■宮崎県で高病原性鳥インフルエンザ・ウィルスによる鶏の大量死が起こりました。忘れもしない04年2月に起こった京都府での大量死では、事件が内部告発によって発覚した事に加えて、素人染みた隠蔽工作も明らかになって、ワイド・ショーとテレビ・ニュースでは親子を画面に連日大写し、極悪人のように吊るし上げながら、汚染現場を勝手に歩き回ってウイルスを撒き散らしている自分達の愚かさを棚に上げて、どんどん感情的で扇情的な報道をエスカレートさせて、地元の養鶏業の功労者だった父親と妻とが首吊り自殺をして、実質的な経営者だった息子が泣き崩れるまで、過熱報道は収まりませんでした。
■その時の反省からか、マスコミも冷静な報道をしているようですし、鶏が大量死した養鶏場も早めに報告して事後の対処を公的機関に全面的に任せたようで、隠蔽→追及、逃亡→追跡、会見=集団リンチという悲しい騒動は起こらずに済みそうですなあ。どうやらウイルスの侵入路は養鶏所周辺の局地的に限定されているそうですし、ウイルス感染の基礎知識など皆無の日本製パパラッチがうろうろしたりしていないようですから、今のところは限定的な衝撃と騒動で終わりそうな気配です。
■新聞報道によりますと、人智を超えた渡り鳥たちが作っている地球規模のネットワークが真の原因と考えられるようですから、感染が疑われる事象が隠さずに早期に通報して迅速に対処して抑え込んでしまうしか対処方法は無いようです。
2003年、韓国で鳥インフルエンザが流行。
2004年1月11日。山口県東部の採卵場で、強毒性のH5N1型ウイルスで鶏が大量死。
同年 2月。大分県、京都府に感染が広がる。
■鳥インフルエンザもインフルエンザですから、基本的には冬季に活発化するようです。毎年、新型に変異して襲来するインフルエンザは風邪とは違う感染症だ!という事も、まだ十分に周知徹底しているとは思えませんから、万一、鳥インフルエンザが人へ感染でもしたら、一体、どれ程の大騒ぎが起こるのやら、心配ですなあ。04年度に韓国に襲来したウイルスが何処から来たのか、最後まで分からなかったようですが、噂としてはチャイナとヴェトナムとの国境付近で、家畜と同居している人達が多い場所が最初の発生地なのではないか?とも言われたものですが……。
2006年11月、韓国南部の全羅北道で鶏が大量死し、H5N1型鳥インフルエンザ・ウイルスを検出。続いて中国、モンゴル、ロシアでの流行。
■04年と06年に挟まれた05年はどうったかと言うと、二つの大流行の間で中国青海省の「青海湖」での渡り鳥が大量死するという事件が起こったのでした。現地には「鳥島」という観光名所が有るくらい、そこは自然の王国で人間と鳥が接近など不可能な場所なので、大騒ぎにはならなかったようです。とは言っても、「立ち入り禁止」の表示を見ると何故か血が騒いで境界線を踏み越えてしまう困った病気を持った人が居るものですから、まったく心配は無いというわけではありません。現地のチベット人は最初から鳥には宗教的な理由で近付きませんし、鳥肉も卵も食べませんから、鳥インフルエンザが大流行しても伝統的な生活をしている限りは安全と思われます。でも、食生活がどんどん漢族化していますからなあ……。
■面積4587平方メートルの巨大な塩湖である青海湖は、よくよく調べて見ると東南アジアやインドから北上する鳥たちと、シベリアや中央アジアから南下する鳥たちが交差する場所らしいので、ここで大量死が起こったからと言って、どうする事も出来ないようですなあ。青海湖に集まる渡り鳥の数に負けないのが、チャイナ南部からインドシナ半島の広大な地域で鳥やブタと同居している人間の数です。人間が風邪とよく似た症状で苦しむインフルエンザは、人とブタとの間でキャッチボール感染を繰り返すうちにウイルスの遺伝子が変異するのだそうですが、この種のウイルスと人類との付き合いは結構長いので、ワクチンが無くても発症しなかったり軽症で済んでしまう人も多いようですなあ。
■その時の反省からか、マスコミも冷静な報道をしているようですし、鶏が大量死した養鶏場も早めに報告して事後の対処を公的機関に全面的に任せたようで、隠蔽→追及、逃亡→追跡、会見=集団リンチという悲しい騒動は起こらずに済みそうですなあ。どうやらウイルスの侵入路は養鶏所周辺の局地的に限定されているそうですし、ウイルス感染の基礎知識など皆無の日本製パパラッチがうろうろしたりしていないようですから、今のところは限定的な衝撃と騒動で終わりそうな気配です。
■新聞報道によりますと、人智を超えた渡り鳥たちが作っている地球規模のネットワークが真の原因と考えられるようですから、感染が疑われる事象が隠さずに早期に通報して迅速に対処して抑え込んでしまうしか対処方法は無いようです。
2003年、韓国で鳥インフルエンザが流行。
2004年1月11日。山口県東部の採卵場で、強毒性のH5N1型ウイルスで鶏が大量死。
同年 2月。大分県、京都府に感染が広がる。
■鳥インフルエンザもインフルエンザですから、基本的には冬季に活発化するようです。毎年、新型に変異して襲来するインフルエンザは風邪とは違う感染症だ!という事も、まだ十分に周知徹底しているとは思えませんから、万一、鳥インフルエンザが人へ感染でもしたら、一体、どれ程の大騒ぎが起こるのやら、心配ですなあ。04年度に韓国に襲来したウイルスが何処から来たのか、最後まで分からなかったようですが、噂としてはチャイナとヴェトナムとの国境付近で、家畜と同居している人達が多い場所が最初の発生地なのではないか?とも言われたものですが……。
2006年11月、韓国南部の全羅北道で鶏が大量死し、H5N1型鳥インフルエンザ・ウイルスを検出。続いて中国、モンゴル、ロシアでの流行。
■04年と06年に挟まれた05年はどうったかと言うと、二つの大流行の間で中国青海省の「青海湖」での渡り鳥が大量死するという事件が起こったのでした。現地には「鳥島」という観光名所が有るくらい、そこは自然の王国で人間と鳥が接近など不可能な場所なので、大騒ぎにはならなかったようです。とは言っても、「立ち入り禁止」の表示を見ると何故か血が騒いで境界線を踏み越えてしまう困った病気を持った人が居るものですから、まったく心配は無いというわけではありません。現地のチベット人は最初から鳥には宗教的な理由で近付きませんし、鳥肉も卵も食べませんから、鳥インフルエンザが大流行しても伝統的な生活をしている限りは安全と思われます。でも、食生活がどんどん漢族化していますからなあ……。
■面積4587平方メートルの巨大な塩湖である青海湖は、よくよく調べて見ると東南アジアやインドから北上する鳥たちと、シベリアや中央アジアから南下する鳥たちが交差する場所らしいので、ここで大量死が起こったからと言って、どうする事も出来ないようですなあ。青海湖に集まる渡り鳥の数に負けないのが、チャイナ南部からインドシナ半島の広大な地域で鳥やブタと同居している人間の数です。人間が風邪とよく似た症状で苦しむインフルエンザは、人とブタとの間でキャッチボール感染を繰り返すうちにウイルスの遺伝子が変異するのだそうですが、この種のウイルスと人類との付き合いは結構長いので、ワクチンが無くても発症しなかったり軽症で済んでしまう人も多いようですなあ。