今年はこの実りの季節を首都ソフィアで迎えております。「セロ(村)」が遠いのでいただく野菜や果物が少なくなってちょっと悲しい・・・ でも、さすが大(?)都市!大きなパザールには何でも集まってきます。
庶民の町リューリンのパザールもいいけど、やっぱり安くて種類も豊富なジェンスキー・パザールが一番!! 大きな買い物袋を抱えて出かけます。すると・・・ アアッ!! きのこ!! 日本でいうところのマッシュルームは年中あるけど、この10月のまだ少し暖かい時期だけ山に生えるきのこをつんで来てパザールで売っているのです。日本人の私から見るとしいたけ、アミタケ、クリタケの様な物が出回ります。「えっ!? 大丈夫?」と心配されそう・・・ 確かに「その辺のおじいさん」が勝手に山に行って採ってきたきのこなんて保障ないもんネ。だからたまにニュースで「売られていたきのこを食べて中毒」なんていわれていたりして・・・ でも、でも・・・ 試してみたい~!!
というわけで、たくさんのブルガリア人のおばあちゃんたちが買っていた、形がしいたけっぽいのと、日本で言うところの「イグチ」っぽい、裏がスポンジ状で黄色い「マスロフキ」と書かれていたのを買ってみました。みんなが買っているんだから大丈夫だろうという超オーザッパな判断で・・・ (去年は「マナタルキ」、つまりポルチーニ茸が生で手に入りましたが、今年はまだ見てないナ) きのこ屋のおじさんに「写真撮っていい?」と聞くと「いいよ、いいよ。袋の中、見せてあげよう」とポーズをとってくれました(が、不採用・・・笑)。 「こっちのほう(マスロフキ)は上のところを剥いて食べるんだよ。剥いてるのあげようか?」とうしろでおばさんが剥いてるさきからとって計ってくれました。 ハイ、そちらの方をいただきます。あとが楽だから・・・
きのこはおいしくてノンカロリー!! だからまずはカロリーを気にせずに天ぷらにしてみました。おお~、お~い~し~い~~っ!! しゃくしゃくした歯ごたえ+肉厚な身からしみ出る深い味わい・・・
このときパザールでもう一つ面白い物を見つけました。ブルガリア語で「フリャン」。西洋わさびです。これも買って帰ってすりおろし、しょうゆをたらしてホカホカご飯や天ぷらにのせて食べると・・・ ツーン!! あ~、箸が止まんない!!
次の日はランチにきのこうどん! 麺はスパゲッティですがねぎ、白菜と一緒にいただきました。ホントにしみじみおいしい・・・。 たくさんきのこを食べたけどぜんぜん大丈夫だった! ホッ。
でも結局はきのこは和風にして食べてしまいましたが、ブルガリア人の調理方法ってどんなんだろう? きのこ屋のおじさんに「どうやって食べたらいいの?」と聞くと、「どんな食べ方でもおいしいよ。でも一番ウマイのは卵と小麦粉をつけて「パネ(=衣揚げ)だ!!」 ウ~ム、つまりは天ぷら?じゃあ同じなんだね。でも次に料理自慢の友人たちに会ったら尋ねてみます!