３月２２日ニュージランド南島のクライストチャーチ
でマグニチュード（M）６．３の地震が発生。
日本人を含む２４０人ほどの死者・行方不明者を
出し、３月３日に救助活動が打ち切られた。
日本人２８人の安否は不明のままである。
１９９５年１月１７日に発生した阪神大震災の
兵庫県南部地震では、Ｍ７．３と、今回の地震とは
桁違いの破壊力を備えた大地震であった。
しかし、専門家は揺れの強さで、共通した点が
あったのではと推測している。
キラーパルスと呼ばれている揺れで、揺れの
周期が１～２秒の「やや短周期の地震動」だ。
この周期の揺れでは、一般的に人が多く生活
している中低層建造物が最も被害を受けやすい
のでキラーパルス(killer pulse)と呼ばれている。
日本と同様にニュージランドはプレートがぶっつ
かり合う上に乗っかっている。
北島はオーストラリアプレートに南島は太平洋
プレートに乗り、南北両島の間のクック海峡が
境目になっている。
太平洋プレートは北島の付近でオーストラリア
プレートの下に潜り込み、南島では潜り込みが
逆になる複雑なねじれ構造になっているようだ。
南北両島は複雑な地殻構造の上にあるため
常に直下型の地震の直撃を受ける危険性を
備えている地域だと言える。
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