goo

瞑想.6

※初めての方はこちら「プロローグ」「このblogの趣旨」からお読みください。

********************************************


実はね、以前雲さんに「座禅」を教わったことがありまして。

今日はその時のお話をしてみようと思います。


( ̄д ̄ ) 「ねぇ雲さん。座禅って、あれ何?」

(  ̄Д ̄) 『座禅?なに、座禅に関心が出てきたかい?』

( ̄д ̄ ) 「“瞑想”って聞くと、やっぱり座禅がイメージされるもんですから。雲さんだったら、座禅のことをどういう風に説明してくれるのかなって思いましてね」

(  ̄Д ̄) 『じゃ、実際にやってみようか。そうだな、まずは線香を用意して』

( ̄д ̄ ) 「??? 線香? なに、場を清めるとか、アロマでのヒーリング効果とか、そういうことで必要なの?」

(  ̄Д ̄) 『もちろんその薫りによる鎮静効果も否定しないけど、別にそれを期待しているワケではないんだ。なんていうか…便利なんだよ』

( ̄д ̄ ) 「便利?」

(  ̄Д ̄) 『お線香はね、今では仏壇やお墓で燻らせたりすることが多いから、供養のイメージが強いけど、元々はそういうための物じゃなかったんだ』

Σ( ̄д ̄ ) 「そうなの?」

(  ̄Д ̄) 『元々は火を絶やさないための工夫の一つだったんだ。大昔は火を保つことがとても大変だったからね。その昔、人々は貴重な火を持続させるために草木を集めて燃やし続けていた。その時生まれた芳香が安らぎや陶酔をもたらすこともあったから、そこからお香が生まれ、色々な宗教的な儀式とも結びつくことになったんだけど、それはあとから作られた文化だからね。元々「お香=供養のため」ってことじゃないんだよ』

( ̄д ̄ ) 「へ~。で、それと座禅と、何の関係が?」

(  ̄Д ̄) 『うん。線香は、古くから瞑想・座禅の時の道具として用いられているんだよ。お香をね「時計」のかわりとして使っていたんだ。細い棒状に形成したお香が1本燃え尽きるまでの時間(約30~40分)を「いっちゅう」と単位で呼んで、座禅を行う時間の目安にしたんだ』

( ̄ー ̄ ) 「ふむふむ。ファッションヘルスのお姉さんがセットするタイマーみたいなもんですね」

(  ̄ー ̄)  『うん。そういうこと』

ヾ(`д´;)ノ 「否定せんの!?ここ、ツッコミどころでしょうに!」

(  ̄Д ̄) 『だって、実際にそうなんだもの』

Σ( ̄д ̄;) 「え!?」

(  ̄Д ̄) 『そうやって線香を使っていたのは、なにも禅寺だけじゃない。遊郭でも同じように使われていたんだ。まさに今でいう性風俗店でのタイマーと同じだよ』

( ̄д ̄;) 「……。じゃ、別に線香じゃなくても、アラーム用意すればそれでいいんじゃないの?」

(  ̄Д ̄) 『タイマーがわりとはいっても、時間が来た時に大きな音が出るわけじゃないからね。そういう意味でも線香の方が瞑想向きなんだ。せっかく心に静けさが戻ったところで「ジリリリリリ!」ってんじゃ、せっかくの落ち着きも台無しじゃないか。それにね、線香が便利だっていうのには、もう一つ理由があるんだよ」

( ̄д ̄ ) 「もう一つの理由?」

(  ̄Д ̄) 『うん。それはね、目と関連するんだ』

( ̄д ̄ ) 「目…ですか? 線香と言ったら、むしろ鼻が関連しそうなものですけど…」

(  ̄Д ̄) 『いや、目なんだ。説明するから、この先は実際にやりながら話をしよう。さぁ、線香に火を付けたらそこに座って…』


……


続く。


←元々は人気を絶やさないための工夫の一つだったんだ。こんなブログだから人気を保つことがとても大変でね。黒斎は貴重な応援を持続させるために、下ネタを集めて書き続けているんだ。
コメント ( 28 ) | Trackback ( )