おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

仕事帰りの一杯?え?一本?

2006-04-16 02:29:47 | ブログ

Pakiyaimenu  寒くて長い冬を乗り切るために・・・というと正当な(?)理由に聞こえますが、ブルガリア人はアルコール大好き!!です。それが証拠にチョッと暖かくなると、どこのカフェでも外にテーブルが並んでみんな昼間っからビールを飲んでいます。以前、ぶどうなどの果実の蒸留酒ラキアについては少し触れました。だいたいどこのレストラン、メハナ(大衆食堂)、カフェでもこのラキアのほかにウォッカ、ラム、コニャックなどの40%前後のお酒があります。外飲みすると、国産のラキアなら50mlで70ストティンキ(約50円)といった値段、輸入物になるととても高くなります。ブルガリア産のものならどのお酒でもとても安いのでみんな気楽に楽しんでいます。

そのせいでしょうか、ブルガリアのアルコール消費量はヨーロッパでトップクラス! そして、ここペルニックはブルガリア国内でナンバー1!! つまり、ここはヨーロッパ一の酒飲み!? ヒョエ~ッ!

メハナなどでよく見かけるのがウォッカとチェーサーで飲んでいるオヤジさんたちです。つまみはなし、またはパルジニ・カルトフィ(フライドポテト)くらいのものを一皿。チェーサーにはトニック、コーラなどの炭酸飲料から、オレンジジュース、はたまたアイリャン(ヨーグルトドリンク)までいろいろです。

「外飲み」では、日本のようにキレイなおネエさんがいるようなお店はほとんどなく、オヤジさんたちはよく一人で飲んでいます。または同世代のオヤジさんたちが何人か集まってああでもない、こうでもない・・・ と、ヨモヤマ話。(見知らぬ近所の客にも声をかけて会話が盛り上がるのがブルガリア、なんだそうです。ブルガリア人に言わせると。「そんなのヨーロッパのどこにもないだろ?日本はどうだ?ないだろう~?!」ってオヤジさんが言ってました・・・) だいたいこういうときの話題は「パリーテ!」つまりお金のことです。仕事がなくて、年金が少なくなっているのに物価は高騰する今日この頃、飲んでしゃべってウサを晴らすというのは日本と同じなのかな・・・

Maryjane  「家飲み」も好きなようで、スーパーでレジに並ぶと男の人が1Lのウォッカとトニック2L、そしてシュペック(日本で言うところのサラミ)をつかんで前に並んでいたりします。ウォッカは物によってはラキヤより安く、750mlで5レバ(350円)くらい。銘柄がおもしろくて、「ソビエスキー」という、なんともソ連っぽい高~いウォッカがあって、これは絶対にロシア産だろうと思っていたらポーランド産と書かれていました。あとケッサク(?)なのが「メリージェーン」!! これを見る度に「メーリ~ジェ~ェーン♪」(byツノダ星ヒロ)と店内で歌ってしまいそうになります。

これらのウォッカ、手のひらサイズの200mlくらいの小瓶が約2レバ(140円)くらいで売られています。道端にはあちこちにこの空瓶がコロンと投げ捨ててあります。日本だと、仕事帰りにビールのレギュラー缶!ですが、これと同じ感覚でウォッカ200mlをグビッ!とひっかけているのでしょうか・・・ そりゃ、アルコール消費量がヨーロッパナンバーワンにもなるよね~!!