趣味多忙日記

リアルに作るだけが模型じゃない、思うまま気ままに模型製作。
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恵那峡交通軌道線 道祖神モジュールの製作(4)

2018-05-29 22:42:38 | -モジュール『どこかの田舎モジ』
風が気持ちいい季節になりましたね。

今年も、我が家のレイアウト走行風景を…

N-scale my layout(1)



N-scale my layout(2)



代り映えしませんね…w

(ちなみに、1年前の風景→https://blog.goo.ne.jp/morikawa_city/e/64aa39e02844213765537e1c98fe0e23

住んでる家は違いますが。

家の前の田にも水が入り、夜風が気持ちいい季節です。梅雨、来るな。


製作記。そろそろラストかな。


★架線柱



プラ棒で自作。斜めのビームは真鍮丸棒です。


★柿の木(柿です)

モジュールの主役、柿の木です。

こちらは昨年秋に、現物を取材していましたので、イメージがあります。



このイメージをもとに…(ん?これは柿か?蜜柑か?)


素材は100均のビーズ



これを、アクリルガッシュで塗ってやります。




…ん?デカいか?w




木はこちら、針金をよじって小枝?が表現されている、海外製品。

いつかどこかで購入したもの。いつだ?

これに、先ほどのビーズをピンセットでひとつひとつ接着。



ほれ

誰が何と言おうと、柿だぜw

かぼちゃじゃないよ


落ち葉の表現は、これ



これもどこかのメーカーの…10年以上使ってるやつ。天然素材なのかな?

一度ダニがわいて、大変なことになりました…w




柿だってば。


★踏切注意



踏切注意!

これは、当初作る予定はなかったのですが…

風間克美さんの「地方私鉄1960年代の回想」の素晴らしい写真を拝見しまして。

とくに、松本電鉄の踏切写真。これに衝撃をうけましたので、ここに再現したものです。


「切」の字は「功」になっています。

柱はプラ丸棒、ワイヤーは真鍮線です。

後付けですが、このモジュール一番の見どころになりました。


★走行テスト



デカい車両で当たり判定チェックw


★背景画

背景画は、自分で撮ってきた写真を横に2倍に引き延ばして4分割し、

楽天写真館で印刷したもの。

結構なコストがかかります。

先日のしずおかトレインフェスタで、メンバーから聞いた話では

プリントパックやキンコーズを使うといい、とのことでした。




下が前作(大井堰駅)、上が今作(道祖神電停)

使っている写真は全く一緒ですが、左右反転させて、少し霞んだ色合いのフィルターをかけています。




堤防の向こうには背景画の川が蛇行しています。


★今後



製作記としては、だいたい以上になります。

まだまだ書きたいこともありますが、書くことに、飽きてきましたw

表現したいことはだいたいできたと思いますが、柿の表現など、まだまだ課題もあります。


次回、10月?に東京のホビーセンターカトーで

第3回Gフェス、なるイベントがあり、

本作はそこで、“完成姿”を披露する予定であります。


レイアウトに終わりなし。まだまだ楽しむつもりです。
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恵那峡交通軌道線 道祖神モジュールの製作(3)

2018-05-27 00:20:03 | -モジュール『どこかの田舎モジ』
前回の記事で書いた「遠近法」について

決して、建物を小さく作るとか、そういうことではなく

・正面から斜めに入る、視線の動線をつくる

・動線沿いの街並み、道路などを、手前広く、奥狭く

この二点を意識して、構図を決めています。




これは、10年以上前、高校生の頃製作したモジュールですが…




上記の二点ですね、

斜めの動線(黄)と、車線幅(赤)は、このときにはじめてやってみてから、私の中で定番の技法になっています。


近作、名越市モジュール(レイアウト)でも



このように。言われてみれば確かに…って感じだと思いますが、確実に効果はあると思います。

道路幅や道路配置を工夫するだけなので、見る角度を変えたりしても、破たんしにくかったりもします。

参考に、なりますでしょうか。


★樹木の製作

いつもは、針金をよじって、水で溶いた紙粘土を塗って自作ですが、

今回は時間がなかったこともあり、市販品(?)を活用。

購入したのは、こちら↓



amazonで最近よく見る、ハンドメイド品のプライベートブランドです。

この値段…すごくないですか?w

注文すると、1週間ぐらいでAIR CHINAの怪しげな袋がポストに“突っ込まれます”w

本来はHOスケール用のもののようですが、それなりの大木を表現するなら、Nでも使えます。


で、この樹木、見てのとおりどぎつい色なので

到着したら即!オリーブドライブのスプレーで塗ってしまいます。

その上から、黄色を塗れば紅葉、レッドブラウンを塗れば遠景の針葉樹になります。


この辺から時間が無くなってきたので、写真はありません。ご了承ください。製作記なのに…w



ぶっ挿した樹木です。

どぎつい色の葉っぱだけ、トーンを落としてやれば

こんな感じで、それなりに見られるようにはなります。

(ティッシュの岩肌もあわせてみていただきたく)


★稲干し

イチバンの見どころだと思っている、稲干し風景です。

稲は、100均の「刷毛」を使用。これにボンド水をた~っぷり吸わせて、ガッチガチに固めてやるのです。

そして、固まった状態でハサミを入れると、まーまーまとまった状態で、切り取れるんですね。

もちろん固着度合いで、若干飛び散る部分はありますが…




↑切り口がこんな感じになるぐらい、綺麗に切れます。


切り取った刷毛は、片方の切り口を整えます。

整えた側が、上に来ます。稲干しは自然物ではないので、なるべく整然となるように。

で、ポイントは「片方の」切り口を整えること。

もう片方は、あえてギザギザのままの状態としておきます。


稲干しって、稲を乾燥させるためにやるんですよね。

だから、下端は地面から離れた様態にしないといけません。

本格的にやるなら、干し具を組んで、これに上から被せて…となるのでしょうけど、今回は時間もないので、

先ほどのギザギザ状態の、もっとも飛び出た部分に木工用ボンドを塗り、ここを「支柱」代わりにして、地面に固着することにしました。

ギザギザなので、部分的には地面と接しますが、うまくピンセットで調整して、少なくともモジュールの手前側は地面から浮いている状態をつくろうと




こんな具合に表現しています。

なお、干し具は角材でそれっぽく製作しました。


これは想像ですが、それなりの規模になってくると、

干し作業って複数名で協働してるはずなんですよ。

そうすると、「干し具を組み立てる人」がいて、「干す人達」がいて、「刈る人たち」がいるはずなんですね。

作業の順番は、刈る→干し具組み立てる→干す、だとしたときに

「刈る前の田」「刈り取った後の田に干し具が建っている」「干している最中」「干し終わり」の状態が

田園地帯に繰り広げられるはずで、今作ではこの4つの状態を

それぞれの区画で、表現することにチャレンジしてみました。




左上は干し終わり

右上は干している最中

右下は干す前、干し具だけがある状態

です。


ちなみに、写真左端、小高い丘には石碑がありますが、これは完全に、我が家の近所にある風景のパクリです。

木片に「モデリングペースト」を塗って、石っぽくしたうえで

アクリルガッシュの濃い目のグレーで塗りました。

私の住んでいる羽島エリアや対岸の安八エリアって、やたら石碑が多いように思うんですよ。

水害の多い歴史が関係あるんでしょうかね~。


★水路



水路はスチレンボードで下地をつくって、モデリングペーストを指で塗りこみました。

乾いたら、薄めのグレーで着色。

木橋がかかる辺りだけ、コンクリで護岸がしている風にするため

プラストラクトのH鋼とエバーグリーンの丸棒でそれっぽく表現。

季節柄、水路に水はそれほど流れないだろうと、川底には枯草などの表現をしています。


★水路橋



水路を渡る部分の線路は、小さな橋としています。

H鋼で橋の表現を簡単にしました。

線路間の渡り板?は、雑誌で使用例のあった「銘木シール」を使用。




こんなやつです。近所のカーマホームセンターで購入。

これを短冊状に切って、必要なサイズに整えて、木工用ボンドで張り付け。

シールですが、念のためボンド併用です。


橋の上は、軽く線香灰を撒いてます。

人が歩けば、あぜ道の埃は橋の上にも乗るでしょうから。


★あぜ道

あぜ道は、スチレンボードの短冊を芯にして

上面は線香灰やシーナリィサンド、あと昔々模型仲間(あおかんさん)にいただいた、熱帯魚用の砂を適当にまぶして表現。

斜面部分は、着色した科学雑巾を使います。

科学雑巾も近所のカーマで売っていた、電子レンジ掃除用?のやつ。300円ぐらい。

昨年5月につくったものの余りです。ここは、当時の写真がある(自分への備忘という意味でも、ありがたいですねw)




こんな商品でした。これに




水性ホビー塗料をぶちまけて、軽く水でぬらしたら




絞るw

まさに染色作業ですww




ドライヤーで乾かすとこんな風合いになります。これを、必要サイズに切って貼付

一部はこれをさら“刈って”自家製パウダー状にしたもの(↓)を、まぶしたりもしています。




はい、まだつづく…w
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恵那峡交通軌道線 道祖神モジュールの製作(2)

2018-05-24 22:25:34 | -モジュール『どこかの田舎モジ』
展示のとき、全く見えなくなってしまった、農家の囲炉裏



こうしてみると、なかなかいい雰囲気ですなぁ…(自画自賛w


ということで、製作記第2回


★遠近法

前回最後の画像ですが(↓)



実は本作、すべての道路が

「手前は太く、奥が細く」なるように、かつ、細さが違和感なく溶け込むように

意図的に製作しています。

上画像の道路は、手前が30ミリぐらいありますが、一番奥は10ミリぐらいしかなく

実は車1台も置けません(本線と干渉します)

奥行350ミリしかないので、遠近感をもたせるために、意図的にやってます。

その効果は、微妙ですが…、まぁ、自己満足ってやつですね(後に架線柱立てたら、台無しになりましたしw)

★バラスト



どこのメーカーでしょうね、これw

イギリスから輸入したものです。

ごつごつした雰囲気と色合いが気に入って、愛用しています。二袋で300円ぐらい(+送料、なので、ミニカーなどと一緒に輸入)


バラストを先に撒くか、後に撒くか…は人によって差があると思いますが、

私の場合は、草や土に埋もれた線路を表現したいので、いつもバラストを先に撒いています。


★踏切



踏切道は、1mm角のプラを並べて、塗装の上

「線香の灰」で、埃っぽさを表現しています。




線路の外側はパテで隙間を埋めます。

バラストの感じも、上写真で見ていただければ、わかっていただけるかと…


★未舗装道路(砂利道)

本作は時代設定を、東京オリンピック前ぐらい、としていますので

道路は当然、砂利道。もう少し古い時代ですと、泥んこ道になるのでしょうけど。

砂利道は、すべてモーリンさんの「砂浜の砂」(シーナリィサンドの、白)を使いました。




★雑草

道路以外の草地は、いつもある程度「テーマ色」を決めて

目立たせたいところ以外は、すべてこの「テーマ色」で固めてしまいます。

そのうえで、目立たせたいところだけ、しっかり作る。

今作は秋の風景なので、テーマ色として「くすんだ草色」を選択、KATOのターフブレンド(褐色ミックス)をまぶしました。




これでもだいぶ、できてきたような雰囲気になりますが、ここからが大変なんです…

つづく
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恵那峡交通軌道線 道祖神モジュールの製作(1)

2018-05-23 23:00:00 | -モジュール『どこかの田舎モジ』
珍しく、製作記を書いてみます。



【恵那峡交通軌道線 道祖神電停モジュール】

(1)と書きましたが、それ以前の製作(ベースから、農家の塗装まで)は過去記事を漁ってくださいw

(製作開始は1月2日のこの記事からです)


★製作前に、実物観察

模型製作で最も大事なのは、『完成姿をイメージすること』だと思います。

完成姿をイメージさせるような、実景をしっかり観察すること。

そのために4月頭、桜の季節に、桜の写真を撮りつつ…↓




田舎の風景をパチパチと













何気ない風景ですが、たとえば道路のカーブ具合とか、鳥居の色具合とか、参考になる情報はたくさんありますよね。

いずれも、私の郷里の風景でございます。


★製作におすすめ、クラフトボスのミルク味



…んなものはありませんが(^^;

ボンド水を大量に作って、クラフトボスに保管しています。

ボンドをにゅーっと入れて、水と洗剤を入れたら、ペットボトルのままシェイク!でしっかり攪拌されます。

使いたいときにすぐ使えて、長期間保管もできて、見た目もちょっとオシャレ(wなので、非常に便利。おすすめです。

(本物と間違えて、飲まないように!)


★地形製作

地形はティッシュを使いました。石膏だと、重いから。




つくりかた

①ティッシュを張りたいところに、ボンドを塗りたくる



なんか、えろい


②ティッシュをボンド水に浸して、ギブスのように張り付ける

または、ティッシュをそのまま張り付けて、上からボンド水に浸した筆で、コテコテなでる



いわば、手製のプラスタークロスです。

今回は後者の方法で、岩肌を表現しました。




ガシガシ張り付けていきます。


★地形塗装



むかーしNHKでやってた『鉄道模型を作る』みたいな番組で

情景作家の諸星さんが紹介されていた手法です。

紙コップに絵の具をいれて、水でひたひたに薄めたものを、何回も何回も筆で塗り重ねていきます。

私の場合、そこにちょっとボンドを入れています。ティッシュの強度を高めるため。

道路はタミヤのテクスチャーペイントで下塗り。この後、砂利道を表現するために、リアルサンドを撒きます。


つづく
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しずおかトレインフェスタへ!

2018-05-22 23:16:23 | -モジュール『どこかの田舎モジ』
先週末、5/19日・20日と、

しずおかトレインフェスタに、いつもの激団サンポールの一員として出展してきました。



もろこし代表、メンバーの皆様、諸々調整ありがとうございました、お疲れさまでした。


私は今回、秋のGフェス向けに製作した新作を展示。

前回記事で「まだ進んでない…」と書いていましたが、ゴールデンウィーク前後までは何かと忙しく…

先週月曜(14日)あたりから毎日2時間睡眠で、突貫工事の末、何とかカタチにしました。





さて金曜。日中、揉めてる案件で詰められて詰められて…。涙目になりながらの静岡入りです。ちょっと苦い思い出に。




会場から。この風景を見ると、なごみます。


まずは激団モジュールの紹介。




こちらは新加入、イツローさんのモジュール。



ススキと山の木々、そして石垣がとても実感的で、小さいながら見どころ満載でした。

作り方を聞いたので、早速パクろうと思いますw




こちらも新加入、よっちゃんさんの有松駅モジュール。

歩道の模様…全部塗装…すごすぎ!

せっかくなので、8年ぐらい前に製作した名鉄6500を持参して、走らせてもらいました。




よっちゃんさんは電車庫モジュールも持参。見どころ、この蛇口。すごすぎる…

こうして拡大しても破綻ない工作。工作途中で写真を撮って、都度都度確認しながら進めているそうです…




もろこし代表の駅。これ、すごい好きな雰囲気でした。




shochanの桑名モジュール。空き地にうどん屋が建ちました…?w




ボシさんの足はヨーロピアンでしたw


ここからは激団サンポール以外で。といっても、関わりのある方ばかりですが…




会津ヨシ!藩主殿の、会津蒲生駅

背景と模型の連続性を意識されており、こうして写真で見ると、どこまでが模型でどこからが模型か全くわかりませんでした。

背景のつくりかたについて、色々教えていただきました。

また、このモジュールに込められた想いを聞くことができ、嬉しかったです。

私も(勝手に)岐阜の広報大使を名乗って、岐阜の発展に尽くしたい!と日々努力しているところです。


そして、一番楽しみにしていた



こちら、1Fで展示されていたJORCさんの展示ですが…

いつもブログでお世話になっているCedar様がいらしているとのことでしたので、ご挨拶に。

この作品達。これが、見たかったんです!




いずれもOゲージ、インターアーバン電車の模型です。キット加工と自作、とのことですが




カッコイイんです!




動力機構の話から、メトロライナーの話、Oゲージ諸々の話まで…楽しい時間でした。

バックヤードまで入れていただき、本当にありがとうございました。


という、有意義な二日間でした。



さて、秋のGフェスでは、モジュール意外の競作テーマ?も出てきて…

仲間がいるから、頑張れる、ってやつです。

ひきつづき、楽しく製作に励みます。


**********



静岡終わって岐阜まで帰って、翌月曜はそのまま東京出張へ

夜の新橋にて




前職場なんかを眺めつつ…へべれけw

さすがに今日は、休肝日。模型だけじゃなく、仕事のほうも頑張ります。。
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