おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

タバコ好き、深刻です・・・

2006-04-06 17:54:58 | ブログ

年金を、ほとんどの人が7000円程度しかもらえないここブルガリアで、1個150円以上するのによく売れるものがあります。それがタバコです。

ヨーロッパを旅行すると、特に南欧では喫煙者が多いように感じます。EUになって宣伝の規制や公共の場所での喫煙を規制する動きもあるようなので、公の場での喫煙は少なくなっているのかもしれませんが、それでも中学生くらいのかわいい女の子がぷかぷかタバコを吸いながらたむろしていたのを見ることもありました。

Smokingintrain  喫煙の習慣がさらに輪をかけてすごいのが東欧。ここブルガリアでもこの問題は深刻です。どんなに仕事がなかったり年金が少なかったりしてお金がなくても、タバコだけはやめられないようです。去年の1月から(だったかな?)バス、電車の車内など公共の場所では喫煙をしてはいけない、という罰則付きの法律が制定されていることになってはいるのですが、バスの運転手が率先して(!?)吸っている有様です。禁煙のはずの車内にプワ~ンとタバコの煙がただよってきます。「窓を開けて風に当たると病気になる」と本気で信じているブルガリア人が多いので、新鮮な空気を吸いたくて窓を開けると、「閉めてくれ!」と文句を言われます。先日乗った列車でも、満員の車内にもかかわらず、何人もの人がタバコを吸っています。通路でも何人もの人が、そしてさらに悪いことにコンパートメント内(本当は禁煙のはず)でもタバコを吸いだしてウォッカをあおりだす始末。吸殻は床に捨てるし・・・ それってまわりの人が自分の吐き出した煙を吸って害をこうむってもお構いなし、って事か!! (大激怒!!) わたしは新鮮な空気が吸いたくてずっと列車の窓を開けて酸欠状態の金魚みたいになっていました。

 ここブルガリアでは6月から9月半ばまで学校が夏休みですが、親たちは仕事。あまりやることのない若い人たちがたむろってタバコを吸っているのをよく目にします。どう見ても10歳くらいの男の子、女の子も、人の集まる大きなバス停などで、「わたしってオトナでしょ? 見て、見て!」と言わんばかりにタバコを吸っています。日本じゃ中高生はトイレに隠れてシケモクを吸うのが定番(?)なのに・・・ 以前には物乞いの7~8歳の男の子にタバコをせびられました。(もちろん持っていないのであげないけど。) 友人で看護士のナトカが、「喫煙が原因の病気が多いのよ・・・」とため息をついていました。まさに「死んでもやめられない」とはこのことです。 

人々は、いつでも、どこでもタバコを吸っています。 小さなお店のまえでは、店員たち(時にお客のような店員の友人たちも含めて)が店の外にいすを出して、自販機で一杯約14円のコーヒーを買い、タバコを吸いながら、まわりの店の、同じくヒマそうな店員としゃべっています。お客として店に入ると、彼女らは 「何だ、客か・・・」といったがっかりした態度。売る気もないのでしょうか、客としていやな気分になります。

Smokingmehanagirls  極めつけはウェイトレスたちの喫煙。この写真のように外に出てタバコを吸うならまだしも、(それでもかなり問題ありですが・・・) だいたいどの店でもテーブルのひとつはウェイトレスたちに占領されていて、すべての客に料理を出し終わると、「ア~ア」という感じでドカッと座り込み、例のコーヒー(売り物)を飲みながらタバコに火をつけぺちゃくちゃ・・・ 以前日本で同じ種類の仕事をしていたわたしとしてはこの彼女らの態度はまったく理解できません。「何でクビにしないの?!」(でも、ここじゃこれが普通なのです)

 一本タバコを吸うと一日に必要なビタミンCの約1/3が失われるそうです。ブルガリア人の女の子たち、みんなスタイルが良くて顔がちっちゃくて、元がきれいなだけになんとももったいない!! いくらキレイにお化粧しても、お肌がやつれてきちゃうよ!! あっという間にやつれたフケ顔になっちゃうよ! と、このウェイトレスたちに言いたい!