水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

論語(228)

2012-08-14 09:43:18 | 論語
歳寒、然後知松柏之後彫也(子罕第九の29)

歳(トシ)寒く、然る後松柏(ショウハク)の彫(シボ)むにおくるるを知る。


有名な四字熟語のひとつ、歳寒松柏(サイカンのショウハク)の原典だ。

例年にもまして寒い時期であっても緑を保つ松柏(のように生きたいものだ)と、解釈していた。

上の元文を読むと、次のような解釈となる。

例年にもまして寒い時期になってはじめて、残っている緑が松柏のみであることがわかります。
(逆境になってはじめて、人間の価値の大きさがわかるものです)


政権党から、逃げ出す人々があとを絶たない。
はやいとこ泥船から逃げ出せ、ということだろうが、そのさもしい精神は見るに堪えない。
逃げ出すなら、まず、議員資格という特権の放棄からはじめてほしい。

あの政権党の中にも、一本ぐらい、真の松柏があってもいいように思うのですが。甘いでしょうか。


なお、
柏=ひのき(中国では)であって、かしわ(和読み)ではない。