趣味多忙日記

リアルに作るだけが模型じゃない、思うまま気ままに模型製作。
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ベネルクス国境の旅(7)風車の村

2018-09-25 22:25:44 | ★2018ベネルクス国境の旅
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■風車村へ

【Delft】15:54 →【Amsterdam Sloterdijk】16:49(IC 2259列車 Amsterdam Centraal行)

車窓風景(デルフト→ハールレム)


【Amsterdam Sloterdijk】16:59 →【Zaandijk Zaanse Schans】17:11(Sprinter 4752 Uitgeest行)

オランダに入り、だんだんと駅名が読めなくなってきているのを感じつつ…

デルフトから、インターシティに乗って、アムステルダム…なんちゃ~ら駅で乗り換えます

なんちゃ~ら駅はアムステルダムセントラル駅の隣。

隣のホームに移動するためにいったん改札を出なければならず、???と思ったのですが

次に乗ったUitgeest行の沿線は、改札が無かったので、中間改札なのだと理解しました。

(意外と、日本での鉄道の知識が役に立つものです)

※過去の記事も含め、すべての乗車列車を記載するように加筆をしました。

以後の記事も、すべて乗車列車を載せていきます。



到着したのは、Zaandijk Zaanse Schans駅

風車村として有名な、ザーンセ・スカンスへの最寄り駅となります。


オランダでいちばん有名な風車村は、キンデルダイク(世界遺産)なのですが

交通アクセスが便利とはいえず、1日仕事になってしまうので、今回の旅では寄らないことにして

アムステルダムから電車でアクセスできる、こちらのキンデルダイク村を散策することにしたのです。

ここは、風車村ながらイマイチ知名度がない(キンデルダイクの陰に隠れてる)のですが

とても好ましいところでしたので、きちんと紹介。


駅を出ると、この地域の案内図がででーんと現れます。



ちょっと見づらいですが、今いるのは地図の真ん中あたり

YOU ARE HEREとなっているところです。

この辺一帯(というか、広い意味ではオランダ全体が)干拓地のようです。

※オランダのことわざに、「世界は神が創ったが、オランダはオランダ人が創った」というものがあるそうです。

そのぐらい、オランダという国は、干拓と水路によってつくられた土地なのです。

この地図をみると、よくわかりますね。


少し歩くと、ザーンセ・スカンスの案内地図

ちょっと落書きが残念ですが…



駅前通りを突き当りまで歩いて左折すると、最初の風車が見えてきて

ここから、橋を渡ると、ザーンセ・スカンス村に入るということです。




最初の風車が目印です。近くでみると、結構でかい。

この辺まできますと、見えてくる見えてくる




遠くのほうまで風車がずらずらり。

オランダにおける風車の役割は、粉ひき、動力源として使う、などのほかに

排水という目的が大きかったのだそうです。

これだけ大きな河川?入江?があれば、水の操作は絶対にしなければならないですね。


で、この場所から川を渡って、ザーンセ・スカンスに入るのですが、目の前の橋が



壁でしたw

自転車用の橋があるのがオランダ流ですね。




目の前の入江を大きな船が通っていくのです。

海なのか、川なのか…?


橋を渡るとすぐにザーンセ・スカンス村です。

村に入ると、こんな感じ。



オランダの田舎風景です。きれいじゃないですか




いい雰囲気ですよ。人気が無いということは、人が少なくて静かということですから

落ちついて見られるのです…と思いきや

残念ながら、バスで乗り付けたアラブ系の方々とタイミングが一緒になってしまって

見た目と裏腹に、にぎやかでした(^^;




第二の風車です。

この風車は止まっていますが、他の風車は回っているものもありました。




全体的にのどかな村です。向こうのほうに見えるオレンジ色の集団が、バスできた観光の方々

アラブ系…と書きましたが、中国系の方々もいらっしゃいましたね。




しかし、水が大変近いですね、

ひとたび水かさが増えれば、あっという間に水没してしまいそうです。




風車はいずれも水辺に並んでいます。

いずれもデカくて、頑丈。水が溢れたときには避難所として使えそうです。




カラスかな?




風車から少し奥に入ると、見渡す限りの大平原

神は大地を創り、オランダはオランダ人が創った…と




水抜いて、これだけの大地を創り上げたオランダ人は、確かにすごいです。




しかし、しかーしですよ

この川(入江?)、くさいんです…

生臭いとか、しょんべんくさいとかではありません。なんか、チョコレートくさいのです…笑

目の前にココアの袋がある、という印象。。

駅を降りたときから、なんか甘ったる~い香り(におい)がするな、と思っていたのですが

橋を渡ったあたりから強烈ににおう。

ココアの中を泳いでいるようですw


原因は、すぐにわかりました。

駅の近くに、巨大なココア工場があるんです。

ここからの排気なのか、排水なのか…が、かなりのココア臭なのですw

これもまた、歴史のある工場のようなのですが…うっぷ

ココアによってしまいそうですw


小さな村でして、1時間もあればぐるっと見れてしまいます。

くさいですし、日も傾いてきたので、駅に戻りましょう。

今夜の宿泊地はアムステルダム、事前の調べで、アムステルダム近辺の治安は悪い、と聞いていたので

せめて明るいうちに、宿に入りたかったのです。




駅までの通り沿いに、かつてのこの辺りの風景が並んでいました。


不思議なことに、駅は閑散

どうやらザーンセ・スカンス村を訪れる観光客の大半は、観光バスか、車のようです。

15分に1本程度、アムステルダム中央駅から電車がきてるんですけどね。

(まだそこまで人気じゃない、ということでしょうかね。

 ちなみにライバルキンデルダイクは、ロッテルダムまたはユトレヒトから路線バスで1時間とのことで、

 公共交通でのアクセスという面では、こっちのほうが圧倒的に優位にある気がするのですが…)


■首都を目指す

Zaandijk Zaanse Schans駅にて





やってきたスプリンターの電車で、アムステルダム中央駅を目指します。

といっても、15分かそこらの距離ですが…

【Zaandijk Zaanse Schans】18:18 →【Amsterdam centraal】18:36(Sprinter 4769 Amsterdam Centraal行)




車内はこんな感じ。1等2等を問わず、閑散としていました。

ちなみにここでも、通路を挟んだ隣に車掌さんw




スーツケースもこんな感じに無防備にw




ニッサン!

そういえばオランダでは、割とプリウス・リーフを見かけましたね。




アムステルダムが近づくと、車窓に車両基地が広がります。

ゲンコツ電機!




やたら先頭車w

繁忙期の特急「ひだ」のようですねw

そんなこんなでアムステルダム中央駅に到着です。




降り立ちました…さんむっ!笑

9月10日の月曜日でしたが、アムステルダムは10度そこらしかありませんでしたし

駅の裏がすぐ海!なので、風が吹きつけて、寒いのです。。


なにはともあれアムステルダム。

地球の歩き方で、治安が悪いとお墨付きの、アムステルダム。

外務省から、駅構内での切り付け事件がアナウンスされた、アムステルダム。

麻薬が法律で認められているアムステルダム。

飾り窓(風俗街)が観光名所な、アムステルダム。

なんか、いい印象ないですけど、大丈夫ですかね…笑


つづく


★2018ベネルクスの旅 各記事へのリンク★
(序)準備編~ドイツまで
(1)ドイツからベネルクス入国まで
(2)リエージュの吊り掛け電車達と、オランダ国境の街
(3)ベルギーを大移動、屋根のない博物館へ
(4)芸術の駅へ
(5)芸術の街からオランダへ
(6)オランダは自由の国(いろんな意味で)
(7)風車の村<本記事>
(8)フリッツァー事件
(9)アムステルダムで鉄道を見る
(10)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(散策編)
(11)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(鉄道博物館編)
(12)ドイツへ戻る。。。。
(13)コブレンツと、ルクセンブルク(前編:鉄道編)
(14)ルクセンブルク(後編:観光編)
(15)帰国日に、事件発生
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