うろ覚えライフ。

巷の旬な話題と情報への個人的意見、日々雑感。懐古・郷愁。漫画・映画・小説・ポピュラー音楽。

落日の星野ジャパンは解散して‥

2008年08月26日 | スポーツログ

 

○荒木と村田が先発出場 帰国の五輪代表組

 

          24日に帰国した野球の北京五輪代表のうち、荒木(中日)と村田(横浜)の2人が25日から先発出場した。荒木は巨人戦で3点二塁打を放つなど、5打数1安打4打点の活躍。村田は広島戦で4打数2安打、稲葉(日本ハム)は代打で三振だった。
 ヤクルトの宮本、青木、西武の中島、G・G・佐藤らは26日から試合に出場する予定。宮本は「気持ちの切り替えは難しいけれど、試合に出ながら慣れていきたい」と話した。
 チームに合流した楽天の田中は「上り調子なのでいい投球をしたい」と意気込んだ。日本ハムのダルビッシュもランニングなどで汗を流し「状態はいい」と登板を待ちわびている様子だった。
 巨人の上原と阿部、中日の森野はチームの練習に参加。ロッテの成瀬と里崎はあいさつのために球場を訪れたが、右脇腹を痛めている西岡は姿を見せなかった。
 中日の川上と岩瀬は調整のために名古屋へ戻った。阪神の藤川、新井、矢野の3人は26日にチームに合流する。

 

○ひ弱でセレブな日本野球…星野J“ホント”の敗因とは

 

         「金しかいらない」とぶち上げ、だからというわけでもないだろうが24日、銅メダルさえ持たずに寂しく帰国した星野ジャパン一行。しかし、金メダルを獲得した韓国代表の選手たちに比べると、普段から超セレブな生活を謳歌している現実があった。ハングリー精神が必要とされる国際大会で勝つには、日本男児はリッチでひ弱になり過ぎたということか。

 「金(きん)しかいらない」と臨んだ北京五輪だったが、結果的には日本野球のプライドをズタズタにされ、残ったのは「金(かね)」だけ-そう言われても仕方がない。

 韓国のスポーツ紙記者のひとりは「日本の選手に比べると、韓国代表選手が普段もらっているサラリーはずっと低いですよ」と前置きし「だから、メジャーリーグや日本球界に移籍したがる。韓国プロ野球のFA権取得には9年かかりますが、海外移籍の場合は7年でOK。その代わり、獲得する球団が所属球団へ移籍金を払わなくてはならないシステムです」と説明する。

 そして「日本で野球はポピュラーなスポーツで、大勢の観客やスポンサーが集まるのでしょう? 韓国プロ野球はそれほどではないので仕方がないですが…」。

 韓国代表は、巨人から日本球界最高年俸の6億円をもらっている李承ヨプを除外すると、他の23選手は全員が韓国プロ野球に所属し、なんとも慎ましい。23人の平均は1億9661万ウォン(約1966万円)で、2000万円にも満たない。最高は5番を打った金東柱(キム・ドンジュ)の7億ウォン(約7000万円)。

 2度の日本戦にいずれも先発し計13回1/3で自責点2に抑えた金廣鉉(キム・グァンヒョン)に至っては、プロ2年目で、ハンカチ王子やマー君と同い年の20歳とあって、わずか4000万ウォン(約400万円)。まさに日本の選手とは「1ケタ違う」感覚なのだ。

 さらに、日本代表が北京市内の5つ星ホテルに宿泊(当然個室)していたのに対し、韓国代表は選手村。断トツで金持ちの李承ヨプさえ、3人部屋に泊まって戦っていた。

 にもかかわらず、星野監督は「あらゆる意味で選手がかわいそう。ストライクゾーンは、他の世界でやっている感じだった。プロが出る大会ならプロの審判にしてもらわないと」と指摘したが、これでは言い訳にもならない。

 韓国代表も、決勝・キューバ戦の9回2死一、二塁の守備では、際どいコースをボールと判定されて四球となり、食ってかかった捕手のカン・ミンホが退場に。ストライクゾーンに悩まされた条件は同じだが、結果は雲泥の差だった。

 さらに、星野監督は「早朝野球じゃあるまいし、ウチの選手は、午前10時半開始の試合なんて経験したことがないやろ」ともボヤいた。ダルビッシュが打ち込まれたキューバ戦では湿度が90%に達していた。

 確かに、普段はドーム球場、ナイターという恵まれた状況でプレーするのは出場国のうち日本くらいなもの。しかし「だから勝てませんでした」では、高い給料をもらっている価値がないし、プロの看板が泣く。額面に応じた日本野球というものがあるのなら、ぜひともワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では見せてほしいものだ。

 星野監督は大会前、WBCの日本代表監督を要請されていたことをこの日、明かした。さすがに返事を保留したそうだが、これが星野流の観測気球。世間の空気を読むためだ。とはいえ、今度ばかりは、国民もノド元過ぎればというわけにはいかない。闘将の2文字も死語となった。

 

 

 前回、「済んだことは終わったこと」と書き込んだので、もう、星野ジャパンについてはあれこれ書くまい、と思っていたのですが、やはり、星野ジャパンについての記事を見つけると、つい、ピックアップして載っけてしまいますねえ。

 やっぱり、星野ジャパンには、必死さや一生懸命さが全然見えなかったし、一連の試合がまるで感動を呼ばなかったですよねえ。今回の五輪全選手団の団長の苦言もありましたけど、好成績の才能ある者たちをつまんで集めて、俄かにチームを作っても、オリンピック大会の団体競技でイージーにメダルが取れる程、生易しいもんじゃない、ということなんでしょうね。

 星野さんは、星野ジャパンというチームを作り切れなかったんでしょうね。むしろ、ひょっとしたら、日本ハムとか中日とか既存のリーグ内1チームが代表として戦っていた方が成績が残せたかも(?)。勿論、監督もそのチームの在任監督で、ペナントレースは休んで、大会前の準備も時間を掛けてきちんと行ってね。

 オリンピック後から星野さん器用のTVCMを見ないなあ。局も当分は、バラエティーやコメンテーターとしては星野さん、使わないだろうなあ。それにしても、田淵とか山本とかのコーチは何をやってたんだろうなあ?北京五輪見物の中国旅行か?山本さんのやってたサイン伝達なんて、若いコーチでも誰でも出来そうだったけど。

 星野さんはもう、WBC第2回の監督なんて、受けない方がいいように思うんだけど‥。

 あ、そうでした。済んだことは終わったこと‥。
 

 

    

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鉄の女も老いには勝てない‥

2008年08月26日 | 時事社会ログ

 

○<イギリス>サッチャー元首相が認知症 長女が回想録で告白

 

        「鉄の女」の異名で知られたマーガレット・サッチャー英元首相(82)が認知症を患っていることが24日、分かった。英メディアによると、サッチャー元首相の長女キャロルさんが、近く出版される回想録で00年から認知症の症状が始まっていたことを明らかにしている。

   キャロルさんは自著で「吸い取り紙の脳」のようだったサッチャー元首相の記憶力が8年前から急速に衰え、「同じことを何度も尋ねるようになった」と述べているという。90年代前半の旧ユーゴスラビア紛争が話題になった際、サッチャー元首相は「ボスニアとフォークランド諸島を混同していた」という。

 サッチャー氏は79年から90年まで英国初の女性首相として保守党政権を率いた。82年、アルゼンチンとのフォークランド紛争で英軍をすぐに派遣し勝利し、支持率が7割に上った。

 回想録によると、元首相は「一方でウェブサイトのように過去のことを覚えている」。しかし、03年の夫デニスさん死去について「母の認知症はこのことを忘れるようにさせている」とキャロルさんは述べ、「父が生きていないことを何度も分からせなければならないのでつらい」と告白している。また「他人が入ることのできない別の世界」に元首相はいると指摘した。

 サッチャー元首相はこれまでに数回軽い心臓発作を起こし、02年から公共の場での演説など政治活動を控えるよう医師に勧告された。昨年9月にはロンドンの首相官邸でブラウン英首相と会談した。労働党党首のブラウン首相はかつての政敵サッチャー氏を「信念の政治家だ」とたたえた。

 

 

 以前、落合信彦さんの著書を愛読していた頃、落合さんが、自分には3人の尊敬する女性が居る、一人は自分の母親であり、一人はマザー・テレサ、そしてもう一人はマーガレット・サッチャーだ、と書いていたのを印象深く憶えていて、サッチャーさんには興味を持っていた。

 雑誌か何かの記事で、サミットだっけ何だっけか、国際的な首脳の会合で、当時の日本の首相、竹下登さんが、サッチャー首相の隣に並んで居て、震え上がっているように萎縮していた、とか、また別の記事で、当時、芸者の手切れ金が200万とか300万とかいう桃色スキャンダルが出ていた日本の首相、宇野宗佑さんを、隣に並ぶサッチャー首相は馬鹿にして無視していた、とか、そういうことが書かれていたように記憶している。はっきりした記憶ではないが、つまり、英国の「鉄の女」サッチャー女史の前では、日本の小さな政界でボス気取りの、井の中の蛙、日本の首相なぞ、足元にも及ばないのだ、と言いたかった記事なんだったのだと思う。

 サッチャーさんが英国の首相として活躍されていた頃、僕はほとんど政治に興味を持たないノンポリ人間だったので、サッチャーさんとは、男勝りのすごいやり手の女流政治家なんだろう、くらいにしか思っていなかった。

 勿論、僕みたいな人間が当時のサッチャーさんの前に立ったら、震え上がって小便漏らしそうになるかも知れない。「鉄の女」の存在感や迫力は多分、すごいものだったのだろうと思う。

 昔読んだ何かの本で、第二次世界大戦をナチスと戦い抜いた英国の英雄、戦中戦後のイギリス首相チャーチルが、引退して何年も経って、公の場に顔を出したときに、かなりボケが進行した状態で、かつての英雄の面影はなく、見るも無残で哀れに思われた、という一文が書いていたのをそこだけ記憶しているけど、つまり、現在のサッチャー女史もそういうことなんだろうな。

 鉄の女も年齢には勝てないか。仕様が無いよな。地球上の動物、生き物である限り。遺伝子を残すしかない。しかし、こういう偉人は、DNAだけではなく、国民に歴史や教訓を残していく。しかし、すごい異名だな。鉄の女。女傑としてこれ以上の称号はないみたい。
 

 

 

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