

朝(アシタ)に道を聞けば、夕(ユウベ)に死すとも可なり

聞く:「聴く」は能動的にキクことで、「聞く」は受動的にキクこと、つまりキコエルこと、だそうだ。

ということで、この有名な語の解釈は、
長いこと、追求して追及して、モンモンと悩んで悩んで、ある朝突然、ふっと、人間としての生き方についてわきまえることができた時、すぐに死んでもかまわない、という心境におそらく至るであろう、ということだ。

仏教で言うところの、サトリの境地だ。

残念ながら、自分がそのような心境になるとは、とても思えない。
「「人間としての生き方」なんて、わかるとしても死の直前だ。それほど難しいことで、凡人にはわかない」と言ってくれればいいのに、と思う。


 今の某国政界(もしかしたら、面白げにはやしたてるマスコミ)に「惻隠の情」なんてないらしい。
首相はまさにサンドバック状態だ。退任時、彼はどのような心境になるのであろうか?退任後どのような行動を取るだろうか?

しかしまあ、我々民までもが、なにゆえに、こんなにもむなしい日々を過ごさねばならないのであろうか?
このような非常時だというのに!

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