うろ覚えライフ。

巷の旬な話題と情報への個人的意見、日々雑感。懐古・郷愁。漫画・映画・小説・ポピュラー音楽。

「相棒」season7

2008年08月29日 | TVドラマログ

 

○『相棒』新シリーズをもって寺脇康文が水谷豊とのコンビを“卒業”

 

       俳優・寺脇康文が、水谷豊とのコンビで難事件を解決していく人気ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)を卒業することが28日(木)わかった。同作は10月より新シリーズ「season7」がスタートするが、寺脇の出演は同シリーズが最後に。放送前に主要キャストの卒業発表は異例だが、同局プロデューサー・松本基弘氏は「社内外から批判があったが、リアリティを追求するには亀山(寺脇)は去らなければいけない」と説明し、寺脇も承諾。「亀山薫の生き様を、皆様の目に焼き付けて頂ければ」と最後まで全力で演じきることを宣言した。

   同作は、00年に『土曜ワイド劇場』の一作品として産声を上げた。02年には連続ドラマとしてスタートし人気が定着、今年のGWに公開された映画『相棒―劇場版―』も08年度上半期上映作品として興行収入・観客動員数ともに1位という大ヒットを記録した。

   優秀なキャリア組でありながらも、その“変人”ぶりが災いし、出世コースから外れた杉下右京警部(水谷)と、警視庁のリストラ対象にされた上に、杉下と組まざるを得なくなった亀山薫巡査部長(寺脇)。“人材の墓場”とまで言われた特命係に追いやられてしまった2人の活躍を描く。寺脇演じる亀山の卒業について松本プロデューサーは「(ドラマ設定では)“変人”杉下の下について6人の刑事が辞めていった。常にリアリティを追求してきた作品だし、さらに進化をするために決断しました。賭けですね、ハッキリ言って」と苦渋の決断であったことを明かす。…

 

 

 亀山クンが居なくなったら、「相棒」は「相棒」でなくなりそうですね。亀山クン抜きで、右京サンだけだと全体的にムードが固くなりそうで。だから多分、シーズン8からは、新たなるサブ主人公の相棒を配置するつもりなんでしょうが。

 ドラマでの亀山クンの存在はかなり大きいですからね。あのキャラだからこそ、カタブツの天才、杉下右京警部のキャラが生きるんでしょうし。亀山クンは何から何まで右京サンと正反対のキャラだし。共通する正義感も、直情的な正義感と人情、対する右京サンの理路整然としたカタブツの正義。

 亀山クンの変わりは難しそうだなあ。亀山クンが居なくなると、ヒットドラマ、「相棒」の雰囲気は半分以上変わりそうだし。寺脇康文さん演じる亀山クンと同等に、杉下右京警部を引き立てるキャラは他には出ない気がするんだけど。

 次の相棒役に、奇抜なセンを狙って、女性の部下を抜擢しても、結局失敗して、シーズン8でシリーズ終了になりそうな気がするし。でも、寺脇康文さんてもう50歳が近いくらいの年齢になるから無理はあるんだろうけど。他に右京サンを引き立てるキャラは考えられないなあ。

 亀山クンのキャラから、殉職は無さそうですね。でも、外すと「相棒」は人気ドラマだけにブーイングが来そう。亀山クンが外れれば、鈴木砂羽さんも居なくなるんだな。

 

  

  

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湧き上がる大ロシア民族主義

2008年08月29日 | 時事社会ログ

 

○<ロシア>大陸間弾道弾の打ち上げ実験に成功 欧米を意識か

 

        インタファクス通信によると、ロシア軍戦略ミサイル部隊は28日、大陸間弾道弾(ICBM)「トーポリ」の打ち上げ実験を行った。ロシア北部のプレセツク宇宙基地から打ち上げ、6000キロ離れた極東・カムチャツカ半島の演習場の標的に命中したという。同ミサイルはミサイル防衛(MD)システムに対抗する装置を備えているといい、グルジア問題で対露圧力を強める欧米諸国を意識した実験とみられる。

 

 

 ロシアが危険な臭いだなあ。世の中の感じとしては、北京オリンピック前までは、中国が危険な国の感じだったが、オリンピック準備段階から現在、終わってみれば、中国は案外、そう、恐くないイメージになって来た。

 何か、このところロシアは嫌な臭いをさせて来たぞ。多分、ロシアはソ連に返り咲きたいのだろう。ソ連崩壊とその後の経済的困窮は、大ロシアに取って、つまりロシア民族に取って屈辱の期間だったのだろう。その耐え抜いた屈辱の十数年間の期間を拭い去りたいのだ。多分、その間、ロシア民族の首脳部、支配層は、はらわたが煮えくり返る気持ちをじっと耐えていたのだ。そして、今、強大な資源力を背景に、再び国力を盛り返し、経済的に圧倒的な力を持って来た。今こそ逆襲の時なのだ。ソ連の時と、大ロシア帝国の時と、同じ権勢を取り戻したいのだ。

 資源ナショナリズムというが、ロシアは民族主義国家なのだ。ロシア民族ナショナリズムが盛んなのだ。多分、大ロシア帝国やソビエト連邦の時の誇りがあるのだろう。もう一度、覇権国家になろうとしているのだろう。

 でも結局、中国における漢民族の優位性と似てるよなあ。同じものだ。もう一度、旧ソ連のようなロシア圏を作りたいというのなら、多民族国家、中国での漢民族支配と同じものだ。大中華思想、大ロシア主義、同じものだ。我々、日本人から見れば時代錯誤にも思えるけど。

 人間は変わらないね。20世紀にあれだけさんざん殺し合いを、世界中で何百回何千万何億、と人間どおしの殺し合いをして来て、21世紀に入ってもまたすぐにあちこちで大きな殺し合いをやってる。大掛かりな大量殺戮兵器を揃えて、いつでも戦争が出来る準備をしてる。人間は全く学習しない。変わらない、同じだ。

 昔、ソ連崩壊時頃なぞ、ロシアには豊富に資源が眠っている、と言われていた。だが、その眠っている莫大な量の資源を掘り起こす技術を持たないのだ、と。現在の巨大な資源は、欧米など西側の技術があってこそ、開発できたのだろう。それで、その開発で得た強大な資源力で力を着けたら、今度は西側と対立する。

 昔、冷戦構造に入った時、欧米でいっぱい終末SFが書かれた。50年代前半頃から始まり70年代初め頃まで続いた、第3次世界大戦の核戦争と、その後の荒廃した地球の物語だ。60年代に特に終末SFは隆盛だった。その頃の子供の僕たちは、いつか世界的な(米ソの)核戦争が起こって、地球は壊滅的状況になるに違いない、と怯えたものだ。

 それが80年代に入ると、いつしか核戦争の恐怖なぞみんな忘れ去り、SFもサイバーパンクムーブメントといういわば電脳ブームになった。SF映画も、核戦争は描かなくなり、「ターミネーター」や「マトリックス」に代表される、未来の、コンピューターやロボットによる人類支配を描くSFホラーになった。

 「ターミネーター3」で、主人公の青年は、時が来ても人類終末の予兆は何も来ないと安心しきっていたけれど、その安心を裏切って、未来よりスーパーロボットの殺し屋がやって来、ついに人類は世界規模の核爆発を起こし、結局、地球は壊滅的状況になってしまうこととなる。勿論、これは娯楽SFアクション映画だ。作り事のエンタティンメントの世界だ。

 冷戦時代、我々は常に核戦争の恐怖を抱き続けていた。米ソが惹き起こす、地球規模の壊滅的状況を呼ぶ、核戦争が起こる可能性が無いとは決して言えない、そういうあやうい中で世界は生き続け動いていた。やがて核戦争の脅威を忘れていた。そして共産主義が滅び、ソ連が解体し、ロシアは貧乏になり困窮した。まあ、勿論、この時点で旧ソ連領にある核爆弾が火種を持つ国々へと流されて行くのではないか、という不安はあったが、とりあえず、我々は、米ソの対立構図が無くなりホッとした。しかし、解らない。ロシアがまた力を取り戻し、元の体力に返り咲いて来た。「ターミネーター3」で、危機は来なくて人類滅亡の心配はなくなったのだ、と安心していたら、結局世界的な核爆発が起こったように、世界的な核戦争の危機は無いと安心していたら、実は21世紀に入ったこれから、第3次世界大戦が起こるかも知れないのだ。

 

 

   

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