JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

姿一品 European Standaards / Jan Lundgren

2009-05-13 22:16:29 | 聞いてますCDいいと思う



Jan LundgtenがACTレーベルにうっつていくつかのサイドの演奏を聞いて、これは個性的と思うアルバムが続きました。
ラングレンのリーダー作もさぞかしと思っていたら、意外とおとなしいアルバムが出ました。
ベースをMattias Svenssonというとても安定してトリオの演奏です。

1曲目、意外とフェイクを聞かせた曲で始まり、若々しさを感じます。
2曲目、ルグランの“風のささやき”ですが、アドリブパートへ移ってからのラングレンのメロディ原曲を上回る美しさを表します。
3曲目はビートルズの今日をかわいらしく、テーマ後の4ビートのピアノとベースこのような演奏をいつも織り込んで欲しいと思います。
4曲目のハンガリーの曲が美しい。Zoltan Csorszのブラシがまるで雨音のように聞こえて静かな一日です。
5曲目はスイスのトラデショナル、ピアノとベースのソロ、まるで絵に書いたような美しい展開です。
6曲目は雰囲気を変えてスパニシュな曲でそれも形ができています。
7曲目“男と女のテーマ”これはエレピで演奏、エレピの浮遊感を生かした演奏で、ここらへんがセンスの現れです。
8曲目のイタリアの曲その後のベースソロ合わせていい、ここまで聴いてきてラングレンレーベルを変わっても特にきばった変化はありません。
内省的なピアノトリオかと思いましたが、ラングレンのかってトリオをなぞるものでした。
9曲目エレピのイタリアの曲、とてもやさしい気持ちになります。
ラングレンの演奏をどこから聴くかというとスェーデンのレーベルが一番よいような気がします。
今度のアルバム、今までと大きく変わったわけではありませんが、落ち着いた音と安定したフレーズにラングレンの個性がしっかりと現れています。
ACTこれからラングレンの新しい面を出していくのでないでしょうか。

European Standaards / Jan Lundgren

JAN LUNDGREN(p,el-p)
MATTIAS SVENSSON(b)
ZOLTAN CZORSZ JR.(ds,per)

1. Computer Liebe
2. Les Moulins De Mon Coeur
3. Here, There And Everywhere
4. A Csitari Hegyek Alatt
5. Stets I Truure
6. Yo Vivo Enamorao
7. Un Homme Et Une Femme
8. Reginella
9. Il Postino
10. September Song
11. Rosemary's Baby
12. Wien, Du Stadt Meiner Träume
13. Pavane - Thoughts Of A Septuagenarian


コメント (9)
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