JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

上原ひろみ ASIA TOUR 2006 at 東京国際フォーラム

2006-12-12 12:39:13 | サポート中、ライブ
これまでラィブといえばハクエイ・キムのことばかりでしたが、今日(12月11日)は上原ひろみのコンサートです。その独自のスタイルを確立し、日本の最も有名なピアニストになりつつ有る人です、などと説明は不用。その元気にふれることと、ベースのトニー・グレイの流れるような演奏を生で聴けるのが楽しみです。
開演は7:00、会社を6時前にでて、ちょっと一口いただいて会場に入りました。



このチケットは奥さんの友達にとっていただいたもので、私の方は来年のキースをとってあげました。前から5列目、センターでベストポジションです。
おなじみの黒の服で登場した上原の赤いランニングシューズが何ともかわいらしい。
スパイラルで始まって前半6曲、後半アンコールをいれて5曲だったか定かでは有りません。曲名もMCのないものがほとんどでわかりません。
こんな事言って失礼ですが、JAZZピアノは腰で演奏するんだとおもいました。ピアノの前で腰をクイッとひねって演奏する様は、キース以上、足を上げてリズムをとったり、ピアノの前で踊っていました。
2曲目のグルービーな曲で、トニー・グレイの聴きたかった良いベースソロです。
実は上原の生ピアノの方は、ムーグの演奏に影響されてフレーズがあれるのではないかと心配していましたが、危惧でした。ムーグから生に戻った後のフレーズがジャージーでとても魅力的です。大いに正統なjazzを感じました。
観衆も大乗だったし、彼女のピアノを弾いていないときのかわいらしい仕草にも魅了されました。
今の彼女の演奏スタイルが大好きな方には、私の感じ方として流してしていただきたいのですが、私がちょっと感じた事を書いてみます。
彼女の生ピアノでのフレーズは、ジャージであり、ブルースフィーリィングにとんでいて、ピーターソンライクなストレートな部分を多く感じます。この演奏に対して、ベースはあくまで6弦エレベですが、エレベの出すタッチとフレーズでは充分対応出来ないのではと感じました。エレベもドラムもフッとスムース系ではないかと思う所があり、全てが流れるようで軽やかです。もうすこし重い所とか、刺激的なリズムとかが、彼女の方に襲いかかっても良いのではと思います。アコとエレベの使い分け出来ないでしょうか。途中グリーン・ティー・ファームが生ピアノでソロ演奏ですが、アコベとドラムが入ってもすばらしいものになるだろうと想像しました。
それはそれ、私の妄想です。あの小さな体から発するすばらしいエネルギーをいただいた今年最後のコンサートになりました。
上原の新しいアルバムもでるようで、初めてみましたのでここでご紹介。
来年の活躍も楽しみです。応援します。

コメント (2)
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