趣味多忙日記

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長良川の橋二題

2017-03-24 21:35:19 | -モジュール『×××モジ』
お久しぶりでございます。。

確定申告やらなんやらで、忙しく働いておりました。はー

自分の確定申告はともかく、ひとさまの申告もお手伝いしてますから、大変なんです。

モジュールもほとんどいじれておりませぬ。まいったな。

最近行った作業といえば、


↑これ、石屋模型店さんの

GM木造校舎用エッチング窓枠という製品です。




これを用いて




メインの駅舎を改造しております。

もともとはGM純正の、透明プラに印刷された窓枠を使っていて

巣組の塗り替え状態であり、モジュールメインの建物にしてはやや貧相でしたので

とりあえず窓枠からアップグレードしているところです。




です。


以上…ってわけにもいかないので

以下長話。

私たち岐阜市民のにとって、なじみの深い長良川の道路の話をば。

普段仕事やプライベートで、長良川の堤防道路と、長良川に架かる橋をよく利用します。

家が長良川の堤防下なので、当然の選択ですよ。

そんな中で、ちょっと気になった橋が二つあるので、ご紹介。


①長良大橋




いきなり渋滞写真ですんませんw

向こうにある橋が、長良大橋です。




見づらいので

以下Googleストリートビューから




はい。

リベットごつごつのこの橋は、昭和9年架橋とのこと、素晴らしいのはその後大規模な改修等もされず

ほぼ架橋当時そのままの姿で残っていることです。




場所。

通っている道は岐垣(ぎえん)国道という、旧国道21号線。

『にーいち』の名で通っており、千と千尋の神隠しに登場したことで有名?な

岐阜県を東西に結ぶ大動脈の、旧道です。ゆえに、歴史は長い。

(左上にちらっと現道『にーいち』がみえます、こちらは『岐大バイパス』の名でも親しまれている、片側3車線の大動脈です)


この橋は本当にお世話になっており

仕事で対岸の流通センターに行くときや

プライベートの買い物から、旅行に行くとき、実家に帰るときも

数日に1回はこの橋の上やら横の道やらを通るんですが。




・・・やけに、広いと思いませんか?幅が。


橋のすぐ横が交差点なのに、右折レーンも整備されていて

橋の中に歩道もあるんですよね。

これ、私はほんと

最近まで知らなかったんですが(地元では有名な話なんだそうですが)、


なんと、鉄道併用橋なんだそうです。

路面電車の橋ではないです、犬山橋と同じ、“鉄道”を通すための橋だったそうなんです


で、信号機がぶら下がってる、意味深な横梁があるでしょ?

この梁、架線柱なんだそうですよ。まじかよ。


実は、当時の養老鉄道?伊勢鉄道?(その後の近鉄)が

大垣から岐阜へ延伸する際に、この橋の上に線路を通そうと考えていそうで

線路を通すための構造で建設されたそうなんですが、結局線路が通ることはなく。

つまり、未成線の、鉄道併用橋となっている。そういうことなんです。

(ただし、昭和の終わりころまでは、橋の半分は近鉄の用地になっていて、道路は半分だけだったそうです。。)

今でも下から覗くと、橋の半分は鉄道を通せる構造になっているほか

橋の上には、大垣駅から岐阜羽島駅やらこのあたりの地域を結ぶ、名阪近鉄バスの路線が走っています。

よく信号待ちしてて、なんで岐阜県の真ん中を近鉄バス?って不思議だったんですが

そういう歴史的経緯があったんですね。




長良大橋でした。


②伊勢大橋

長良大橋、堤防道路を南にずっと行くと、次の橋があります。


ここは完全に余談なんですが…

以前も書いたことがありますが、堤防道路という名の、岐阜の高速道路

岐阜市民は『堤防に乗る』という言葉をよく使いますね。

見た目はよくある県道…未満の、1.5~2車線の道が続く低規格道路なんですが

トラックから高速バスから乗用車から、みんなこの道をつかいます。

それは、岐阜西部⇔三重を結ぶ最速の道だから。



赤い線が堤防道路、赤い星が信号機(記憶ベースなので多少違うかもしれませんが)


堤防道路のルートはだいたいこんな感じ。上の端にが現在の長良川大橋。

見てのとおり、岐阜県西部を南北に横断する高速道路はなく、国道も西の258号線か東の155号線のみで

どちらも沿線の集落などをくまなく結ぶために、渋滞やら信号待ちやらで結構時間がかかる道なのですが

この堤防道路は、長良川大橋から岐阜羽島IC付近(5km)まで信号ゼロ、

長島ICまで行くにしても、近くの木曽三川まで(30km~40kmぐらい?)で信号3個程度しかないんです。

長良川を渡る橋とはことごとく立体交差してて、交差点というものがほとんどないんですね。

いったん法定速度まで出してしまえば、あとはそのまま流すだけでず~~~~~~~~っと走り続けられる道

しかも、渋滞は例外を除きほとんどなし(信号・交差点がないから当たり前ですかw)という状況。


追い越しもできないから、だいたいペースカー(トラック)のうしろに数台の車が連なって

カモの親子のようにだらだら走っているという

110817_長良川右岸堤防道路


↑雰囲気を感じていただければ(ちなみに我が家も職場も長良大橋も映ってますw)


間違いなく岐阜の(貧相な)大動脈!なんですね。

にしても貧相で、ガードレールもなく

まー事故が多い。私自身、何度か堤防下に落ちたトラックやら、スリップして転がったハイエースやらを目撃してますし

昨年末には高速バスが落ちかかってヘリで救出…なんてこともありましたが


そんな道を南下して、南下して




有名な木曽三川公園。

岐阜県民は社会科見学でみんなここに来ます。

ここも南下して、★の道に入っていくと




こんな感じの、ちょっと日本じゃない風景の道に。

いやほんと、この道はドライブには最高ですよ、両側を大河に挟まれて、海の中を走るような風景。

高いかと思いきや、意外と川面すれすれに走ったり、川より低い場所を走ったりして…

(当然ですが、この辺も10kmぐらい、交差点なし、信号なし…です。もちろん、よそ見すれば即転落なので、脇見運転厳禁ですが!w)


突き当たると、



岐阜から延々走ってきた堤防道路の終点。伊勢大橋にたどり着きます。

悪名高い?長良川河口堰や、有名なナガシマスパーランドの近くですが


この伊勢大橋がまたすごい。

1939年の『下路ランガートラス鋼橋』という橋で、長良川と揖斐川をまたぐアーチ橋が15連、1㎞以上!連なってます。




でまっすぐ伊勢大橋へと向かっていく堤防道路。




最後どうなるかというと




こうなるw

はい、アーチ橋の横っ腹に穴あけて、T字路で突っ込みますw




こうw

橋と橋の間に堤防があって、交差点があるのは見たことがありますが

アーチ橋の横っ腹に穴あけて交差点がある、ってのは、私は見たことがありません。

かなり珍しいのではないでしょうか。


ここも仕事の関係で、桑名方面と往復するときや長島で買い物するときによく使う道なんですが

ここの交差点。左折時に歩行者が全く見えんのですね。

しかも面取りなどもない90度カーブで、対向車線にぐわっと広がって左折せにゃならん、難所。

大型トラックが曲がろうもんなら、悲惨。。


ということで、二つの特徴的な橋を紹介しましたが、

他にも揖斐、長良、木曽の各河川に架かる橋は

歴史ある特徴的な橋が多いですから、

また機会をみて紹介できればな、って思います。

コメント (4)
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