うろ覚えライフ。

巷の旬な話題と情報への個人的意見、日々雑感。懐古・郷愁。漫画・映画・小説・ポピュラー音楽。

北京オリンピック

2008年08月16日 | 時事社会ログ

 

 久しぶりで風邪で高い熱を出して寝込んだ。38度5分くらいが3日間続き苦しかった。38度以上の熱を出したのは、ここ何年かぶりだ。僕は頭痛もちで、よく微熱はあるが、このところ滅多に高い熱で寝込むことはなかった。喉が脹れて痛くて、水もモノも飲み込むと激しく痛かった。薬を飲むとがんがん汗が出て止まらず、熱いので扇風機やクーラーの部屋で寝ていると、今度は悪寒がする。最悪だった。治りも悪かった。微熱は続き、しばらく喉は痛いままだった。

 早いもので、北京オリンピックが始まってもう8日か9日経った。今回は、アテネみたいな異常なメダルラッシュはないみたいですね。お家芸と言われて来た柔道も、女子はまあまくらいで、男子はよくない。

 北島康介はすごいな。柔道は全体としては振るわない方だったが、最後の最後に何はともあれ、最重量級で金メダルが取れて良かった。

 しかし、TVはいつ何処つけてもオリンピックばかりで、ニュースやワイドショーは連日連夜オリンピック選手のことばかり。どの局も同じ内容で。何か異常にも感じられる。

 15日は終戦記念日だったが、以前読んだ水木しげるさんの自伝エッセイ漫画で、水木さんが子供の頃、早大出のインテリの父親が、大本営発信の新聞やラジオのニュ-スの戦果に、日本軍の破竹の勢いの活躍に、喜び興奮しているシーンがあったけど、この時代の洗脳された国民の一般市民が、戦争で日本軍の躍進を応援するのと、現代の国民がオリンピックで日本選手を応援するのは、似たようなところが大きいんじゃなかろうか。

 戦争は勝っていても大量の人殺しを行い続けている訳なのだけど、勿論、国民はほとんどが体制に洗脳されていたし、人を殺し続けているとか他国民の人権を蹂躙している、とかいう事実に対しては麻痺してしまっていたのだろう。まあ、大本営の流すニュースの戦果なぞ、ほとんどが統制されたデタラメだったんだろうけど。

 オリンピックで、日本人選手が活躍すれば嬉しいし、メダル獲りなど上位入賞すれば手放しで喜んでしまうが、一歩退いて見ると、別に何処の国が勝ってもイイジャンとも思う。運動の競争をやっているのは個人なんだし。中国の国を挙げてのオリンピックという、見るからの国家主義は何か嫌だね。北島君の水泳というスポーツでの偉業は北島君個人とその周囲のスタッフのものなんだ。それでいいよ。マイケル・フェルプスの超人的活躍も個人のものにしとけよ、アメリカの国威と言わずに。中国も国家主義的にメダル取るなよ。と、思ってしまうなあ。一方でのロシアのグルジア侵攻は悲惨だなあ。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする