水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

天気予報

2007-09-19 08:49:28 | 雑感(1)日常
 東北地方が大雨にやられた。収穫を目前に控えた稲やりんごが水浸しになる様子を見るのは、たとえテレビ画面でも、つらいものだ。一年間の苦労が、まさに水泡にきしているわけで、気の毒で、気の毒で。自然相手の仕事は本当に厳しい。

そういえば、二百十日とか、二百二十日とか、の言葉を最近聴かなくなった。このあいだの関東での台風も今回(台風の遠隔影響だが)も、この言葉の時期に当たる。季節を表現する、古くからの言葉は、その意味するところが奥深い。

 このごろの天気予報、数値に少々頼りすぎではないか。いまいち信頼できない。
そもそも、国が天気予報を管理していることが、時代遅れ、と思う。国は観測データを公表するだけ、にしたらいかがか。
規制緩和の象徴として、天気予報の自由化を!世の中、活性化しますぜ。

週末は彼岸。暑さ、もやっと終わりか。

 
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2006年9月19日の記事
タイトル:流量の推定

しんぐるま は直径約4.8mあり、その稼動中は1分間に10~12回転していた。

このような水車を稼動させるために、どれほどの水量が必要なのだろうか。
水量想像値を、次の水力発電出力式を使って計算した。

出力(Kw)=9.8*落差(m)*流量(m3/s)*水車効率

出力:6~10馬力は出た、との記述がある(近代になって4馬力の軽油エンジンを緊急時のために準備していたらしい)ので、それに0.735を乗じ、キロワット単位の出力とする。
落差:計測図面からの読み取りの結果、1m。
水車効率:根拠のない仮定、0.5。

以上により、流量は0.9~1.5m3/sと算出される。
進化した推定値が出るまで、この数値を「新車を回していた流量」と仮定することにする。


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2006年9月18日の記事
タイトル:搗く、挽く

対象にしている水車は、米を搗いたり、小麦を挽くための動力源として使われていた。

 なぜ、「搗」や「挽」の漢字がつかわれるのかわからず、気持ち悪いので、手元の大字典をひもといたが、よくわからなかった。「挽」のほかに「碾」も「ひく」と読み、使われていたようだが、これは、なんとなく意味が理解できる。「石をころがす」の意であろう。
とにかく、「つく」や「ひく」と島や「ベン」がつながらないのだ。
 時代物の小説に「春米屋」と書いて「つきごめや」と読ませるものを見たことがあるが、調べると、なんと、「はる」の中が日ではなく、臼であった。「つく」、「ショウ」と読ませる漢字らしい。これだと意味が通ずるような気がする。

 64歳の手習いだ。