JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ハクエイ・キム ライブ アット アルフィー 2009 5 16 

2009-05-17 18:43:21 | サポート中、ライブ
まずはご近所に咲く花ですが、毎年きれいだと思っています。
早く起きたときに、周りに人がいないのをいいことに勝手に写真とってきました。
すみません。


さて昨日は、六本木「アルフィー」でわがキム・ハクエイのライブがあるので行くことにしていました。
8時過ぎからなのでゆっくり出かけました。
安いところでちょっと食事してとピックアップしたお店に向かう途中、MEIJIYAがあって、実は大好きな唐辛子ソースがないかと入りますとありました。



家の近所のスーパーでこのごろ見かけないし、多摩川高島屋のMEIJIYAにもなかったのですが、つい2本買いました。
ハクエイにお土産持ってきたとこれをバッグからだすと目が点になりました。
でもハクエイも好きだそうです。これは大事なのであげないで、別なお土産を渡しました。





近くのお店でこんなものをいただいて、とても安かった、路を渡ると「アルフィー」です。




最近ハクエイもいろんな所に呼ばれて、自分の色をだしたライブが少なくなりました。昨日は安カ川大樹(b)と吉岡大輔(ds)の強力リズムで期待が膨らみます。
7時半にはついてしまって、やはり女性が多いのはいつものことだけど、結構若い子も多い。CDショップはオジサンばかりなのに、不思議です。
暇なので入ってくるお客さんの性別チェックをしていました。



女性が25名の男性12名、これをどうみるか、私男性がずいぶん増えたと思います。なんてことを考えていると8時半近くになってやっと1stです。

1st

1 スパイラル・ダンス
キースのこの曲をハクエイで聴くのは初めてです。ジャレットの70年代の音、安カ川のベースソロになってもう調子が合いだしました。ドラムスの吉岡がとてもきっちりと正確なリズムを刻みます。

2 ニュータウン
ベース、ドラムスが実に上手い、この曲にしても最強ではないでしょうか。静かに静かに始まるベース、変な力がまるでなく続くアルコソロもよくとても抑制を聞かせた演奏です。

3 エルザ
この曲も抑えてリリカルに、ベースがあちょっとアンプ音が強いか、小さい小屋なのでもっと強く弾いて欲しくなりました。
ここのYAMAHA、かなりおとなしい、歌伴にはいいかも知れないけれど、ピアノの音がツブだたない感があります。
抑制をはずして爆発するのがちょっと難しいのかも知れません。

4 ベアトリス
久しぶりに弾いたみたいですがこれいいね~。疾走していたような頃を思い出します。吉岡のドラムスがそれはそれは多彩なリズムです。

5 オープン・ザ・グリーン・ドア
これも抑えた感じです。

6 ドライ・ダンス 
昨日はオリジナルがとても多い。
この曲を最初に聴いたのはいつだっただろうか。
多くのことが変わってしまって、そしてこの4ビートは今のものだ。
それで良い、今私も聴いているのだから。

1st全体として成熟を感じるものの、それは年をとったという言い方もできるわけで、上手いリズムに合わせたという感じも受ける。
バンマスとしては、もう少しリズムをたきつけても良いと思う。

2nd

最初のメンバー紹介のMCで凄く和やかな感じになって(MCも上手くなったじゃない)始まりました。

1 ハニー・サックル・ローズ
おなじみのアレンジから始まり安カ川のベースソロが、吉岡のドラムスソロが火をふいて、オリジナルアルバムより進化した形が聴けました。

2 レディーバード
ピアノの音が粒だたない事を再三感じるけれどしょうがないか。

3 ディープ・リバー
安カ川のオリジナルだそうで日本名“幽谷”だそうで、聴くほうでイメージしてくださいということで、勝手にイメージしました。
とても安心して聴く事が出来るアルコからで、霧の合間から一部が見えるとそこは消え、また別の部分がみえる。幾度か繰り返すとあのあたりに谷が合ったのだと思うイメージでした。

4 ホーリー・ランド
ちょっとアバンギャルド的な始まりが4ビートに変わるあたりこれはやられました。

5 ブルー・ダブ 
メキシコのフォークソング、この曲初めてです。
ヘイデンのコクターンのようにドラムスがブラシで刻む中、ラテンタッチでいながら静かなプレー、ただあのアルバムと違うところは、スティックに持ち替えるて締まるところで気持ちの良い小品でした。

6 マーケット・パート3
ライブではめったに演奏しないという曲。久しぶりに自分の曲いっぱいでよかったね。

アンコール

1ドナドナ
クレズマーの曲としてだんだんと重さを知ってきたようです。
アルバムが出たときに、この演奏はとても個人的な愛を感じるとblogに書いたら、判りましたかといわれた思い出があります。
ここでも吉岡の魅力が全開です。

2 ホーム・ビヨンド・ザ・クラウド
引き続いておなじみのラスト曲。
望んでいるもの、失ったもの跡、安心できる場所、喜びを感じる場所、あの雲を越えたところにあるのです。
現実にこの演奏に出会うと、今私たちは雲を超えている気持ちになるのです。
最後のピアノソロパート、まさにこの日の圧巻でした。
コメント (3)
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