akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

『特集上映・佐藤真回顧』

2008-09-05 | 映画・芸術・エンターテインメント
『阿賀に生きる』など優れたドキュメンタリー映画を世に送り出し、昨年9月4日に亡くなった佐藤真監督。1周忌にあたって企画された回顧上映が明日から始まります。彼をプロデューサーとしてサポートしてきたシグロの山上徹二郎氏は、作品を見る彼の眼を信用しいつも彼の意見を求めていたといいます。先週『絵の中の僕の村』副音声収録後に東陽一監督や山上さんと飲みながら土本典昭さんや小川紳介さんらドキュメンタリー監督たちの話で盛り上がったのですが、東監督が「でも、やっぱり一番亡くなられて惜しいのは佐藤真だね」とぽつり。佐藤監督を大事にしていた山上さんも同じ思いでした。
スクリーンでまとめて見るチャンスは、これからも多くはないだろうとのこと。時間があったら足をお運び頂きたいと思います。

◆ユーロスペース(渋谷)にて、連日21:00より
http://www.eurospace.co.jp/detail.html?no=163
 *9月 6日(土)『無辜なる海』
 *9月 7日(日)『阿賀に生きる』
 *9月 8日(月)『まひるのほし』
 *9月 9日(火)『SELF AND OTHERS』
 *9月10日(水)『花子』+佐藤真監督追悼番組(山本草介トークあり)
 *9月11日(木)『阿賀の記憶』(矢田部吉彦トークあり)
 *9月12日(金)特別上映『アラン』1934ロバート・フラハティ監督

◆アテネ・フランセ文化センター(御茶ノ水)にて
http://www.athenee.net/culturalcenter/program/satomakoto/satomakoto.html
 *9月16日(火)
  18:30~『阿賀の記憶』    
 *9月17日(水)
  18:30~『写真で読む東京』
      講演「写真で読む佐藤真」飯沢耕太郎(写真評論家)
 *9月18日(木)
  18:30~『狐火伝説の町・津川』、『新潟県の歴史』
      『市場最大の作戦』、『星の文人野尻抱影』
 *9月19日(金)
  18:00~『SELF AND OTHERS』
  19:00~20:30シンポジウム:
      出席:たむらまさき(撮影)、菊池信之(録音)、秦岳志(編集)
      司会:鈴木一誌(映画批評家/グラフィックデザイナー)
 *9月20日(土)
  13:30~特別上映『送還日記』キム・ドンウォン監督作品
  16:30~『水俣病 ビデオQ&A』
      『中東レポート アラブの人々から見た自衛隊イラク派兵』
      講演「同時代作家としての佐藤真」キム・ドンウォン(映画監督)
 *9月24日(水)
  18:00~『虹のかけ橋―台所と農業をつなぐ地域自立への長い挑戦』
      『日本NGOとバナナ村の10年』
      講演「ドキュメンタリー映画史の中の佐藤真」
      藤原敏史(映画監督)
 *9月25日(木)
  18:30~『阿賀に生きる』
      講演「『映画を純化する映画』について語る
      ―『Self and Others』をめぐって―」東陽一(映画監督)   
 *9月26日(金)
  17:00~『エドワード・サイード Out of Place』
      『Out of Place(番外編)』     
 *9月27日(土)
  14:00~『我家の出産日記』(予定)、『保育園の日曜日』
      『女神さまからの手紙』
  16:00~『エドワード・サイードOUT OF PLACE』
      講演「論理性は映画と如何にかかわってくるのか
     (佐藤真『OUT OF PLACE』をみて)」羽仁進(映画監督)
 *9月29日(月)
  18:30~『表現という快楽』
      特別講演「佐藤真とドキュメンタリー映画の現代」
      ドミニク・パイーニ(映画批評家)
 *9月30日(火)
  18:30~『阿賀の記憶』
      講演「佐藤真論―記憶と記録をめぐって」諏訪敦彦(映画監督)

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