たばこの気持ち

急拵えだったけど、うまかった。

大仏次郎さんの『天皇の世紀11』を読み終えた。「貧しい公卿の間では代々、苦しい生活の口減らしの手段として子供を寺に入れる方法が普通に用いられた」という。

岩倉具視さんは、お寺さんにこそ入らなかったが、「門閥の公卿と異なり、貧乏な家に生まれ養子に行った人物なので、困苦や不足に対し、強靭な抵抗力があった。----貧乏が彼の親であった」そうで、3年間に及ぶ蟄居生活が詳しく記述されていた。

というわけで、きょうから12巻（大政奉還）を読み始めよう。いつまでかかるか不安だったが、どうやら先が見えてきた。