akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

『クリームヒルトの復讐』

2006-07-13 | 活弁
フリッツ・ラングの「ニーベルンゲンの歌 二部作」後編の『クリームヒルトの復讐』を語らせていただきました。

ジークフリートを身内に殺された妻のクリームヒルトが、愛してもいないフン族のアッティラ王の妻となり、フン族の血の気の多さを利用し、アッティラとの我が子までを復讐の道具にして自分の一族を皆殺しにするという…、もの凄い復讐劇なのですが、現在の映画のように血なまぐさいシーンはほとんどなく、宮殿ごと焼き尽くすシーンまで 全てどことなくロマンティック。叙情的な映像に救われています。セットや構成もさすがラング。もっと重苦しくなるかと思いきや、陽気なフン族のキャラクターもあって、メリハリがあり、やっていてもかなり楽しめました。

容赦のない復讐劇なので、観終わった後皆さんが重い感覚になっているかな…と気にしたのですが、「いや、すっきりしましたよね~」というすろ~しねま企画者のハッタさんの言葉に、けっこう皆さん頷いてくれていて、なんだかほっとしました。
とても暑い中、語るほうも、観るほうも汗だく。お疲れさまでした。

南青山gabowlも7月いっぱいで移転とのことで、この場所でのラストライブとなりました。
本当にありがとうございました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする