akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

ART再発見!『見ること』を探る

2007-11-17 | 活弁
今日は、福島県須賀川市にあるCCGA現代グラフィックアートセンターでの講演。
CCGA現代グラフィックアートセンターは、DNP大日本印刷が社会貢献を目的として運営する施設。現代グラフィックアートの収集、保存、展示の他、地域に根差した文化情報の発信拠点として、音楽会や映画上映、ギャラリートーク、講演会などを行ってきました。
「ART再発見!『見ること』を探る」と銘打った今回の講演会は「CCGAゼミナール」と福島大学主催の講演会事業「わくわくJr.カレッジ」の共同企画。
映画を「観る」事を声によって手助けする弁士という仕事。その経験と視点から、モノを「見る」、あるいは芸術作品を「観る」という行為について探ってみましょう、というのが今日のお題。さらに、聴講者は一般の方の他、福島大学教育学部の美術専攻の学生さんたちも多いので、無声映画時代の映画作品と美術分野との関わりも交えつつ…という希望。大変であります。
活弁公演はだいぶ経験しましたが、こうした講演はまだ不慣れで、多々反省。
たくさんの方が楽しそうに参加して下さり、お客さんにとっても何かしらの収穫はあったと思うのですが、多分一番収穫が多かったのは私ではないかと思います。
企画運営して下さったDNPの木戸さん神山さん、そして福島大学の渡邊晃一先生に感謝申し上げます。
食い入るように聴いて下さっていた初老の女性が帰り際、「ありがとうございました。今いろんな事でとても悩んでいたんですが、今日は答えを見出だせた気がします」と声をかけて下さいました。拙いトークではありましたが、それも「聴く」人の素地と感性で受容は様々です。「みる」ことと一緒であります。
感受性と表現力をともに磨いていきたいものです。
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