趣味多忙日記

リアルに作るだけが模型じゃない、思うまま気ままに模型製作。
鉄道模型/鉄道ゲーム/鉄道実写に関する話題等

ベネルクス国境の旅(6)オランダは自由の国(いろんな意味で)

2018-09-24 20:47:38 | ★2018ベネルクス国境の旅
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■オランダの車窓から

ブレダーでオランダに入り、再びインターシティで

最初の目的地デルフトを目指します。


デルフトといえば、陶器とフェルメールの街、といったところでしょうか

こじんまりとしたかわいらしい街とのことで、途中に寄って行くことにしたのです。

【Breda】14:23 →【Delft】14:58(IC 1146列車 Den Haag Centraal行)


オランダに入ると車窓も変化。



こんな近代的な街中を走ります。ロッテルダム付近

アントウェルペンもブリュッセルもでかい街でしたが、ロッテルダムは圧倒的




おー、スカイスクレイパー




天気がイマイチなので写真もイマイチなのですが…(←天気のせいにする)

車窓風景(ロッテルダム→ハーグ)


動画後半で、ハーグの高層ビル群が見えてきます。

オランダ国鉄は『NS』といいます。黄色と青が標準色ですね。

さっき国境を越えたばかりなのに、走っている列車が全然違ってくるのが面白いです。

※私が鉄道好きなのは、まさにここなんです。

トヨタ車は、世界中どこで走っていてもトヨタ車ですが

鉄道は、その国、地域によって、会社も違えばルールも違う、色や形も全然違ってくるのですね。

日本国内でも、広島に行けば黄いない電車が走っている、とか。

その土地の風景の中を、その土地にしかいない鉄道が走っている。そこに行かないと会えない風景がある。

これは、旅の醍醐味でもあり、鉄道の醍醐味でもある、と私は思っています。

もちろん車にも、自分で運転できて、好きな時に好きなところへいける、という魅力があり

車の運転も、私は好きですが(^^)



小一時間走って、デルフト駅に到着。



いやー、オランダにきちゃいましたよ。

オランダの鉄道は、ベルギーに比べると清潔で、近代的。

さっきからちらちら見えてた高層ビル群といい、経済力の差を感じます。

※ちなみに、ベルギー人とオランダ人は、仲悪いそうです。これはこの後出会う車掌さんから聞きましたw




オランダの鉄道は、他のヨーロッパ諸国と違い、改札口があります。

したがって、改札口の中の治安は良い。

ベルギーの駅とは、全然雰囲気が違いました。


デルフト駅の外にでます。



駅前は、すぐ自転車道と運河、市電!

とくにこの、自転車道というやつは、慣れないとどうやってわたっていいかわからないですし

歩道とよく似ているので、間違えて入ると、ものすごい勢いでベルを鳴らされてしまいますw

オランダでは自転車・原付>歩行者>車が優先順位のようです。

※自転車専用道を渡るときは、信号があるときは信号に従って渡り、信号がないときは自転車の合間で渡ります。

車は歩行者がいると止まってくれます(これも驚きなのですが、ヨーロッパの自動車は歩行者がいると、ほぼ100%止まってくれます)が

自転車・原付は、絶対に止まりません。タイミングを見て渡る必要があります。

※そしてその自転車は結構なスピードで走っていますから、ちゃんと左見て、右見て、もう一度左見てから渡ってください。





向こうのほうには風車がお目見え。山がないのもオランダですね。

ここのトラムは、隣のハーグ市から直通なのだそうです。

今回は乗りませんでしたが、ハーグ駅からトラムでのんびりやってくるのも、風情があっていいものですね。




さて、街にくりだしましょう。


…だめでしたw

目の前の自転車道が渡れず、しばらく右往左往

現地人はよく渡っていきますなぁ




市電を見届けて、こんどこそ街に繰り出します。


デルフト市街に入っても、チャリンコはばんばん走るわ、歩道にトラック乗り上げて走るわで

お前ら自由かw

やっとの思いで、旧市街に入れましたよ~。と、見えてくるのがこちら




観光名所、デルフト旧教会です。

綺麗な景色ですよね~




気になりますか?

…触れませんよ~触れませんよ~




ごめん、無理w

おたく、傾いてませんか????w


そうなんです、デルフト旧教会、傾いてるんですw


むかーしむかし、教会を作ろう!ってなったときに

教会の隣の運河を埋め立てて、鐘楼を立てたんだそうです。

ところが、つくっている途中で地盤が緩かったことが発覚し、だんだん傾いてきて…

やば~となったので、途中からちょっとずつ傾きを修正してそのまま積み上げて

でも、傾きは止まらず、最終的にてっぺんの屋根を作ったときに、垂直になおして安定したから

ま、それでいいや!と丸く収めてしまうのが、オランダ人w

(パンフレットをかなりの悪意で意訳してますwちゃんとした説明が見たい方は、オランダ観光局へ~)




こういことです。徐々に修正w

ただ、傾いた塔、というのは精神衛生上よろしくなく…

実際に、転居しちゃった人も、いたのだとか

(その女性の銅像が建てられているそうなのですが、見に行ったときはわかりませんでした)


そんなことが起こっても、そのまま残してしまうのが、オランダ人らしいですね。自由ですなw




つっこんじゃいましたが、運河の景色はとても綺麗です。




秋なのに花が咲くのはオランダならでは、ですね。




中心市街地、マルクト広場を目指します。

小さい街なので、ほんの5~6分歩けば、もうマルクト広場。

この広場のまわりには、フェルメールの生家、フェルメールの家、フェルメールの結婚後の家、とフェルメールだらけ


旧教会の鐘楼が傾いてしまい

このままじゃ、街全体が傾くぞ、と思ったか否かは不明ですが

『傾いてない』鐘楼をもつ、新教会が建築されたのは、意外にも、旧教会建設中の13世紀とのこと。

その新教会が、こちら




え、でかくないですか?笑

周囲の街並みに比べると、明らかに大きいのです。

高さ108メートルとのことで、あのブリュージュの大鐘楼よりも、20メーターぐらいでかい




写真の撮り方が悪いからか

傾いてるような気が

するような、しないような…笑




かわいらしい街並み、明るく陽気な人々

オランダは、ベルギーと全然違います。




明るく陽気な人々、といえば…

オランダ人って、口笛好きですよね

車掌さんも、警察官も、工事関係の人も

みんな口笛で、なんかのリズムを刻んでいましたよ。




おもちゃのような街並みですね。




新教会と対になって、市役所がどかん

市役所の建築様式は、マーストリヒトのものともよく似ています。


ほか、フェルメール関係のあれこれを見物したりして、デルフト見学おわり

次へ移動。

実は今夜はアムステルダムに泊まるのですが、陽が落ちるまでに

もうひとつ、観光地を巡りたいのです。






移動はまだまだ続くのです~




次回へつづく

★2018ベネルクスの旅 各記事へのリンク★
(序)準備編~ドイツまで
(1)ドイツからベネルクス入国まで
(2)リエージュの吊り掛け電車達と、オランダ国境の街
(3)ベルギーを大移動、屋根のない博物館へ
(4)芸術の駅へ
(5)芸術の街からオランダへ
(6)オランダは自由の国(いろんな意味で)<本記事>
(7)風車の村
(8)フリッツァー事件
(9)アムステルダムで鉄道を見る
(10)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(散策編)
(11)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(鉄道博物館編)
(12)ドイツへ戻る。。。。
(13)コブレンツと、ルクセンブルク(前編:鉄道編)
(14)ルクセンブルク(後編:観光編)
(15)帰国日に、事件発生
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2 コメント

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傾いた教会 (Cedar)
2018-09-25 10:14:29
イタリアでも見ましたよ、地盤の良くないところにあんな石の塊建てちゃうんですから~
オランダにもあるんですね。
返信する
日本じゃ考えられないですね…笑 (からんだ)
2018-09-25 18:24:55
イタリアといえばピサの斜塔もそうですね~、そういえば
イタリアとオランダは、どちらも海洋で栄えた商人の国という点でも共通しますね。
石積み始めたら傾いてきて、徐々に垂直になるように直したというエピソードが、オランダ人らしい大らかさで好きです。
返信する

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