ワタシが「鉄」分の風(?)に吹かれに行く、定点観測点、路面電車を乗り換えようと待っていると、あれっ?もうすぐ列車が通過する?じゃあ、ちょっと見てから路面電車に乗ろっかなっと思った時に・・・ あれっ、これってSLの汽笛じゃない? とケータイを取り出して撮ったのがコレ・・・
SL0302Sofia
SLの後ろにつながるのは新しい食堂車、そして重厚な深緑の列車・・・日本でいうところのお召列車、ってところでしょうか。お召、ってやんごとなき方の、って意味だけど、ブルガリアでいうと第二次大戦の前のブルガリア王室の「ツァル・ボリス三世」の専用機関車と客車、「コロナ・エクスプレス」!! それこそ「お召」!! でも、同じような深緑の客車で共産体制時代の国家元首バイ・トーショ(トドル・ジフコフ)のヴィトシャ・エクスプレスもあるからなァ・・・でもそれなら「お召」じゃない? どっちだろう・・・? まァどちらにしてもなかなかぜいたくな、それこそ「ななつ星」や「瑞風」にも匹敵する豪華な列車です・・・ 通過する列車を見るといっぱいお客さんが乗ってる・・・ ツアー客だろうけど、どこからのお客さんかな?
今日は何の日だったからSLが走ったのかな?とニュースを探してみると、ややっ、あったぞ!! この特別列車のお客さんは・・・何と中国の鉄道関係者!! ニュースによると中国最大の列車製造会社がブルガリアの国鉄に投資する、だから崩壊寸前(?)のブルガリア国鉄は救われた・・・と
ええ~、じゃあ中国の会社がブルガリアで列車を作ってヨーロッパに向けて売る、ってこと? そういえば中国企業ってアフリカなんかでたくさん工場を作って地元の経済に大きく貢献しているそうな。EU圏内だったらここって最貧国だから、ここってことなの? 確かにヨーロッパと中国って経済の絆、堅そうだもんネ。だから、ここで作る列車って、もしかしたらジーメンスのICEとJR東日本の新幹線のまざったような列車になっちゃう? まるでスマホのアプリで顔をとっかえるみたいな(笑)そして、ここで作った列車をアフリカなんかに売るのか?ジーメンスの本場ドイツでも売るのかな? いずれにしても、ブルガリアの資本主義のお手本は資本主義、もとい市場社会主義(??)の国、中国ってこと、なんですかネぇ?? 「鉄」のワタシとしてはブルガリアの鉄道シーンから目を離せません(笑)
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今回ブルガリアで乗った列車は機関車はチェコでよく見かける旧型タイプ、客車はドイツなどのお下がりっぽいので、やはり機関車製造がメインじゃないかな。ブルガリアにしろルーマニアにしても機関車がかなりくたびれていましたから、中国企業はそこに目を付けた可能性もあります。
JR系だとどうしても通勤車両がメインで長距離車両のノウハウがないからヨーロッパ圏では参入難しいと思う。しいて言えばトラムや地下鉄系ならって感じでしょうか。
ほんの一時期だけシーメンスの「ドレミファ機関車」がブルガリアを走っていたことがあったのですが・・・ 昔の車両工場に中国人をたくさん送り込んで作るんでしょうかねぇ? 地下鉄車両はロシア製(サンクトペテルブルグのテロにあった車両とおんなじ物が走ってます)、トラムは広電よろしくヨーロッパの中古、というところです。