女性が仕事で成功するって、ほんっとにむつかしいよね。どうしたらいいのかなあ? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『北条政子の幸福論―嫉妬・愛・女性の帝王学―』(幸福の科学出版)で、日本史上もっとも有名な女性の一人である北条政子の霊の言葉(「霊言」)を、次のように紹介しておられます。
また、例えば、男性と同等の能力があるとしても、世の中は、どちらかというと、やはり男性社会ではありますので、できれば、男性を立てようとする傾向性といいますか、そういう言葉遣いや態度等を出していくことが、一つの処世の道になるんじゃないかと思います。
「自分のほうが、できるんだ、できるんだ」というようなことを、あまりにもPRしすぎる女性だと、敵の数のほうが増えてきて、この世的には、本来はやれるところまで仕事ができないで終わってしまうことが多いかと思います。
したがって、将棋で言うと、「駒落ち将棋」になってしまうけれども、「歩」を一枚落としたり、「槍(香車)」を落としたりしなくてはなりません。ハンディ戦にはなるのですが、駒を一つ抜いて戦うつもりでいかないと、女性としての成功は、なかなか成り立たないのです。
女性は、男性と同じだけの成果をあげようと思えば、本当に、男性よりも、一枚、実力が上でなければならず、そうでないと、同じだけの成果はあげられないものだと思います。
「同じぐらいの能力だから」ということで、同じだけの成果を要求しても、敵のほうが多すぎて、たぶん、それは実現できないでしょう。
そういう意味で、「一歩を引く心構え」が大事です。
(38~40ページ)
世の中はどちらかというと男性社会なので、女性は、男性と同等の能力があっても、男性を立てる「一歩を引く心構え」が大事であり、処世の道になる。
自分のほうができることをあまりにPRしすぎると、敵が増えてきて、本来やれるところまで仕事ができないで終わってしまうことが多い。
女性は、男性と同じだけの成果をあげようと思えば、本当に、男性よりも一枚、実力が上でなければならず、そうでないと同じだけの成果はあげられないものである──。
本書の紹介文によると、北条政子というのは、鎌倉幕府の初代将軍となった源頼朝の正室で、二代目の頼家、三代目の実朝の母です。
そして、幕政の実権を握って、北条氏による「執権政治」の確立に道を開いた方とのことです。
ということは、考えてみると、日本の大物キャリアウーマンの草分けの一人と言ってもいい方ではないでしょうか。
幕政を実際に動かしたという、その経験に裏打ちされた言葉の重さは、とても深い説得力に満ちていると、私は感じているのです。
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『北条政子の幸福論―嫉妬・愛・女性の帝王学―』
大川隆法著
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