JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

差し引きプラスです CARAVAN / TRIO ACOVSTIC

2006-12-18 21:06:18 | 聞いてますCDいいと思う
ポーランドに次いで今日はハンガリーです。Pannon JazzからでているTRIO ACOVSTICのアルバムは1枚しか持っていないので、良く解らないけれど、その1枚を聴いてみました。1996年の古い録音です。
残念なところが2点と良いところもあるアルバムでした。
残念なところから行くと、ライブの録音なので、バランスが少し悪く、低い音がうまくひろえてないのではと思います。ベースのラインとかキャラバンのバスドラなどもっと低く鳴って欲しいと思いました。もう一つも録音に関係するのか、ベースの音がいまいちです。一部の音は良く聴こえるのですが、そのためピッチが悪いように聴こえます。実際高い音の方は悪い気もします。
そして良かった点は、ピアノとドラムが気が付くと、はっとするような良いプレーをしていることです。時々良いねと拍手をしています。私、ライブで良いときは素直に拍手します。タイミングあったときに、ミュージシャンが嬉しそうな顔をしてくれるとホッとします。
そしてこれが一番なのですが、テナーのTONY LAKATOSが大変良いプレーです。録音もテナーにはマイクがあっていて良い音です。最近日本にもきていて、ハードなプレーを聴かせている様です。ラカトシュを他には聴いたことがないと思うのですが、ここでは太い音で男っぽいフレーズを吹いています。ロリンズを少し感じますが、それよりも古い、ベン・ウエブスターなどが感じられます。2曲目の“JAST ONE OF THOSE THINGS"の男っぽいプレーとそれに絡むピアノ、ドラム駆け引きは白熱しています。その場にいたら良いライブと思ったでしょう。3曲目はラカトシュのオリジナルバラッド“Somewhere Between Nine and Ten”はしっとり良いフレーズです。7曲目の“Gloomy Sunday”(暗い日曜日)知っている分、いい感じの演奏です。
最近のラカトシュは、激しくブローするように読んだ気がしますが、この10年前のアルバムの、男らしくて、しっかりバップで優しさも感じるプレー良いと思いました。
音の悪さとベースを引いても、ライブの雰囲気と凄さが伝わるアルバムでした。

 CARAVAN TRIO ACOVSTIC FEATVRING TONY LAKATOS

Zoltan OLAH Korg piano
Peter OLAH bass
Gyorgy JESZENSZKY drums
Tony LAKATOS tenonr saxohone

1 I Didn't Know What Time It Was
2 Just One of Those Things
3 Aimwqhwere Between Nine and Ten
4 Caravan
5 Silver Grey Tempe
6 Annamarie
7 Gloomy Sunday
8 Things Ain't What They Used Be
コメント
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