しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

あこがれの職業、キャッチャーボートの船乗り

2019年06月23日 | 城見小・他校
小学校で完全給食が始まった。
おかずは毎日、クジラ肉だった。

金浦から魚売りが自転車で来ていた。
母が買うのは、安い鯨肉だった。

で、季節にもよるが、朝も鯨、昼も鯨、夜も鯨という日々が続くのも珍しくなかった。

少年雑誌(漫画王とか少年など)の巻頭に捕鯨の写真記事が掲載されいた。
南洋で獲る鯨は日水や大洋漁業の大手の船団であるが、写真では大きな母船でなく小さなキャッチャーボートが大きく載っていた。
鯨を槍で射撃する人が、少年たちのあこがれの職業になっていた。

-------

蒸気機関車は大きく、力強く、絵画では一番人気だったが
何故か、少年たちのあこがれの職業ではなかった。

たぶん、顔から汗が噴き出る釜焚きの人の姿が目に焼きついてたからであろう。

-------

今日(2019.6.23)の新聞に和歌山県大地町が出ていて、捕鯨の全盛期には「2年捕鯨船に乗ると家が建っていた」とある。わかるような気がした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする